津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■「堀内傳右衛門覺書」‐(19)

2024-11-18 13:23:08 | 堀内傳右衛門覺書

(78)          豊後
堀部彌兵衛被申候は、高田鍛冶居申候處は、熊本より道の程、何程有之候やと尋被申候、三十二三里の道法と申候へは、拙者も高田行長
                      細川藩士
 重之作致所持居申候、誠に御下被成候はゞ、同名甚之丞へ御咄可被下候、拙者事兄弟九人有之候、其内酒給者両人御座候、是は仕合の
 儀、其外私も初め酒給不申、不仕合と存候、甚之丞は、随分酒を給候へと、御咄可被下候へと被申候に付、甚之丞殿は參候樣に覺申候、
                                                             細川藩士
 只今被仰聞通候はゞ、御喜可有之候、江村宗周老御縁の譯、私はしかと存不申候、甚之丞殿の聟にて御座候、堀部十蔵事はいかゝ務候哉
 と被申候故、旦那心にかなひ、懇意被召仕候、御心易思召候へと申候へは、又被申候は、十蔵は、存知居申候哉、彼者幼少の時分、私養
 子に可仕なとゝ、甚之丞方へ申遣候、前々より書通の文體なとも、慇懃に紙面も相見え候へは、手全に御奉公も相勤可申と存候由被申
 候、其後十蔵に達候て、右之趣を咄申候事
(79)         
一彌兵衛忰安兵衛従弟佐藤條右衛門と申浪人御座候、先年長崎奉行諏訪何某樣にも、浪人分にて被召連候、長崎にてくわもつ盗取候足輕之
 類三人迄、條右衛門一人にてからめ捕申候、今度内蔵之助免し不申候へは門内へは入不申候得共、私老體とて介抱仕候、中々男らしき
          見掛はイニ
 者にて御座候、乍併不男にて御座候、然れども主取候はゞ、主人の御心に叶候樣、奉公可仕者に御座候、此者事心懸りにて、不便に存候
 と被申候故、御心安思召候へ、左樣之御心底にては、男ふりは入不申候、武冥利に可被叶候、追て御知人に成可申と申候へは、殊の外被
 歡候、其後堀部十蔵、成田伊右衛門小屋に、右條右衛門被參候て、知人に成申候、則伊右衛門同道にて、同苗平八にも知人に成候様に仕
 候事
(80)
一或時上之間には、八木市太夫毛抜はさみ澤山に包持被出候、鏡ちさきをも紙に包、是は我等持出候、内蔵之助被申候は、只今も市太夫殿
 如此御持參被成候とて、我等鏡と同前に頂戴被仕、段々被爲附御心忝仕合迚、其儘差置、堀部彌兵衛は脇之方に寄臥居被申候が、其刻目
 覺被申候、内蔵之助被申候は、彌兵衛目覺候哉、是にと被申候へは、其儘はい寄り被申候時、唯今是は市太夫殿御持參、是は傳右衛門殿
 御持參にて候、頂戴被仕候へと指出被申候、彌兵衛も頂戴被仕、辱かり被申候、去人被申候は、毛を抜被申候時、又ははさみにて爪なと
 取被申候節は罷出候て居候樣にと被申候に付、我等申候は、傍輩心安きだに、先止咄申候事、禮義にて候と申候へは、然らは見え隠に居
 被申候而、身申候樣にと被申候、惣體我等は、心底に存候事は、諸人氣随者と申候段、前々より承居申候へとも、御奉公等之儀は、尚以
 心底に存候事は、少も扣不申候、天道次第と平生覺悟いたし居候事
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■今朝・・・

2024-11-18 08:26:50 | ご挨拶

 6時半前起床、コーヒーを沸かしPCを開いてメールなどをチェック、今日は朝からシャワー、そして洗濯にかかる。
ここまで約1時間半、さて朝食をとらねばならないが何にしよう・・・・
昨晩の残り御飯があったし、味噌汁が残っているからこれで済ますことにした。ご飯は茶碗の半分ほどもない。
面倒くさいので味噌汁にご飯をほおり込んでの「猫マンマ」状態で、5分もかからず朝食終了。
シンクの中の鍋や炊飯器の釜、食器類を洗ってここまで2時間。
食事をとるのが面倒くさくて、時にはバナナ1本なんて時があったりして、又体重が減り新記録を更新した。
今月28日には胃カメラや大腸内視鏡検査を受ける予定だが、何もないことを願っている。

 ようやく妻の退院が20日と決まりいささかほっとしている。炊事洗濯、買い物など諸々、「奥様、はいどうぞ」とはいかなくて、しばらくは今までとあまり変わらない日常だと思うが、介助という仕事が増えるから忙しさは一段と増えそうである。
コーヒーを入れなおして一休みしてベランダから外を眺めると、ようやく木々が黄色くなって冬ならぬ「遅い秋」の風情が感じられる。
そろそろ朝散歩をはじめようと思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする