死ぬのによい日だ―’09年版ベスト・エッセイ集
穏やかならざる表題は、『’09ベストエッセイ集』のものである。どうやら料理研究家の丸元淑生氏のご子息がお父上のことを書かれたエッセイらしい。「増穂の小貝」を発表された近藤健氏は、「ご先祖を辿れば熊本人、東京在住道産子サラリーマンエッセイスト」である。
我がサイトでご紹介している『Coffee Break Essay』の主宰者である。 過去には
05年ベストエッセイ集・・「警視総監賞」
06年ベストエッセイ集・・「昆布干しの夏」
08年ベストエッセイ集・・「介錯人の末裔」 のエッセイが掲載された。
今年も「増穂の小貝」が掲載されることを、随分以前にご連絡を戴いたのだが、発刊まではコメントを差し控えようと思い今日に至った。昨日「日本エッセイストクラブ」のHPに正式に発表がなされた。5年間で4回の掲載というのは、プロのエッセイストでもなかなか為せることではない。親しくご厚誼戴いている者として我が事のような喜びである。短編映画のスクリーンを見るような情緒に満ちた時空に、登場人物に好きな俳優を配して想像を膨らませている。
定価 :1890円(税込)
発行:文藝春秋社
ぺージ数 :256ページ
判型 :四六判上製カバー装
初版発行日 :2009年08月30日