北海道を列車やクルマで旅したことある人なら、海岸やその近くで意味不明なコンクリートの塊があることに気付いたことがあるかもしれない。あれはトーチカである。戦時に、防衛用に造られたものである。以来70年、放置されているが多くがその姿を留めている。
元十勝新聞社写真部(ってどれくらい人が居るのか分からないけど)部長の山下氏が撮り貯めた画像は、直接戦争の悲惨さを訴えるものではないけど昔たしかにそこは戦場の一部だったことを伝える。ある物は草に埋もれ、ある物は崖上から転げ落ち、それでもなお異形を留める。ごく稀に、漁具の保管やメンテなどにその一部が使われることがあり、そこだけ「今の生」がある。
写真だと割と長時間眺めていられるが、現地に行ったら5分で飽きてしまうかもしれない。真剣味が足りないかな。
2013年9月19日 PENTAXフォーラムギャラリーにて
元十勝新聞社写真部(ってどれくらい人が居るのか分からないけど)部長の山下氏が撮り貯めた画像は、直接戦争の悲惨さを訴えるものではないけど昔たしかにそこは戦場の一部だったことを伝える。ある物は草に埋もれ、ある物は崖上から転げ落ち、それでもなお異形を留める。ごく稀に、漁具の保管やメンテなどにその一部が使われることがあり、そこだけ「今の生」がある。
写真だと割と長時間眺めていられるが、現地に行ったら5分で飽きてしまうかもしれない。真剣味が足りないかな。
2013年9月19日 PENTAXフォーラムギャラリーにて