今日はお昼時に三島へ出張。打合せあっさり終わり戻ってきてちょっと寄り道。ここのところ写真展とご無沙汰になってしまい、わけてもここ品川のギャラリーは駅から長々歩く感じが好きになれずつい足が遠のいてしまう。改札口からの距離なら新宿ニコンサロンの方が遠いと思うんだけど。
ネパールの写真家数名が、各自10枚程度を出展。ネパールの風土や人を佳く写した作品もあれば、敢えて土俗性から離れることを試みたと思われる作品もあった。が、やはりこういう場では「ネパールらしさ」が映り込んだ作品の方が支持されるのではないか。
残念だったこと2点。1つは、会場の一方の壁が何にも使われていなかったこと。点数の多い写真展では両方使うのだ。より多くの写真家を紹介するとか、ネパールという国を紹介するパネルなりポスターなり掛けておけば殺風景にもならず良かったのではないか。もう1点は、主催者あいさつには見られたものの先のネパール地震に関するものが一切なかったこと。作品公募は地震発生以前であるが、いま開催するのであればそれこそ反対側の壁に報道写真を掲示するとか、会場出口に義捐金募金箱を置くとかすれば良かったのではないか。1国だけ特別扱いしてはならないというきまりがあったとしても、この際は無視して良いのでは。主催者側の姿勢に疑問を感じた。ほか3ヶ所の会場も同様だとすれば寂しい限り、日本は冷たい国である。
ところでギャラリーに入る前、隣接のショウルームでコンパクトデジカメを物色した。旅する際のデジ物が増えつつあり、装備のシンプル化のためマイクロUSBケーブルで充電できるコンパクトカメラへの買い替えを思い立ったのだが、IXYもPowerShotもUSB充電には対応していなかった。つくづくキヤノンには縁がない。
2015年6月2日 品川・キヤノンオープンギャラリーにて
追記
本会場で紹介されていた写真家
Chemi Dorje Lama
Sailendra Kharel
Shikhar Bhattarai
Mani Lama