旅の失敗に懲りないのが著者なら、その著作に懲りないのが自分である。
本作は、会社勤めをしながら年に1度の長期休暇で旅行していた著者が、ついにOL生活にふんぎりをつける契機となった旅の記録、行き先は「ジプシー」の故郷?ルーマニア。
今回は初っ端から襲われたり約束をたがえてボラれたりと過去最大の波乱万丈っぷり。ハラハラドキドキしながらワクワクできるかどうかで、読者の旅や著者に対するスタンスが決まります。
今回読んでてスッキリしたのは、著者が「何かを観に行くより人に会いに旅をする」といった趣旨を書いていたこと。この自分との決定的な違い。そういうスタイルを否定する気は毛頭ないが、だからこの人の行動を呆れて見てしまうんだな。会社を辞めてしまうことも含め、ゆきあたりばったりに人との関わりを求め行動するバイタリティには、年齢差を考慮しても感心する。こういう人ならネタには事欠かないだろうし、辞めてもトラベルライターで喰って行けるのかもしれないね。
2015年6月11日 通勤電車にて読了
本作は、会社勤めをしながら年に1度の長期休暇で旅行していた著者が、ついにOL生活にふんぎりをつける契機となった旅の記録、行き先は「ジプシー」の故郷?ルーマニア。
今回は初っ端から襲われたり約束をたがえてボラれたりと過去最大の波乱万丈っぷり。ハラハラドキドキしながらワクワクできるかどうかで、読者の旅や著者に対するスタンスが決まります。
今回読んでてスッキリしたのは、著者が「何かを観に行くより人に会いに旅をする」といった趣旨を書いていたこと。この自分との決定的な違い。そういうスタイルを否定する気は毛頭ないが、だからこの人の行動を呆れて見てしまうんだな。会社を辞めてしまうことも含め、ゆきあたりばったりに人との関わりを求め行動するバイタリティには、年齢差を考慮しても感心する。こういう人ならネタには事欠かないだろうし、辞めてもトラベルライターで喰って行けるのかもしれないね。
2015年6月11日 通勤電車にて読了