日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

【映画】Winny

2023-12-18 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 Winny事件を覚えているだろうか。違法ダウンロード蔓延の根源とされたソフトウェアの開発者が逮捕され、後に最高裁で無罪となった事件である。「ナイフで人が殺されれば、ナイフの製作者は罪に問われるのか」と言う作者擁護論に対し、「Winnyは使う事で必然的に著作権法違反となる」と言う、同一レベルの議論を否定する論もあったりして、ちょっと難しい。

 徹底的に技術者であり、それ以外のこと(開発されたソフトウェアがどう使われるか、どういう影響を与えるか)には興味のない主人公・金子勇(東出昌大)。世間に疎く、他人との意思疎通も時には怪しく、ちょっと発達障害ではないかと思ってしまうようなふるまいは、本人に悪意が無くても他からそうは受け取られず、無邪気な発言は警察・検察の恰好の餌食になる。壇俊光(三浦貴大)を始めとする弁護団は、金子の無邪気さに手を焼きながらも奮闘し、検察側と激しい攻防戦を繰り広げる。緊張感ただよう法廷シーンは見もの。

 けっきょく「技術は誰のため、何のため」なのか。Winnyが有罪であるなら、防衛と称する軍事兵器を開発・製作する企業陣は無罪でいられるのか。全ては国家の思惑次第、有罪無罪は胸先三寸なのではないか。事件そのものにも関心があったし、本作にも興味がありながら見逃してしまったのを、今さらではあるが機内で観られて良かった。ただし、観終わっても「やったザマーミロ」と胸をすく気持ちにはなれず、何ともやるせなかった。ちなみに金子勇氏は、無罪確定から1年半ほどで、42歳の若さで急性心筋梗塞のため亡くなってしまった。

 2023年11月6日 JL43便(東京→ロンドン)機中にて

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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(まとめ)

2023-12-15 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 今回の旅行のまとめと反省をしてみる。前半を含んでいる部分もある。

【旅程】
 日数:前半14日 後半19日 計33日
 訪問先数慰霊場所数:8ヵ国14ヶ所(日本含む)

【ルート】
・母の慰霊場所(都市)を第一に、ルート(マイル稼ぎ)および使用機材を第二で決定したプロセスは正しかった
・後半戦、米国内とくに西海岸のルーティングはもう少し仔細に検討すべきだった
・シアトルもしくはサンフランシスコからポートランド(オレゴン)、マイアミからバハマへのサイドトリップを入れれば良かった
・都市によっては、滞在をもう1泊増やせば良かった
・総獲得マイルは9万マイル強を含め、ビジネスクラスに搭乗して良かった

【持ち物(後半戦)】
 以下の物は何れも重宝した
・折り畳みケトル
・折り畳みカップ
・ドリップコーヒー
・カップスープ(3種)
・中だけ即席麺(2種)
・プラスチックスプーン
・割り箸
・ウエットティッシュ
・湿布薬
・クリップオングラス
・スリッパ

 以下の物は使用しなかった
・折り畳みナイフ
・各種薬品

 以下の物を持って行けばよかった
・ロールオン制汗剤

 画像は、今回の世界一周航空券の全16区間をプロットしたもの。従って、別途購入したパリやバンクーバー、日本一時帰国分は含まれていない。ブログで2週間にわたる後半戦の旅日記、お付き合い頂いた方々にはありがとうございました。(おわり)

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2023年11月23日 【旅行】世界一周フライト16:ホノルル(HNL)→名古屋(NGO) JL793便

2023-12-15 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

【第16区間】
便名:JL793
機材(機番):JA873J
発:ホノルル
着:中部
所要時間:8時間40分

ラウンジ:JAL サクララウンジ
ヘッドホン:SONY MDR-5760(ノイズキャンセリングつき)

 早々とチェックインし、空港内の売店で追加の土産物を買ってラウンジへ。窓の外の緑が目に優しいのは嬉しいが、内装は機能的と言えば良いがハワイらしさは見られず、細長いレイアウトもあって高級感に欠ける。フードメニューは貧弱、日本人みんな大好きカレーは羽田成田のとは異なるマウイオニオンチキンカレーなのは良い。辛さのない、超マイルドな仕上がりだった。あとローカルな生ビールが飲めるのも良かった。もう少し内装やシートにハワイらしさを出して欲しいものだ。

 お馴染みスカイスイートに特筆すべき点はなく…強いて言えば収納スペースが欲しいことか。そしてヘッドホンはソニーのノイキャン付きだが、オープンエア付きでもダメ。他社に乗ると、JALの中途半端さが良く解る。ラウンジにしろ機材にしろ、「これくらいで良いでしょう」感が強くせせこましさを感じてしまう。近日デビューのA350-1000ではそれが払拭されているのか、ぜひ来年はJFK便を予約してみたい。

 機内食は洋食を事前にチョイスしておいた、メインはテンダーロインステーキで絶妙の仕上がり。チーフさんによれば「レアで良いから焼き過ぎぬよう」指示を出していたそうで、お見事。大きさは控えめだが厚みはあり、好みドンピシャだった。2食目は小さめの肉入りサンド。日本へ近づき、何のことはない三浦半島を通過して中部へ。もう暗くなっており、首都圏の夜景に羽田空港が見えたのは何だか馬鹿らしかった。メッセージカードとお土産を頂いて降機(写真右)。お世話になりました。

 中距離ならこのプロダクトでも良いけど、欧米への長距離便ではもうワンランク上の設備を持った機材が欲しいと感じた。今回はE92と言う仕様だったのだが、E71と言うスタッガードシートの機材がそうなのだろう。ぜひ乗り比べてみたい。来年アメリカへ、行きは787-9(E71)、帰りはA350-1000なんて特典航空券旅行ができたら良いな。

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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(18)ホノルル→名古屋→東京

2023-12-15 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月23日、18日目。2度に分けた世界一周の旅もいよいよ最終区間です。目的地は名古屋セントレア。本当は少しでもマイルを稼げる大阪関空に飛びたかったのですが、満席でした。名古屋到着後は別途手配の航空券で乗り継いで、羽田に飛びます。

 10時過ぎにピックアップされて空港へ、帰りは大型バスですがこのバス、EVでした。床下にディーゼルエンジンを積んで発電するハイブリッド方式のようですが、さすがに静かで快適でした。早々とチェックインしましたが、カンタス航空のラウンジは便が出発して閉まっちゃったのでJALのサクララウンジで過ごしました。お土産も追加で色々と買いましたが、単価が高いため結構な散財になってしまいました。

 JL793便(JA873J:787-8)はお馴染みのスカイスイート。食事を済ませて寝ると、この便でも4時間ほども寝てしまい着陸前の軽食ですとの声に起きました。

 日付変更線を跨ぐので到着は11月24日、19日目。セントレアへ8時間40分で到着、機内で旅の目的などCAさんと話していたせいか、降機時にメッセージカードと細々としたお土産を頂きました。こういうところがJALらしいですね。良い記念になり、母も喜んでいることでしょう。何しろことごとく、JALの特典航空券でビジネスクラスに乗せて連れて行ったのですから。

 待ち時間はプライオリティ・パスを活用して、風(フー)の湯にて優待を受けます。入浴+食事+飲物のセットが無料、これは嬉しい。久しぶりに湯船に浸かって手足を伸ばし、サウナ→冷水で身体をリセット、これで時差ボケも消えてくれると嬉しいのですが。そして食事はエビふりゃあ(フライ)と味噌煮込みうどんのセット、飲物には生ビールをチョイス。いやぁ極楽、日本はいいですねぇ。

 長旅の締めはJL208便(JA317J:737-800)、もう今年の搭乗ノルマは達成見込みなので、普通席です。羽田まで40分、澄んだ空気に煌めく夜景を見ながら着陸しました。帰りも友人が来るまで送ってくれて助かりました。スーツケースは20kg弱になっていましたが、ジャム等を前日のうちに買って詰めておけば、20kgを超えていたはずです。今回スーツケースは、破損されることはありませんでした。

 少々のトラブルはあったものの大事には至らず、予定していた場所全て慰霊を済ませ、体調も問題なく旅を終えることができました。一方で世界における日本(円)の地位低下を嫌というほど思い知らされ、暗澹たる思いを抱きました。とは言えビジネスクラスを利用しての旅は快適で楽しく、できればマイルを使って出費を抑えつつ、また世界一周してみたいと思いました。(おわり)

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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(17)ホノルル滞在

2023-12-14 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月22日、17日目。ホノルルは中1日の滞在のみ、マリンレジャーは楽しまず、陸地を巡り慰霊します。夜のうちに雨が降ったようです。

 何ヵ所か出かけるのには路線バス「The Bus」が便利と言うか、ほぼ唯一の選択肢。乗車にはICカード「HOLO card」が便利で、abcストア等で1日乗車券タイプが変えるとのこと、出かける前にコンド前のabcで買いました(購入は現金のみ)。

(1)スカイライン(高架鉄道)(写真上左右)
 本年6月にようやく一期工事分が開業した、ハワイで久々の鉄道。42系統に1時間ほども乗ってアロハスタジアム前で下車。改札方式で、HOLOカードで乗車できます。1編成は4両の無人運転、鉄輪で第三軌条方式。この車両は日立グループ製です。日中は10分間隔の発車、乗客は数えるほど。全線高架のため眺め良く、ホノルル市街から遠ざかる方向への開業のため高い建物は殆どなく、緑濃い景色を楽しみました。終点で下車しましたが、周囲にはプールセンターと教会のひと固まりがあるだけ。来た道を引き返しましたが、行きも帰りも狭い範囲でスコールに遭いました。

(2)ビショップ博物館(写真中左)
 ホノルル市内に戻るバスを途中で降りて歩くこと約10分。ハワイおよび太平洋諸島の歴史や文化を紹介する博物館で、建物は古い石造り、ハワイ」らしくない雰囲気です(写真中左)。館内順路が判りづらかったのですが、各地の文化の共通点と差異を知ることができる、充実した施設でした。

(3)チャイナタウン(写真中右)
 ホノルルにもチャイナタウンがあり、同じくバスを途中下車し徘徊してみることにしましたが、Google Mapが全然違った場所を指示し、降りた所はホームレスがたむろする倉庫街…なんでこうなった!?幸い何事もなく通り過ぎましたが、後で検索し直したら正しい位置を表示していました。バンクーバー、シアトルよりも道路が狭く店の密集感があり、らしい雰囲気でした。既に午後で屋内市場は店じまいしていましたが何軒か食べ物屋は開いており、見切り価格なのか安い弁当を買い、傍らのテーブルで遅いランチにしました。今回訪ねたチャイナタウンでは、ホノルルが一番賑わってるように感じました。

(4)ハレコアビーチパーク(写真下)
 バスをArmy Museumで下車、すぐ裏手の浜に出ました。ここも父の希望で、最後の慰霊場所としました。真っ青な空と海、ダイヤモンドヘッド、広がるワイキキビーチ、ハワイのイメージそのものでしょう。あと1時間ほどで日没でしたが日差しが強くて暑く、すでに水平線には雲が出ており日の入りは望めそうになかったので、しばらくぼーっとしたのち歩いてホテルまで戻りました。

(5)クヒオ通り
 ホテルの前はクヒオ通り、しゃれたショップや土産物屋にレストランそれにホテルがびっしりと連なっています。最後の晩なので少し散策してみました。ハワイ通の知り合いからリーズナブルな魚料理屋を紹介して貰ったので、最後の晩くらいはきちんと外食するかと思っていったら10人以上の待ち。その他の店も、軒並み行列です。丸亀製麺など、30人くらいは並んでいそうです。諦めて、テイクアウトの弁当とビールで夕食を済ませました。祝日期間というだけでなく、日本も飛び石連休なことでけっこう旅行客を見掛けました。こんな物価高円安なのに、皆さん頑張って来ているなあと思いました。

 明日はいよいよ帰国、荷造りは完全には済まさず、明朝の作業として寝ました。ここまで体調不良になることもなく(ただし太った気がします)、よく無事に来られたものです。

 Kuhio Banyan Club 泊

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2023年11月21日 【旅行】世界一周フライト15:ダラス(DFW)→ホノルル(HNL) AA115便

2023-12-14 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

【第15区間】
便名:AA115
機材(機番):787-8(N812AA)
発:ダラス(DFW)
着:ホノルル(HNL)
所要時間:7時間29分

ラウンジ:American Airlines Flagship Lounge
ヘッドホン:Bang & Olufsen(型名不詳・ノイズキャンセリングあり?)

 ダラスではフラッグシップラウンジを利用。乗り継ぎでも利用している場所なので、馴染んでる感がある。

 今回のアメリカン航空便で初のワイドボディ機(写真中上)による中距離便は、国際線に近い装備&サービスとなる。シートは窓側、逆向き席を指定(写真左、右上)。一人席なので、トイレも気兼ね不要。シートモニターはもちろん、ヘッドホンもある。以前はBOSEだった気がしたが、今回はBang & Olufsenだった。ノイキャンは全然効いた感じがしないので機能なしと思ったが、帰国して調べてみるとどうやら機能ありの模様。フィット感は悪くなかったが、個人的にはBOSEかSONYの方が好き。映画は観たいものがなく、起きている時間はジャズ系の音楽ばかり聴いていた。

 機内食はカードながらメニューもあり、メインは3種類あるうちからMacadamia Crusted Sea Bassをチョイス。久々の白身魚が美味しかった。

 ダラスを出ると大圏ルートの関係で北上し、アリゾナ州フェニックスア辺りを通過し、ロスアンゼルスやロングビーチを見ながら太平洋上へ(写真中下)。起きていられたのはその辺まで、あとはグッスリ。4時間くらい寝てしまったか。ホノルルが近付き降下を開始すると、ハワイ諸島の島々が見えた。右下写真のエンジンに近い方の町が、本年8月の山火事で大被害を受けたマウイ島ラハイナか。あそこも家族で訪れた思い出があるが、早期の復興を願う。

 ミールサービス時以外はほとんど寝ていた感じのフライト、実によく眠れた。シートがフィットしたのか、寝不足だったのか。アテンダントの接遇にも不満はなく、やはり旅はワイドボディ機を再認識させられたフライトだった。

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2023年11月21日 【旅行】世界一周フライト14:ボストン(BOS)→ダラス(DFW) AA2527便

2023-12-14 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

【第14区間】
便名:AA2527
機材(機番):A321(N991AU)
発:ボストン(BOS)
着:ダラス(DFW)
所要時間:4時間15分

ラウンジ:American Airlines Admirals Club
ヘッドホン:なし

 早朝でチェックインやセキュリティチェックがスムースだったため、ラウンジを利用する時間があった。ヨーグルトとフルーツ、ゆで卵、塩気の効いたベーコンをいただいた。

 今日もエアバス機、けっきょく今回のアメリカン航空便は全部A321だった。737Maxのデリバリーが遅れてるとは言え、これほどまでにエアバスファミリーが増殖するとは。neoでない旧タイプのA321だが、客室はneoと同仕様に改修されているようだった(写真上)。緊急脱出ガイドの「EOW」と言う用語は初めて見た。"extended over water"の略で、ETOPSとはまた違う意味らしく、それでも洋上飛行の制限時間が延長されるシステムとか機材とかを装備した機体と言うことなのだろう。

 3本目のA321のため特筆すべきことはなく、朝食を摂ったら寝るのみ。今回の旅行には少し前に入手した完全ワイヤレスなSONY WF-1000XM4を持参したが、耳への嵌め込み方が解るとノイズキャンセリングの効きがかなり良いことに安心した。ただし、寝て頭を傾けると割と簡単は外れて落ちそうで不安。イヤーピースをSサイズに落とすか、悩みどころ。

 ダラス空港到着時、見慣れないスキームの機体がいた。アメリカン航空機なのだが、かつて存在したアレゲニー航空(その後U.S.Air→アメリカンと合併)の塗装(写真下)。A321のディメンジョンは心なしか707やDC-8と似ており、レトロカラーが似合う気がする。アメリカン航空のレトロ塗装機は当日TWA航空(アメリカンに吸収合併)バージョンも見かけた。

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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(16)ボストン→ダラス→ホノルル

2023-12-13 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月21日、16日目。今日は大移動の日です。ダラスで乗り継いでいよいよ米本土を離れ、最後の目的地、ハワイへ向かいます。

 AA2527便(N991AU:A321)の出発は5時半過ぎ。アメリカの国内線は本当に早朝から飛んでいます。それに乗るための起床は3時過ぎ、荷物はあらかた昨晩のうちに整理しておきました。ホテル4時発のシャトルバスは満席。ターミナル直結とは言え、シャトルバスの方が楽です。さすがに早朝で客も少なく、ラウンジに寄る時間がありました。夜明け前に離陸、まずダラスまで4時間15分のフライト。東京~香港と同じくらいの時間です。だんだん明るくなる中(写真上左)、機内食は卵料理。さすがにお酒は自重。明るくなってくると、アメリカらしい広大な農地などが見えました(写真上右)。早起きなので眠くてうつらうつら、ダラスまで遠くは感じませんでした。ほぼ定刻の到着、早朝出発便は起床が辛いけれど、遅延リスクが低いのが長所です。今回、前日に移動してダラスで中継泊することも考えましたが、一気の移動に変更して良かったです。

 空港内ムーバーでターミナルを移動し、フラッグシップラウンジへ。さてシャンパンで、去り行く米本土に乾杯。巻き寿司があったのでつまんでみましたが、米はカサカサで醤油もイマイチ、やはりナッツやチーズが無難なようです。

 AA115便(N812AA:787-8)は今回利用のアメリカン航空便で初めてのワイドボディ機、予約時点でホノルルへのフライトではダラス便だけがワイドボディ機でフルフラットシート装備、ルート決定の決め手となりました。飛行時間は7時間29分、成田~クアラルンプール便とほぼ同じくらいです。米大陸を横断し、ロスアンゼルス付近から洋上に出ました(写真下左)。機内ではフルフラットにしてぐっすり、実によく眠れました。ホノルルへ向けて降下中にはラナイ島上空を通過し、向こうにモロカイ島が見えました(写真下右)。

 ホノルルでもマイアミと同じく、到着後の足がないことに気付きました。路線バスは大型荷物の持込禁止なので利用できません。幸い到着ロビーにシャトルサービスのカウンターがあり、その場で手配できました。往復割引があったので、帰りも予約を済ませ一安心です。

 ちょうどサンクスギビング(11月23日)が近付き、旅行者が増え町は大賑わい。宿はキッチン付きのコンドタイプですが、町中で足場は良いです。ついに最終目的地まで来ました。

 Kuhio Banyan Club 泊

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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(15)ボストン滞在(プチ鉄旅)

2023-12-13 13:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月20日、15日目。今日はのんびり、近郊列車に乗ってみることにしました。今日はもう観光はいいやと言う気分になったのと、地下鉄から見えた近郊列車に乗ってみたくなったのです。

 明日は早朝の出発のため、今晩は空港ターミナル直結のホテルに泊まります。先に荷物を持って移動し、その後に列車旅を楽しむことにしました。到着時のルートを逆にたどって空港へ。ホテルはターミナルビル直結とは言うものの、連絡橋を相当歩かされました。荷物を預け再びナーミナルビルへ。今度はシルバーラインと称する連接バスで、South Stationへ向かいました。

 ボストン近郊の列車は、地下鉄と同じ<a href="https://www.mbta.com/">MBTA</a>によって運行されています。以前North Stationから2回乗車したことがあり、今回は南方面行きの路線に乗ってみることにしました。放射状に幾つかの路線がありますが、貨物線は伸びているのに旅客は途中までと言う路線ではなく、線路がそこで行き止まりの路線を選びました。時間もちょうど良く、と言うか発車けっこうギリギリに乗車、1時間おきに走っています。

 近郊列車はすべて機関車+客車のスタイル、機関車は昔ながらのアメリカンスタイル(写真左)と思いきや、帰りの列車は近年導入された中国製でした(写真右)。アメリカが中国製車両を輸入するかねぇ。客車は2階建てと平屋タイプがありますが、乗車した列車は2階建て4両編成、ただし2両は締切でした。最後尾の客車には運転台があり、終点では機回しをせず、そのまま客車が先頭となって戻ってきます(写真中下)。

 発車して直ぐに市街地を離れ、住宅街そして自然の残る郊外を走ります。車内は閑散としており見える範囲の乗客は10人足らず。それでも2階建て4両なので、通勤時にはそれなりの需要があるのでしょう。事実、駅前の駐車場はしっかり埋まっていました。ボストンエリアではパーク&ライドが定着しているようです。

 1時間ほど、定刻に終点のGreenbushに到着。直ぐには折り返さず、1本後ので折り返すことにしました。周辺あまり見どころはなさそうですが、湖がありほとりに建つ古い製粉小屋が、実はアメリカに現存する稼働可能な小屋で最古のものだとか(写真中上)。湖自体も、アメリカで最古かそれに近い埋立湖なのだとか。簡素な造りのピザ屋に入り昼食を摂ることにしましたが、このピザがメチャクチャ大きくとても食べきれない。何とか3/4まで食べたところでギブアップ、ちゃんとサイズを聞けば良かったです。

 同じ道を引き返し、空港に向かいました。

 Hilton Boston Logan Airport 泊

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2023年11月6~24日 【旅行】世界一周散骨の旅part2(14)ボストン滞在

2023-12-13 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 11月19日、14日目。今日はボストン市内を歩いて慰霊します。ボストンには父と二人でも、家族三人でも来ています。母が東海岸で一番好きな町でした。ちなみに西海岸で一番好きな町は、シアトルだったようです。ホテルの簡素な朝食を摂り、地下鉄でHaymarket駅で下車、歩き始めました。


(1)ボストン公共市場
 地下鉄駅名となった市場は、駅を出て直ぐ。地元住民向けの食材よりも、カフェや土産物の店が目立ったのは歩くエリアを間違えたのかな?そう広い建物でもなかったのですが。

(2)クインシーマーケット
 父の要望で、ボストンの慰霊はここにしました。こちらも古くからある市場で、一流店が並んだショッピングギャラリーもあります。建物前には大きなクリスマスツリーが飾られていました(写真左上)。訪問時はまだ多くの店が営業開始前だったのですが、午後に通りがかった際には物凄い人混みになっていました。

(3)ロング・ワーフ
 クインシーマーケットを通り抜けてそのまま海に向かうと、桟橋と言うか公園のように整備されています。今日も快晴、風は冷たく、ベンチに座っていられたのは10分が限界でした。

(4)ハーバーシティクルーズ
 ボストンにも遊覧船があるので乗船しました。家族旅行だと、父が船に弱く拒絶反応を示すので乗れなかったんですよねぇ。1時間ほどのクルーズは寒かったけど楽しめました(写真左下)。多くの客が後半は船室に引っ込んでいました。桟橋に戻ってきたらもう昼過ぎです。

(5)フリーダムトレイル
 トレイルと言いながら、観光要素でもあるのがこのウォーキングコースで、全長8km弱。これまで歩く機会がなかったので、午後はこちらを歩いてみようと思いました。いったんスタート地点のボストン・コモン(公園)まで歩き、ウォーキング開始。公園ではハマスに囚われた人質を解放せよと言う集会が開かれる一方で、ホームレスに向けた炊き出しが行われ、観光名所にしては怪しい雰囲気でした。
 今朝ほど歩いた市場や桟橋付近を通ってからノースエンド地区へ、この辺はイタリアンタウンでレストランやデリバリーピザ屋ばかりです。さらに北上し、架け替え中のノース・ワシントン・ストリート橋を渡り、チャールズタウンの住宅街へ。少し傾斜のきつくなった道を上ると、終点のバンカーヒル記念塔に到着。残念ながら塔はメンテナンスの足場が組まれていましたが、公園からダウンタウン、海岸べり、下町、住宅街と町の色々な表情を見ることができました(写真中)。住宅街では、猫の額ほどの玄関先で綺麗に手入れされた植栽にも出会いました(写真右)。丘を下り、道沿いにあったスーパーで夕食を買い、Community Collegeから地下鉄でホテルに戻りました。

 ボストン・コモン周辺にはもう一つ「ブラックヘリテージトレイル」と言う2.5km弱のコースも整備されており、こちらを先に歩いてからフリーダムトレイルを歩いても、暗くなる前にゴールで来たかなと少し後悔しました。フリーダムトレイルの途中でどこにも立ち寄らず歩いたので、思いのほか早く踏破してしまったのでした。

 La Quinta Inn & Suites by Wyndham Boston Somerville 泊

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