【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

1993イタリア編

2011年11月18日 20時06分11秒 | クライミング(海外)

人には節目となる年がある。
私にとって、それは1993年であった。

80年代初頭から始めたクライミング。
山岳会に入って、最初、冬山練習のためのザイルワーク、岩登り、であった。
いつしか「それ」ばかりをするようになった。
フリークライミング導入期で、概念も充分に浸透していなかった。
「岩と雪」「クライミングジャーナル」を読んで、何となく分かったつもりになった。
「それ」用のギアも日本に入ってきた。
フラットソール、チョークバック、エイトカン、ロックス、フレンズ。
仕事のかたわら、週末に岩ばかり登って10年経過した。
今までやってきたことを本場で試してみよう、と思った。
そんなわけで1993年、ヨーロッパに行った。(仕事を辞めて)

当時、ユーロはなく、シェンゲン協定もなかった。
だから、3ヶ月経過しそうになったら、隣の国に行けば良かった。
1年オープンの航空券を購入して出来る限り滞在しよう、と思った。
100万円を中之島・東京銀行でTCに変えた。
訪問予定の国に合わせて分散した・・・フラン、リラ、マルク、スイスフラン。

そして21世紀になり、およそ20年が経とうとしている。
ジムは雨後の筍のように増え、小学生がクライミングをする世の中。
私は何の進歩も成果もなく、ぼちぼち登っているだけ。
・・・まぁ、こんな感じで現在に至っている。
(ちなみに『節目』は、その後ない)

さて、7月にスライド写真『フランス編』を公開した。
今回は『イタリア編』である。
内容をみると、観光写真ばかり。
気合いを入れて訪問したわりに、真面目に登っていたのか?、と疑問を呈されるかもしれない。
本人は真剣に登っていたつもり・・・観光と共に。


*あれから少し思い出した。当時、日本ではリラTCは無かった。
現地に行ってから、フランTCからリラ現金に換えたように思う。