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「日本国憲法の二〇〇日」半藤一利

2019年08月17日 15時14分27秒 | 読書(昭和史/平成史)
「日本国憲法の二〇〇日」半藤一利

敗戦から日本国憲法成立までを追った作品。
著者の個人的な体験を織り交ぜながら描かれる。
「15歳の東京大空襲」の続編、と言える。

進駐軍が来たとたん鬼畜米英、八紘一宇と言っていた人たちは?
P92
小泉八雲がいっているように、日本人の思想とか主義とかは「心理的な祭りようの衣装」にすぎなかったらしい。

「リンゴの唄」
P136
歌った並木路子は、松竹少女歌劇の新人である。3月10日の空襲で、みずからも火に追われて隅田川に飛び込む羽目となり、危うく溺れるところを救助されたのであるという。一緒に川に飛び込んだ母は遺体となって浮かんだ。父も南方で殉職死、次兄は千島列島で戦死。「並木君、君に明るく歌えというのはつらいのだが・・・・・・」と作曲家の万城目正がいったとか。

戦後百人一首
P223
忍ぶれど色に出にけりわが暮らし銭が無いかと人の問うまで
蚤しらみうつりにけりないたずらに十円出して長湯せしまに
敗戦の嵐のあとの花ならで散りゆくものは道義なりけり

P237
戦後東京の、いわゆるパンパンの発祥は有楽町といっていいらしい。それは銀座四丁目の地下鉄構内から、であるという。
「終戦間もなく、この構内売り場口、また入口に、モンペ姿に下駄穿きという格好で、はじめ二、三人の女が、ここを根城にタバコの闇売りをしていたが、場所柄とて売り上げがいいので、他の女が目をつけるようになり、いつの間にか二、三十人の女が集まってきた。ところが、これら闇タバコ売りの二、三が、通行の外人、日本人に売春をするようになり、果ては、その風が全部の女に蔓延してしまった。そして、ついに収入の多い売春が本業になってしまったのである。やがて、地下鉄がオフ・リミットとなり、商売ができなくなると、彼女たちは相ついで、有楽町ガード下へ移動し、ここにラク町パンパンの創世となったわけだ」

【ネット上の紹介】
8月15日、敗戦の日から、新憲法誕生まで。「漱石先生ぞな、もし」「ノモンハンの夏」の著者が見た、日本の原点!これくらいの歴史常識をもっておいても無駄にはならないと思う・・・・・
「三月十日」の章
昭和二十年八月(1)―「涙滂沱」の章
昭和二十年八月(2)―「国体護持」の章
昭和二十年八月(3)―「総懴悔」の章
昭和二十年九月(1)―「青い眼の大君」の章
昭和二十年九月(2)―「記念写真」の章
昭和二十年九月(3)―「憲法改正示唆」の章
昭和二十年十月(1)―「天皇制打破」の章
昭和二十年十月(2)―「天皇退位論」の章
昭和二十年十一月(1)―「近衛失格」の章〔ほか〕

洗濯機

2019年08月17日 14時53分49秒 | 身辺雑記
老朽化により、洗濯機を買った。
今まで使っていたのは、20-30年くらい前の二槽式だったので、全自動にしたいな、と。
買ったのは、パナソニックNA-FA80H6
67,020円-▲ポイント2,437円=64,583円(リサイクル料含む)
これに給水2型ニップル3,240円+洗濯機足下駄2,980円
この機種は旧タイプなので安くしてもらった。(つまり売れ残り)
新機種はNA-FA80H7のはず。(毎年6月くらいに新型がお披露目されるらしい・・・おそらく12万円以上すると思う)
ところで、FA80H6の80というのは8kg用ということ。
6kgや7kgでも良かったのだが、たまたまこれが旧タイプで残っていたから。
特に新機種にこだわってないし、1年前の旧タイプでも十分OKだ。
午後1:00pm頃、業者がきて設置してくれた。
さっそく、今日しなくてもいいTシャツ、ズボン、バスタオルなどを洗濯した。
音が静かで嬉しい。
インバーターでDD(ダイレクトドライブ)だからか?
それとも、今までのがうるさすぎた?