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「検事の死命」柚月裕子

2019年08月20日 07時07分54秒 | 読書(小説/日本)
「検事の死命」柚月裕子

佐方貞人の検事時代を描いた連作ミステリー。
佐方貞人シリーズ3作目。

「心を掬う」
「本懐を知る」
「死命を賭ける」―事部編
「死命を決する」―公判部編
2作目に匹敵する面白さだ。

P171
同じ痴漢でも、下着の中に手を入れたり胸を鷲摑みにしたりすると強制わいせつ罪に問われるが、衣服の上から身体を触った程度では、適用される法令は迷惑防止条例違反だ。

【ネット上の紹介】
郵便物紛失事件の謎に迫る佐方が、手紙に託された老夫婦の心を救う(「心を掬う」)、感涙必至!佐方の父の謎の核心が明かされる「本懐を知る」完結編(「業をおろす」)、大物国会議員、地検トップまで敵に回して、検事の矜持を押し通す(「死命を賭ける」―『死命』刑事部編)、検察側・弁護側―双方が絶対に負けられない裁判の、火蓋が切られた(「死命を決する」―『死命』公判部編)。骨太の人間ドラマと巧緻なミステリーが融合した佐方貞人シリーズ。刑事部から公判部へ、検事・佐方の新たなる助走が、いま始まる!