【ぼちぼちクライミング&読書】

-クライミング&読書覚書rapunzel別館-

シルヴィ・ギエム引退

2016年01月12日 21時54分56秒 | 身辺雑記

シルヴィ・ギエム(Sylvie Guillem)さんが引退された。
50歳にして、驚異の身体能力・・・あやかりたいものだ。

人生は闘いの連続です
闘うために立ち上がるものです
たとえ克服できない問題に見えても
立ち向かわなければなりません

世界にはうまくいかないことがたくさんありますが
それをもたらしたものは人間です


ポンポン山▲678.9m

2016年01月11日 22時12分04秒 | 登山&アウトドア(関西)

今年最初のポンポン山に登ってきた。

昨年(2015年)に何回登ったか、調べてみた。
全部で12回登っている。
1/13、1/26
2/8、2/21
3/29
4/12、4/30
7/20
11/3、11/23
12/23、12/29
・・・4月から11月の間は1回しか登っていない。
暑かったから、登る元気がなかったのか。

本山寺境内
今年の積雪はどうだろう?
少ないかもしれない。


サルにバナナ禁止!

2016年01月10日 21時44分16秒 | 身辺雑記

2016年1月10日朝日新聞「科学の扉」の記事
『バナナ禁止 サル健康に』という記事

・・・私は毎日果物を摂っている。
足がつったりしないよう、カリウムを多く含むバナナを摂取している。
が、再考の余地あり、かも?
これから他のもの・・・トマト、ブロッコリーも視野に入れるべし。
足がつるのを予防するならバナナを食べるべし
足がつるのを防ぐ食べ物って?| 大阪ハイテクノロジー専門学校

サルにバナナなどの果物をやめたら肥満がなくなり虫歯も減ったとの英国の動物園の発表を参考にした。


「ゴリラやパンダのエサから果物を無くしたり減らしたりして健康になったのは、過剰な糖分やエネルギーを抑え、反対に繊維分を多くしたからではないかと考える」

バナナとリンゴの果物をやめ、それまでゼロだったキャベツなどの葉物野菜を大幅に加えた。根野菜は3分の1、その他の野菜は2倍に。


【参考リンク】

 


「いきなりはじめる仏教入門」内田樹/釈徹宗

2016年01月09日 22時13分12秒 | 読書(宗教)

角川文庫 角川ソフィア文庫<br> いきなりはじめる仏教入門 
「いきなりはじめる仏教入門」内田樹/釈徹宗

昨年は何冊か仏教系の本を読んだ。
何となく気になったから。
この本では、そう言った「モヤモヤした感じ」を説明してくれている。

「啐啄(そつたく)の機」とは?
P26
「雛が卵から出ようとして内側から殻をつつく」のが「啐」、母鳥が雛を孵そうとして卵をつつくのが「啄」、これが同時になされる絶妙の時期を指します。

因果律とは?
P27
因果律とは、「あらゆる現象や存在には、原因がある。原因があれば必ず結果がある」という原則です。この法則には例外はない、とうことで仏教は成り立っています。
(ただし、P31にあるように、因果律に基づかない宗教も少なくありません、と・・・キリスト教やイスラム教などもそうです、と)

P33
仏教から見れば、「自己実現」、という概念などは、かなり怪しい、ということになります。(中略)首尾一貫している自己がどこにあるかというストーリーに振り回されちゃいけない、と説きます。

P73
宗教とは、聖なる領域をもち、人間の行為や思考に意味を与え、行動様式を形成する体系、と理解することが可能です。

P80
執着 一般には「しゅうちゃく」と読みますが、仏教用語では「しゅうじゃく」となります。私たちの日常の言葉は漢音読みが多いのですが、仏教用語は呉音の読み方(禅系の用語は、宋の読み方が多い)をする傾向があるからです。

P132
少なくとも、一度は宗教について、自分なりに取り組み、それなりの解決をつけねばなりません。言ってみれば、経済理論は必要なくても、きちんとお金の使い方は学ばねばならない、ってところです。

お正月に初詣にいったい何人が出かけるか?
・・・九千万人弱、と。
P 136
メッカに巡礼するムスリムもびっくり!

P165
智慧はパーリ語でパンニャーと言いますので、それを音写して「般若波羅蜜」とも言います。
(中略)「慈悲なき智慧」も、「智慧なき慈悲」も波羅蜜にならないのです。

なお、今作品は「インターネット持仏堂1 いきなりはじめる浄土真宗」の文庫版、である。
釈徹宗さんの説明は分かりやすい。
他の作品も読んでみようかな。

 【参考リンク】
内田樹の研究室

【ネット上の紹介】

仏教について何も知らない哲学者が、いきなり仏道に入門!?ゼロから刻苦勉励を重ねて、仏道とは何であるかを自得できるのか?レヴィナス、ヒューム、ラカン、カント、デリダ、甲野善紀、マタイ伝―。思想と身体性を武器に、常識感覚で果敢に宗教に挑み、「悟りとは何か」「死ぬことは苦しみか」「因果とは何か」「日本人の宗教性とは」など、根源的なテーマについて、丁々発止の激論を交わし合う。知的でユニークな仏教入門。

[目次]

その1 はじめに‐私の「ご縁」論―私がまさにそのときに会うべき人がちゃんと私を待っている
その2 仏教における「自由と宿命」―仏教はどこまでいっても「因果律に則った自由意志」です。しかし…
その3 「因果」論‐月光仮面・マタイ伝・レヴィナス―必ずしも「原因」が先にあって「結果」が後にある、というものではない
その4 仏教の因果―その落とし穴を避けるためにこそ仏教の因果律という認識手法はあるのです
その5 「宿命」論―宿命というのは、それが宿命であることが私たちに知られない限りにおいて宿命として機能する
その6 仏教の基盤をひとまとめ―もし、“仏教”という商品のカタログがあるなら、そこにはぜひ「脱構築機能内蔵」と
その7 「死ぬこと」は苦しみか?―なぜ「殺す技術」であるはずの武術の修行が人間にとって意味があるのか
その8 仏教の悟り―「生きる」ほうが「死」よりも苦しいという場合もあります
その9 「日本人の宗教性」について―自分自身を顧みて思うのですが、私はかなり宗教的な人間だと思います
その10 賢者と愚者の宗教性―宗教性を成熟させた人には、賢者と愚者、両側面を確認することができます
その11 「善性」と「邪悪」について―欲望は欲望を充足させるものすべての彼方を欲望する byレヴィナス

【仏教関連の作品】
朝日文庫<br> 梅原猛、日本仏教をゆく 
「梅原猛、日本仏教をゆく」梅原猛
「梅原猛の授業道徳」梅原猛
「梅原猛の授業仏教」梅原猛


「レベレーション-啓示-」(1)山岸凉子

2016年01月08日 22時45分52秒 | 読書(マンガ/アニメ)


「レベレーション-啓示-」(1)山岸凉子

山岸凉子さんの最新作。
もう引退かな、と思っていたので驚いた。
(まだ、創作意欲は衰えていなかったのね)

今回は「ジャンヌ・ダルク」である。
まだ、始まったばかりだけど、どこまで描かれるのか?
「日出処の天子」で若き聖徳太子=厩戸皇子を取り上げた時も驚いた。
今回も、大河作品になるのだろうか?
15世紀ヨーロッパの複雑な情勢をどこまで描ききることが出来るのだろう?
相当複雑なストーリーが展開していく事になる、と思われるが。
力量が試される、難しい題材を選んでしまった。
(実のところ、私は心配している)




【ネット上の紹介】
「わたしは解放される。疑ってはならない。信じています」 魔女の罪を被せられ、処刑を宣告されたジャンヌ。 刑場へ連行されながら彼女は、運命を変えた13歳の「あの日」のことを思い出していた――。 その時、彼女は何を聞き、何を見たのか? 果たしてこの世に正しい戦争というものはあるのか。 『日出処の天子』『舞姫 テレプシコーラ』の山岸凉子が描く、ジャンヌ・ダルク。 単行本限定描き下ろし漫画として、作者に引き取られた福島の被災猫コバンを描いた日常漫画「コバン日記」も収録! 


「タイムライダーズ」〔1〕-1&2スカロウ,アレックス

2016年01月06日 22時25分38秒 | 読書(小説/海外)

タイムライダーズ〈1〉タイムライダーズ〈2〉 
「タイムライダーズ」〔1〕-1&2スカロウ,アレックス/金原 瑞人/樋渡 正人【訳】

時代も場所も異なるところから、生死の境で救い出された少年少女たち。
あるものは沈没するタイタニックから、あるものは墜落寸前の飛行機から。
2001年のニューヨークを「ベース基地」として集められ、タイムライダーズが結成される。

第一話では、ナチスがアメリカに勝利した世界を描いている。
それを「修正」しようとするタイムライダーズたち。

P66
フォスターはニューヨークのビル群を指さした。
「あるはずのないものが見えるだろう?」
マディは息を飲んだ。「信じられない――ツインタワーだ!」
「そのとおり。貿易センタービルだ」

【ネット上の紹介】
ときは、2040年代。タイムトラベルが可能となり、人の野望が世界の歴史を変えてしまう時代。「ここに残り、死ぬことを選んでもかまわない。さあ、決断のときだ」時代も場所も違うところから、生死の境で救い出された少年少女は、2001年のニューヨークに集められ、タイムライダーズが結成された。狂った現実をもとの世界にもどすために、タイムライダーズの戦いが始まる。


「チポロ」菅野雪虫

2016年01月05日 21時32分27秒 | 読書(小説/日本)

チポロ 表紙画像
「チポロ」菅野雪虫

菅野雪虫作品最新刊。
アイヌ神話を題材にしたファンタジー。

少年・チポロと少女・イレシュの成長と冒険物語。
〈魔物〉たちがイレシュをさらってしまう。
チポロは、北のさいはての港町・ノカピラを目指す。

オリジナルの「アイヌの神話」は、兄神が人間界を見限ってしまうが、
妹神は、地上に残って、慈しみを与えようとする。
兄は怒ってしまう。

「それほど言うなら、お前だけこの地上に残るがいい!」

雷鳴とともに、妹神はたった一人で地上に残された。

ここから物語が始まる。

【ネット上の紹介】
力も弱く、狩りも上手ではない少年・チポロ。そんなチポロに、姉のような優しさで世話を焼く少女・イレシュ。彼らの住む村に、神であるシカマ・カムイが滞在し、“魔物”たちが現れることを告げる。そして、その言葉どおり、大挙して現れた魔物たちは、イレシュをさらっていったのだった―。アイヌ神話をモチーフに描かれる長編ビルドゥングスロマン、ここに誕生!


阿武山

2016年01月04日 20時14分22秒 | 登山&アウトドア(関西)

阿武山に登ってきた。
正月のあいだに、いつも世話になっている3山に登りたかった。
残念ながら、竜王山、阿武山だけ。
時間がなく、ポンポン山は次回に持ち越し。

何を考えているのか?昼食のことか?

このポイントが見晴らしが良く、つい立ち止まってしまう

こちら山頂

あちこち見回している・・・何が気になるのか?昼食の魚か?


「祈祷師の娘」中脇初枝

2016年01月03日 09時50分13秒 | 読書(小説/日本)

ポプラ文庫ピュアフル<br> 祈祷師の娘 
「祈祷師の娘」中脇初枝

宮下奈都さんが薦めているの読んで、急に読みたくなった。
ずっと気になっていた作品。
読んで良かった。
今年最初の紹介作品を、この隠れた名作で始めたい。

中学生の春永が主人公。
親の職業は祈祷師。
しかし、両親も姉の和花も血の繋がりはない。
「家族」とは何か?
「繋がり」とは何か?
・・・もっと読まれて良い作品と思う。

P221
「わたし、なんにもしてあげられない。」
「そんなことない。」
 おかあさんの声はどきりとするくらい鋭かった。軽トラックの狭い車内に大きく響いた。
「あんたが一番わかってあげてる。あの子を。あの子の支えはあたしらじゃない。あの子はあたしらなんかよりずばぬけている。乗りこえるためにあたしらがいるだけ。ましてあの子の親はあの子を苦しめてるだけ。あんたが一番」
 おかあさんの声は涙がにじんでかすれた。
「あんたは、そういう器をもってる。みんな、あんたに救われてる」

【宮下奈都さんのコメント】
『祈祷師の娘』は「ここが大好き!」と感じる箇所がたくさんある本なんですが、あまり読んだという人を知らなくて。もっと読まれていい本だと思っています。
出典:第109回:宮下奈都さん

【ネット上の紹介】
祈祷師の家に暮らす中学生の春永は、父親とも母親とも血の繋がりがない。実の娘である姉の和花とは違い。自分だけが血が繋がっていないということを自覚し始めた春永は、なんとも言えない所在なさを感じるようになる。複雑な想いを抱えきれなくなった春永はある日、生みの母親を訪ねることに。そこで春永が目にしたあるものとは…。話題作『きみはいい子』で注目を集めている著者による隠れた感動作、待望の文庫化。

【関連作品】

ポプラ文庫<br> きみはいい子
  


【参考リンク】
小説『きみはいい子』著者・中脇初枝さんインタビュー:その1

小説『きみはいい子』著者・中脇初枝さんインタビュー:その2

小説『きみはいい子』著者・中脇初枝さんインタビュー:その3

小説『きみはいい子』著者・中脇初枝さんインタビュー:その4


謹賀新年2016元旦

2016年01月02日 08時39分53秒 | 身辺雑記

明けましておめでとうございます。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は「家正月」です。
申年ということで、いわたやま=モンキーパークの写真をアップします

こちらは、元旦に登った竜王山・山頂からの写真