MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』

2013-07-06 22:53:41 | goo映画レビュー

原題:『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』
監督:藤田陽一
脚本:大和屋暁
出演:杉田智和/阪口大助/釘宮理恵/高橋美佳子
2013年/日本

冴える「悪意」

 前作『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』(高松信司監督 2010年)の冒頭のシーンは配給元のワーナー・ブラザース映画のロゴをいじり倒して笑いを誘っていたが、本作においても期待を裏切らず、本編が始まる前に流れるヴィデオカメラを頭に持つ盗撮男を本編に引っ張り込んで主人公の坂田銀時が直々に説教を垂れるという熱の入れようであるのみならず、この「盗撮男」を何とストーリーの要にしてしまうというデタラメ振りである。「ダイ・ハード・オブ・ザ・デイ」ネタや「ナルト」ネタや「宇宙戦艦ヤマト」ネタのみならず、チェッカーズの「フミヤと高杢」ネタなど古いものまで引っ張り出すところや、公開直前の『風立ちぬ』(宮崎駿監督 2013年)のパロディとして『アレ勃ちぬ』というポルノ映画を挟み込み、「生きねば」という『風たちぬ』の惹句の代わりに「勃たねば」と謳う、『銀魂』にしか出来ない「悪意」も嫌いではない。
 メインストーリーは『劇場版 Steins; Gate 負荷領域のデジャヴ』(若林漢二監督 2013年)と基本的には類似しており、ヒーローが自らの命を賭けて仲間たちを守るというものであるが、「盗撮男」のために「失敗」してしまうとしても、あまり真面目に捉える類の作品ではあるまい。


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揺るぎない自民党の圧勝

2013-07-06 00:05:45 | Weblog

TBSの謝罪と受け止め、安倍首相も番組出演へ(読売新聞) - goo ニュース

6月26日放送のTBSのニュース番組「NEWS23」において、自民党は、通常国会会期末

に重要法案が廃案になった経緯の放送について、「責任がすべて与党側にあると視聴者が

誤解するような内容があった。看過できない」とし、TBSに文書で訂正と謝罪を求めたが、

TBS側が応じなかったため、同党は7月4日、党幹部がTBSの取材・番組出演を受けない

と文書で発表したことを受けて、TBSは5日になって、西野智彦報道局長名で報道番組に

ついて「『説明が足りず、民間の方のコメントが野党の立場の代弁と受け止められかねない

ものであった』等と指摘を受けたことについて重く受け止める」とし、「今後一層、事実に

即して、公平公正に報道する」との回答をした。安倍晋三首相は同日夜、BSフジの番組で

「今後はしっかりと公正な報道をするという事実上の謝罪をしてもらったので決着した」と

語ったのであるが、TBSの龍崎孝政治部長は「本日、報道局長が自民党を訪問し、抗議に

対し文書で回答するとともに説明したが、放送内容について訂正・謝罪はしていない」との

コメントを出した。謝罪ではないのであるならば、うやむやになってしまってはTBSの方針

そのものが曖昧になってしまうから、自民党が誤解を訂正するまでは自民党の議員の出演

をTBSは拒否するべきであろう。それでも自民党の圧勝だとは思うけど。


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