MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『アメリカから来た孫』

2013-07-13 22:07:45 | goo映画レビュー

英題:『A Grandson From America』
監督:チュー・ジャンタオ
脚本:チュー・ジャンタオ
撮影:チェン・チャン
出演:ディン・ジャーミン/ルオ・ジンミン/リュウ・ティエンズオ
2012年/中国
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013

「赤」のメタファーについて

 主人公のヤンがテレビで映画『スパイダーマン』を見ている時に、久しぶりに帰ってきた息子はアメリカ人の婚約者と彼女の連れ子のブルックスという名の男の子を伴っていた。しばらく一緒に暮らすことになるのであるが、息子と婚約者は友人を助けに出かけてしまい、ヤンはブルックスと2人きりで暮らすことになる。ブルックスは中国語は理解できるが、ヤンとはそりが合わない。ヤンはブルックスが大切にしていたスパイダーマンの人形を踏んづけて壊してしまい、影絵師だったヤンは代わりにスパイダーマンの影絵人形を作り、それをきっかけにブルックスと仲が良くなるのであるが、ようやく帰ってきた息子と婚約者は婚約を解消することになり、婚約者とブルックスはアメリカに帰国することになる。
 ブルックスの出現をきっかけに隠居していたヤンは影絵人形を作ることを生徒に教えるようになる。ブルックスはスパイダーマンの衣装を身につけており、それはもちろん赤いのであるが、もうひとり赤いジャケットを着ている人物が登場している。それはヤンの息子なのである。おそらく出来損ないの息子を育て直すかのようにヤンはブルックスと関わることを通じて再び現役に復帰したように見える。だからラストシーンにおいて半年後に再び婚約者と縒りを戻して帰ってくる赤い服を来た息子が連れてきたブルックスは、何故か青い服を着ており、唐突に現れる「青」の意味が不明で、ハッピーエンドにしたかったのであろうが、余計な付け足しに見えてしまうのである。


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民主党の首相経験者たち

2013-07-13 00:18:23 | Weblog

菅元首相、ネット上で大暴走 東電・吉田元所長死去に触れ(産経新聞) - goo ニュース
菅元首相が安倍首相を提訴 原発事故めぐり「メルマガで中傷記事」(産経新聞) - goo ニュース

 菅直人元首相は10日付のブログで、「吉田所長は東電上層部の意向に反して独断で

海水注入を継続した。英断だ」と記した後に、「当時安倍晋三氏(現首相)は『海水注入を

止めたのは菅総理。即刻辞任しろ』とメルマガで私への辞任を迫った。東電本店のウソの

情報を振りかざして、原発事故までも政争の具にしようとした」と付け加えている。さらに

10日付のツイッターでは、「私を含め官邸の政治家は海水注入は当然と考えており、誰も

中止を指示していない」としているのであるが、実際は、「海水を入れると再臨界するという

話があるじゃないか。君らは水素爆発はないと言っていたじゃないか。それが再臨界は

ないって言えるのか。そのへんの整理をもう一度しろ」という菅直人の怒号によって

東電本店は吉田元所長に海水注入中断を求めたらしく、23年5月31日の衆院震災復興

特別委員会において、菅直人自身が、「水素爆発の可能性、再臨界の可能性、そして塩が

入ることによるいろいろな影響。そこにいた専門家のみんなに、そこも含めて検討してみて

くださいと」と答弁しているというのだから、民主党の首相経験者たちはどうなっているの


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