MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『私の少女時代 -Our Times-』

2016-12-07 00:19:50 | goo映画レビュー

原題:『我的少女時代』
監督:フランキー・チェン
脚本:ツォン・ヨンティン
撮影:チャン・ミンチョン/チェン・クオロン
出演:ビビアン・ソン/ダレン・ワン/ディノ・リー/デヴィ・チェン/アンディ・ラウ
2015年/台湾

エグゼクティブプロデューサーの「特権」について

 2015年現在の主人公のリン・チェンシン(林真心)は毎日の仕事に追われワーカホリック状態だった。帰宅して息抜きに学生の頃から大好きなアンディ・ラウ(Andy Lau)の音楽を聴き、昔の自分を思い出す。
 アレック・スー(Alec Su)の人気が最高潮で、『チャイニーズ・オデッセイ(A Chinese Odyssey)』が公開されていて、アンディ・ラウがベスト盤『Andy's Best』をリリースした頃だからおそらく1995年であろうが、リン・チェンシンが関わる男子生徒が優等生のオウヤン・フェイファンと不良番長のシュー・タイユイというのは日本でもお馴染みの三角関係で、特別捻ったストーリーでもないのだが、リン・チェンシンが自分を変えるために参考にした雑誌が「non-no」で、男子高校生が浅倉舞の写真集を隠し持っていたり、シュー・タイユイが好みの女性として内田有紀や酒井法子の名前を挙げるなど、台湾において日本文化の影響が想像以上に大きいことに驚かされる。
 敢えてラストは明かさないが、ベテランがおいしいところを全て持って行ってしまったという印象で終わってしまう。


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