原題:『Don't Breathe』
監督:フェデ・アルバレス
脚本:フェデ・アルバレス/ロド・サヤゲス
撮影:ペドロ・ルクエ
出演:ジェーン・レヴィ/ダニエル・ゾヴァット/ディラン・ミネット/スティーヴン・ラング
2016年/アメリカ
現代の悲惨な「カリフォルニア・ドリーミング」について
『ブレア・ウィッチ』(アダム・ウィンガード監督 2016年)と比較するならば、本作の方が断然面白い。空き巣で稼いでいたロッキーとマニーとアレックスたちは娘を交通事故で失い30万ドルの賠償金を得たイラクの退役軍人で盲目のノーマン・ノードストームという老人の家に忍び込む。この盲目という点を甘く見たところに3人の失敗があった。
アレックスの父親がセキュリティー会社に勤めており、家の鍵やセキュリティーシステムを熟知していることもあって、老人の家には忍び込めたものの、老人が飼っている狂犬や自分の家を熟知している元軍人の老人に意外と手こずることになる。結末が中途半端なのだが、ヒットしたおかげで続編が制作されることになったようだから期待は持てる。