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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

NPO法人奈良まほろばソムリエの会の「発会式」

2013年05月06日 | 奈良にこだわる
昨日(5/5)、奈良ロイヤルホテル(奈良市法華寺町254-1)において、NPO法人奈良まほろばソムリエの会の発会式(総会、講演会、祝賀パーティ)が開かれた。「平成25年度総会」は、午後1時30分~2時05分まで。事業や決算の報告、NPO設立に至る経緯や会のグループ(部会)の内容紹介などが行われた。




2時15分から3時50分までは、坂本信幸氏(奈良女子大学名誉教授・高岡市万葉歴史館館長)による講演会「酒と万葉集」。記紀や万葉集に登場するお酒に関する逸話などを、興味深くお話しいただいた。



そしていよいよ午後4時からは「祝賀パーティ」である。ご来賓は、奈良市長の仲川元庸(もとのぶ)氏、奈良県観光局長の久保田幸治氏、奈良交通代表取締役社長の谷口宗男氏、奈良県ボランティアガイド連絡会会長の木村三彦氏、NHK奈良放送局・放送部長の田村在也氏など10名。パーティの様子を、今朝(5/6)の奈良新聞がうまくまとめているので、紹介する。見出しは「社会的責務意識して 奈良まほろばソムリエの会 奈良で法人設立祝賀会」である。



特定非営利活動法人奈良まほろばソムリエの会(小北博孝理事長、会員約230人)の法人設立祝賀パーティーが5日、奈良市法華寺町の奈良ロイヤルホテルで開かれ、来賓や会員約100人が出席し法人化を祝った。


冒頭、小北理事長が挨拶。「文化遺産の保存継承、調査研究などの活動を新たに行いたい」



平成23年4月に任意団体「奈良まほろばソムリエ友の会」として発足。今年2月にNPO法人化し改称した。奈良商工会議所主催「奈良まほろばソムリエ検定」の最上級「奈良まほろばソムリエ」の合格者有志でつくった会で、旅行会社から県内ツアーのプランニングからガイドまでを依頼されたり、また講演や原稿執筆を依頼されることが次第に増え、体制を見直すなかで法人化を決めた。


仲川市長は奈良NPOセンターに勤務されていた当時、奈良検定事業の立ち上げに関わられた


県観光局の久保田局長。県観光振興に関し当会への期待は大きい

小北理事長は「法人格を持った組織として、その活動は常に社会的責務を意識して行わなければならない」と決意。「友の会時代から取り組んできた県内全域での観光ガイド活動や地域での講座・講演会活動をより強化するとともに、社寺・史跡等の文化遺産の保存継承、調査研究などの活動を新たに行いたい」と述べた。


奈良交通の谷口社長。同社とは、早くからタイアップツアーを実施してきた

来賓として仲川元庸奈良市長らがあいさつし、県の魅力発信と奈良ファン拡大へ大きな期待を寄せた。同会は「奈良を愛する人」なら誰でも入会可。会員を募集中。


10人のご来賓紹介

小北理事長はあいさつの中で、「特定非営利活動法人奈良まほろばソムリエの会は、会員のボランティア活動を通じて、奈良の歴史・文化の発展と、豊かな地域社会の創造に貢献するとともに、会員の社会参加を促すことを目的としております」とおっしゃった。会員の平均年齢は60代半ばであり、リタイヤ組がほとんどだ。当会の活動は、社会参加によるシルバー世代の「生きがいづくり」にもつながる活動なのである。


木村三彦氏による乾杯のご発声

パーティの半ばで、会員の辰馬真知子さんから、今後の抱負をお話しいただいた。お聞きしたことをまとめると、以下のとおりである(と思う)。

このたび「奈良まほろばソムリエ友の会が「特定非営利活動法人奈良まほろばソムリエの会」として新たなスタートを切りました。NPO法人として、奈良の歴史・文化・観光の振興に関して、社会貢献していこうと決意を新たにしています。メンバーは、奈良の魅力を多くの人に伝え、その価値を認識してもらい、貴重な遺産が後世にしっかりと受け継がれていくよう、努力しています。これは奈良を心から愛し、知識を持ち、発信できる私たち「NPO法人奈良まほろばソムリエの会」会員の使命であると思います。

新規会員の方も、友の会からの会員の方も、ぜひ「グループ」に参加して、愛する奈良のために活動しましょう。大変なことではありません。私自身、兵庫県西宮市在住で、仕事も持っていますが、広報グループと交流グループで活動しています。



会員の辰馬さんから「今後の抱負」

かつて、私が所属する団体の研修の企画に参加したとき、先輩がこうおっしいました、「研修の世話役は下見や資料の作成で一見は損な役回りのように見えるけれど、世話をした人が一番得をするのです」と。実際世話役をしてみて、まさにそのとおりだと感じました。講師役を引き受けたこともありますが、この時も自分が一番勉強になったと感じました。ソムリエの活動を通しても、同じことを感じています。

奈良は知識欲を満たしてくれる場所です、知識を得るためには地域を歩きます。私はソムリエをめざしてから、多くのことを知りました、体力もつきました。そして活動を通じて知り合った仲間たちには、いろんなことを教えていただき、一緒に訪ねて親交を深めたり…。「趣味=奈良」にできたのは、本当に幸せです。

「NPO法人奈良まほろばソムリエの会」のこれからは、各グループの活発な活動にかかっています。まだ活動はスタートしたばかりですが、この会に寄せられている期待に応えるため、私たちが持てる力を存分に発揮して活動し、会の発展、ひいては奈良の評価を上げてまいりましょう。


奈良まほろばソムリエの会の会員数は、約230人にふくらんだ。ソムリエ合格者だけでなく、「これから奈良検定1級やソムリエをめざしたい」「奈良の精通者と一緒に、奈良のことをもっと勉強したい」「奈良の観光振興に貢献したい」という人の入会も大歓迎である。ぜひ当会のHPからお申し込みいただきたい(年会費=3,000円)。そして「グループ」(5つ)に入会して、活動しましょう。

来賓の皆さま、昨日はご多忙中のご来臨、誠に有難うございました。奈良まほろばソムリエの会会員の皆さん、230人の総力を挙げて奈良県の文化・観光を盛り上げてまいりましょう!

コメント (4)
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