tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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ミシュランガイド奈良2015、掲載店は16ヵ店(△3ヵ店)

2014年10月21日 | 奈良にこだわる
(C)MICHELIN

昨日(2014.10.20)、『ミシュランガイド関西2015』の掲載店が発表された。奈良県下の掲載店は3ヵ店減り、16ヵ店が星を獲得した。読売新聞(YOMIURI ONLINE 10.21付)の《「和 やまむら」4年連続☆☆☆》によると、

フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」が20日に発表した「ミシュランガイド関西2015」で、県内からは日本料理店「和 やまむら」(奈良市芝辻町)が4年連続で三つ星に選ばれた。二つ星にも4年連続で同じ奈良市内の日本料理店3店が入ったが、一つ星は3店減って12店。やまむらの店主・山村信晴さん(61)は「奈良は大阪、京都が近く店を続けるのは難しいが、優れた若い料理人が多く、これからは変わる」と強調した。

二つ星に入ったのは、「温石(おんじゃく)」(奈良市高畑町)と同「花墻(はながき)」(同市学園南)、同「夢窓庵」(同市法蓮町)。山村さんは「少しでもお客さまに喜んでもらおうと、自分で花を生けて店先に飾るなど、できることをしただけ」と語った。県内の料理界の今後については「県が進めるホテル誘致などで夜に食べ歩く人が増えれば、良い食材で勝負を続けられる店が増える」と期待した。

一つ星の店は、初めて県内の店が選考対象になった2011年発表の21店から顔ぶれが変わらないまま減少している。宇陀市のそば店「一如庵」の店主桶谷一成さん(41)は「奈良の端っこにも、(評価の高い)店があるとアピールになればいい。年々責任感が増しているが、山間部にはもっと掲載されていい店があるので、調査員は目を向けてほしい」と呼びかけた。昨秋、食材偽装が発覚した奈良市内の旅館は、3年連続で掲載されていた旅館のページから外れた。


ミシュランのHP(PDF)から抜粋し、星を獲得した16ヵ店を以下に掲載しておく(50音順)。今回星を落としたのは「かこむら」(日本料理、奈良市)、「蕎麦きり 彦衛門」(蕎麦、奈良市)と、「な・ら・ら」(近鉄奈良駅前)に移転した「ステーキ関」(鉄板焼き、奈良市)の3ヵ店である。

 【☆☆☆】
和 やまむら(日本料理、奈良市)
 【☆☆】
温石(同、奈良市)▽花墻(同、奈良市)▽夢窓庵(同、奈良市)
 【☆】
秋篠の森 なず菜(日本料理、奈良市)▽味の風にしむら(同、桜井市)▽味の旅人 浪漫(同、奈良市)▽一如庵(蕎麦、宇陀市)▽尾川(日本料理、大和郡山市)▽きた田(同、奈良市)▽玄(蕎麦、奈良市)▽神戸亭(串揚げ、奈良市)▽枯淡(日本料理、奈良市)▽MASUDA(串揚げ、奈良市)▽万惣(日本料理、奈良市)▽ラ・カシェット(フランス料理、奈良市)

25ヵ店→22ヵ店→19ヵ店→16ヵ店と、年々掲載店が減っていて、とても残念だ。新規参入店もない。奈良はこのままジリジリと掲載店が減り続けていくのだろうか。昨年創設された「ビブグルマン」(星はつかないが、5千円以下で食事できるフレンチ・イタリアンの店)には、今年も奈良県からは1ヵ店も選ばれなかった。

「一如庵」の桶谷さんがおっしゃる「山間部にはもっと掲載されていい店があるので、調査員は目を向けてほしい」には同感だ。掲載店16ヵ店中、奈良市内の店が13ヵ店と、あまりにも偏っている。ミシュランの調査員さんは、ぜひ県中南部にも足を運んでいただきたいものだ。掲載店が代わり映えしないと、『ミシュランガイド関西』を買おうという気も失(う)せてしまう。腕に覚えのお店は、もっとアピールしていただきたいと思う。
コメント (6)
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