tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

祝!若林稔(梅香)さんが2017年度「あしたのなら表彰」を受賞/表彰式は12月16日(土)!

2017年11月11日 | お知らせ
県(広報広聴課)は、奈良県のPRや魅力の向上に寄与する活動、県下での社会貢献活動、および元気や感動を与えてくれる活動をしている個人・団体を「あしたのなら表彰」(奈良県知事表彰)として顕彰している。
※写真はすべて、「レンズを通じて中世を写す撮影講座」(9/8開催)で撮影

先日その今年度分(第8回)の発表があり、当ブログでもおなじみの若林稔さん(=若林梅香さん)の受賞が決定した、おめでとうございます!受賞理由を県のHPから拾うと、



◇ 若林稔(わかばやしみのる)さん(76歳 橿原市在住)
平成7年から現在まで毎年開催されているイベント「今井町並み散歩」の主催や、今井町出身の茶人である「今井宗久」を軸とした着物と茶道の普及など、様々な手法により、長年にわたり、今井町の魅力の向上とそのPR活動に尽力。また、まちづくりの指導といった人づくりや同町のガイド、講演活動など地域への貢献活動に取り組まれています。


今井町町並み保存会 若林稔 会長(20分)
(第2回「Nara観光コンシェルジュアワード」ファイナルプレゼンテーションの再現映像)

若林さんの活動は、当ブログでも何度も紹介してきた。先を見る目の確かさと抜群の行動力には、定評がある。町内のガイドも素晴らしく、私はその様子を動画にアレンジし、YouTubeにアップしてもらった(20分版と4分版)。地元でガイドをされる方は、ぜひこの動画をお手本にしていただきたい。

上記「プレゼンテーション」のダイジェスト版
(4分間の短縮バージョン)


若林さんを頼って遠方から学生たちが訪れる。若林さんが学生たちに語った言葉は、千葉大学の学生が文章に落としてくれた。そのままではとても読めないので私が解読し、後追いでブログに連載している。アップしたのはまだ2回だけだが。

梅香語録(1)今井は日本の「まちづくり」発祥の地や
梅香語録(2)オレはチンドン屋になる

若林さんは今年の2月、奈良県のガイド名人を決める「第2回Nara観光コンシェルジュアワード」(奈良商工会議所主催)で「優秀賞」を受賞しているので、今年はダブル受賞に輝いたことになる。近畿日本鉄道を60歳で定年退職されてから、16年間の地道なご努力が一気に報われた格好だ。



「補助金はもらうな」「インスタントの観光はあかん」「建物のバリアフリーには反対。大事なのは心のバリアフリーや」「町のモンにはええ格好はささん」「茶粥はおもてなしの宝や」…。老子はよく逆説を語った(「学を絶てば憂いなし」など)。若林さんの言葉も、聞いたときは「逆と違うんかなぁ」と思ってしまうが、実は正論なのだ。



「建物のバリアフリーには反対」とは、建物をバリアフリー構造にしてしまうと、障害者のことに気が行かなくなる。そうではなくバリアはバリアのまのまで残し、たとえば車椅子で敷居をまたぐとき、みんなで手を貸す。これが大切(心のバリアフリー)ということなのである。

若林さん、ずいぶん遅いご受賞でしたが、16年間のご苦労が報われましたね。これからは行政も、今まで以上に若林さんのご意見に耳を傾けてくれるようになることでしょう。若林さんは、いつまでも発展途上人。これからのご活躍に、大いに期待しています!
コメント (3)
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