以前、東京在住のN顧問から「天理の『塩たいおう』の塩ラーメンは美味しいですよ」と聞いていて、気になっていた。それでなくても、天理のラーメンはレベルが高いのだ。今日(2020.12.12)はちょうど近くに行く用事があったので、立ち寄ってみた。
※トップ写真は私が注文した「特製塩ラーメンの大盛り」(1,150円)
入店したのは午後1時頃で、3人待ち。食券を自動販売機で買うシステムだった。若いご店主がたったお1人で、鮮やかにお客をさばいていた。全く「塩対応」ではなく、愛想良く対応していただいた。20分後に着席し、着丼はわずか6分後。南都銀行の観光サイト「ええ古都なら」に書かれたラーメン王子・林岳史さんの紹介文によると、
塩たいおう 天理市 掲載日:2020年11月16日
朝びき鶏と季節ごとに変える魚介の上品なスープに藻塩のタレが映える!
大阪で常に行列を作るラーメン店【人類みな麺類】。ラーメンフリークなら誰もが知るこの人気店で約2年修業した店長が、2019年3月に天理で念願の店をオープンさせた。その名も【塩たいおう】。醤油ラーメンや豚骨ラーメンなどさまざまなスープを学んだすえ行きついたのは、もっとも奥深いとも言われる“塩ラーメン”だった。

丼の中の宇宙。塩ラーメン+味玉+レアチャーシュー+麺大盛り(0.5玉)
透き通ったスープは、朝びきの鶏と魚介(この日はアゴとサワラ)から丁寧に出汁を取ったもの。その滋味を飽きることなく味わえるようにと油をできるだけ使わないようにしている。塩ダレには、「個性が強く、扱いづらい」とされる藻塩をあえてセレクト。その奥深い旨味が上品なスープをしっかりと支える。全体のバランスが良く、後口もクリアで何杯でも食べられそうな味わいだ。

ミネラル塩のほのかな甘味が感じられる。黒ばら海苔がいい仕事をしている
麺はミネヤ食品の中細ストレート麺を合わせ、シコッと程よい食感でスープとの一体感を演出する。トッピングにはオープン当初はローストしたチャーシューを使っていたが、お客さんに若い人が多いため肩ロースのレアチャーシューに変更。食べ応えがあり、評判も上々。また、黒ばらのりが風味と食感のアクセントとして効いていて、〆にご飯を入れて雑炊として味わうのも良いだろう。
年中同じレベルの味を維持しつつ、お客さんの顔を見ながら進化を続けたい。ラーメン店以外に和食や割烹での修業経験もあり、出汁の取り方には人一倍こだわりを持っている店長。繊細な出汁の味が伝わる塩ラーメンは、素材の良しあしがダイレクトにラーメンの味に影響されてしまう。そのためシーズンに応じて素材を吟味し、タレの分量を調整するなどの工夫で年中同じレベルで提供できるように心がけているそう。「長く愛されるお店でありたい」と、お客さんの顔を見ながら日々おいしい一杯の研究に挑んでいる。

麺はミネヤ食品の中細ストレート麺、ゆで上がりは早い
看板のとおりまずは塩ラーメンを食べてほしいが、煮干しベースの醤油ラーメンもまた違った趣向でおすすめ。香ばしく炙った細切れチャーシューがたんまりとのったレアチャーシュー丼は、ガッツリと肉を食べている感がすごく、塩ラーメンのお供に注文してほしい一品だ。さらに、冬と夏の限定で登場するそれぞれのつけ麺も、麺がマグロの出汁に漬かっているなど独創的でファンが付くほどの人気。今年の冬も12月頃から提供予定なので、ぜひチェックしよう。
人気メニュー 塩らーめん 800円/醤油らーめん 800円/炙りレアチャーシュー丼 300円
こんな美味しい塩ラーメンには、めったにありつけないだろう。「黒ばら海苔」とは、普通に食卓に上る味付海苔や焼海苔の加工前の姿だが、加工していない分、うま味が濃い。これが塩スープによくなじむのである。薬味の粉山椒を振りかけても、また美味しくなる。帰るとき(午後2時頃)には、10人ほどが並んでいた。
東京のN顧問がこんな美味しい天理の店を知っていたとは、驚きである。N顧問には、他にも美味しい県下のラーメン屋情報を聞いているので、また訪ねてみたい。皆さんも、ぜひ!
※食べログは、こちら、林岳史さんのラーメンブログは、こちら
※トップ写真は私が注文した「特製塩ラーメンの大盛り」(1,150円)
入店したのは午後1時頃で、3人待ち。食券を自動販売機で買うシステムだった。若いご店主がたったお1人で、鮮やかにお客をさばいていた。全く「塩対応」ではなく、愛想良く対応していただいた。20分後に着席し、着丼はわずか6分後。南都銀行の観光サイト「ええ古都なら」に書かれたラーメン王子・林岳史さんの紹介文によると、
塩たいおう 天理市 掲載日:2020年11月16日
朝びき鶏と季節ごとに変える魚介の上品なスープに藻塩のタレが映える!
大阪で常に行列を作るラーメン店【人類みな麺類】。ラーメンフリークなら誰もが知るこの人気店で約2年修業した店長が、2019年3月に天理で念願の店をオープンさせた。その名も【塩たいおう】。醤油ラーメンや豚骨ラーメンなどさまざまなスープを学んだすえ行きついたのは、もっとも奥深いとも言われる“塩ラーメン”だった。

丼の中の宇宙。塩ラーメン+味玉+レアチャーシュー+麺大盛り(0.5玉)
透き通ったスープは、朝びきの鶏と魚介(この日はアゴとサワラ)から丁寧に出汁を取ったもの。その滋味を飽きることなく味わえるようにと油をできるだけ使わないようにしている。塩ダレには、「個性が強く、扱いづらい」とされる藻塩をあえてセレクト。その奥深い旨味が上品なスープをしっかりと支える。全体のバランスが良く、後口もクリアで何杯でも食べられそうな味わいだ。

ミネラル塩のほのかな甘味が感じられる。黒ばら海苔がいい仕事をしている
麺はミネヤ食品の中細ストレート麺を合わせ、シコッと程よい食感でスープとの一体感を演出する。トッピングにはオープン当初はローストしたチャーシューを使っていたが、お客さんに若い人が多いため肩ロースのレアチャーシューに変更。食べ応えがあり、評判も上々。また、黒ばらのりが風味と食感のアクセントとして効いていて、〆にご飯を入れて雑炊として味わうのも良いだろう。
年中同じレベルの味を維持しつつ、お客さんの顔を見ながら進化を続けたい。ラーメン店以外に和食や割烹での修業経験もあり、出汁の取り方には人一倍こだわりを持っている店長。繊細な出汁の味が伝わる塩ラーメンは、素材の良しあしがダイレクトにラーメンの味に影響されてしまう。そのためシーズンに応じて素材を吟味し、タレの分量を調整するなどの工夫で年中同じレベルで提供できるように心がけているそう。「長く愛されるお店でありたい」と、お客さんの顔を見ながら日々おいしい一杯の研究に挑んでいる。

麺はミネヤ食品の中細ストレート麺、ゆで上がりは早い
看板のとおりまずは塩ラーメンを食べてほしいが、煮干しベースの醤油ラーメンもまた違った趣向でおすすめ。香ばしく炙った細切れチャーシューがたんまりとのったレアチャーシュー丼は、ガッツリと肉を食べている感がすごく、塩ラーメンのお供に注文してほしい一品だ。さらに、冬と夏の限定で登場するそれぞれのつけ麺も、麺がマグロの出汁に漬かっているなど独創的でファンが付くほどの人気。今年の冬も12月頃から提供予定なので、ぜひチェックしよう。
人気メニュー 塩らーめん 800円/醤油らーめん 800円/炙りレアチャーシュー丼 300円
こんな美味しい塩ラーメンには、めったにありつけないだろう。「黒ばら海苔」とは、普通に食卓に上る味付海苔や焼海苔の加工前の姿だが、加工していない分、うま味が濃い。これが塩スープによくなじむのである。薬味の粉山椒を振りかけても、また美味しくなる。帰るとき(午後2時頃)には、10人ほどが並んでいた。
東京のN顧問がこんな美味しい天理の店を知っていたとは、驚きである。N顧問には、他にも美味しい県下のラーメン屋情報を聞いているので、また訪ねてみたい。皆さんも、ぜひ!
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