tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

寺坂(下市町)の あまご炙りずしと肉うどん/昭和レトロ食堂(1)

2021年05月16日 | グルメガイド
私が愛してやまない「昭和レトロ食堂」は、ご店主の高齢化と後継者難で、長期低落傾向にある。それでなくても奈良県内の人口当たり飲食店数は全国最下位で、全国トップの沖縄県の半分以下(45%)なのだ。「これはイカン!」と、県内の昭和レトロ食堂(大衆食堂、洋食屋、町中華 etc.)を当ブログなどで紹介して盛り上げることにした。その初回が寺坂(吉野郡下市町下市32の1)である。ネタは毎日新聞奈良版(2021.5.14付)の「食探訪」で仕入れ、翌日(5/15)のランチタイムに訪ねた。記事全文を紹介すると、


目印はこのバス停。この真ん前にお店がある(お寺の前の坂道にあるから「寺坂」)




店の裏を川(吉野川の支流)が流れる

世界遺産・大峰へと続く下市町の国道309号で見かけた「あまご炙(あぶ)りずし」と書かれた看板。「焼く」のではなく、あえて魚を「あぶる」という調理法にそそられ、ノスタルジックにたたずむ食堂ののれんをくぐってみた。【高田房二郎】






ウインドーの見本。あれっ、丼とすしが逆になっている!

「あまご炙りずし」は、文久3(1863)年創業の食堂「寺坂」(同町下市)の名物料理の一つ。6代目の経営者、吉本泰大さん(70)が、父親から店を継いで間もない20代半ばの頃、十津川村の人から「アマゴはあぶって食べるとうまいんや」と聞いたのがメニュー化のきっかけだった。


名物「あまご炙りずし」税込み900円

大峰参りの宿場町としてにぎわった江戸期末、そば屋から始まった老舗の食堂。祖父の代からはアユの早ずしを手がけ、バトンを受けた自分の代でも新たな名物になる献立を、と模索していたところだった。


すし飯にはさんだ大葉が、いい香りをつける

アマゴのおいしさが際立つあぶり加減を探究。「日に数十匹焼いては捨て、焼いては捨てと、その繰り返しでしたね」。およそ1年かけて商品化にこぎ着けた当時を吉本さんは振り返る。


「肉うどん」500円には、こんなにたくさんの牛肉!おツユは、薄味の関西風

軽めに押したすし飯に大葉を挟み、アクセントをつける。その上にあぶったアマゴを頭ごと載せて、自家製のタレを塗って出来上がり。価格は販売開始以来ずっと900円の据え置き。香ばしい味を求めて大阪から訪れる根強いファンもいるという。


春季限定の「山菜巻」500円、これをテイクアウトすることにした



この「あまご炙り」と、夏期の「鮎ずし」、新鮮な葉が手に入る5月から9月にかけて限定の「柿の葉ずし」が人気トップ3だ。「店は私の代で終わりになりますが、この味を慕ってくれるお客さんのため、体が続く限り、のれんを守っていきたい」。吉本さんは、そう笑顔で語った。


こんなにたくさんの山菜がはさんである


わらびのシャキシャキ感がいいアクセントになっている

下市町下市32の1。営業時間は午前9時~午後7時。木曜定休。駐車場は、国道を挟んで店の向かい側。電話0747・52・2076。

「今のご主人でお店を閉めるのですか?」と、奥さんにお聞きすると「息子がいるのですが、別の仕事をしていますので」とおっしゃっていた。これは何とも残念だ。ご主人は70歳で、とてもお元気そうだったので当分は大丈夫、せっせと通うことにしたい。皆さんも、ぜひお訪ねください!
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