tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

良し良し吉野( 飛び出せフルコト!in ホ・スセリ )は、5月28日開催!(2013Topic)

2013年05月26日 | お知らせ
吉野町で勤務する同僚のMくんから、良し良し吉野のパンフレットが届いた。発信元は、吉野スタイルの磯崎典央さんのようだ。当ブログでも紹介した奈良きたまちweek 2013というイベントの飛び出せフルコト! in ホ・スセリ(5/27~6/2)のひとコマとして5月28日(火)に開催されるのだという。開催場所はさくらバーガーの2階「ホ・スセリ」である。フルコトのHPによると

大海人皇子が「よき人の よしとよく見て よしと言ひし 吉野よく見よ 良き人よく見」と歌った万葉歌があります。それにあやかって、吉野町のすてきなもの、おいしいものを集めました。 手漉き和紙や割箸、作庭という吉野の手仕事に、吉野育ちの原木しいたけ、お豆腐、吉野葛の食。その一端を見て手に取って味わって、吉野の魅力に触れてみてください。きっと吉野を訪ねてみたくなると思います。


新鮮しいたけの岡本さん。磯崎さんのFacebookから拝借(山本茂伸さんの撮影)

同日には「吉野マクロビランチ」(1,000円)が提供されるが、これはすでに予約受付が終了した。しかしご安心を。この日、1階のさくらバーガーで、新鮮しいたけおかもとの椎茸を使った「原木しいたけバーガー」が提供されるのだ。

さくらバーガーさんでは、原木しいたけを贅沢に使った「原木しいたけバーガー」を1日限定での販売もしていただきますよ! こちらもどうぞお見逃しなく! 今回の企画は「吉野スタイル」さん に手取り足取りでご協力いただいています。吉野のいきいきとしたいろんな顔をご紹介されている「吉野スタイル」さんのサイトも、この機会にぜひご覧になってみてください。

私は5月28日(火)は休暇を取るので、ゆっくりランチをいただき、吉野の特産品も買ってこようと思っている。皆さんも、ぜひ「さくらバーガー」と「ホ・スセリ」に足をお運びください!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近鉄奈良駅前の行基像(産経新聞「なら再発見」第30回)

2013年05月25日 | なら再発見(産経新聞)
産経新聞奈良版・三重版ほかに好評連載中の「なら再発見」、早くも30回目を迎えた。執筆いただいているNPO法人奈良まほろばソムリエの会の14人の皆さんには、感謝を申し上げたい。とりわけ細心の注意を要するチェック役をご担当いただいている辰馬さんには、いつもご苦労をおかけしており、厚く御礼申し上げる。
※これまでの掲載分は、こちら

さて今日(5/25)の執筆者は、当会理事の鈴木浩(すずき・ゆたか)さんである。原稿を書いていただいたあと、すぐに行基広場の屋根の取り付け工事が始まり、それが完成するのを待っていた。行基像を拝もうにも拝めないからだ。当初は3月末の完成予定だったが、それが5月末までズレ込んだので、鈴木さんにはずいぶん長い間お待ちいただいた。では、全文を紹介する。

 奈良市の近鉄奈良駅前の行基菩薩像が建っている広場。新たな屋根の設置も終わり、待ち合わせのスポットなどとして利用されている。
 行基菩薩像は、もとは赤膚(あかはだ)焼製だったが今はブロンズ製となっている。43年前に建立されたが、心ない人に壊され、平成7年にブロンズ像で復元。現在は、台座のみが赤膚焼だ。
 赤膚焼の行基像は同時に3体作られ、行基ゆかりの霊山寺(奈良市中町)、九品寺(御所市楢原)にある。すべてが東大寺に向けて建てられている。
 近鉄で奈良に来て、最初に出合う行基菩薩とは何をした人で、なぜここにいるのか―。
      *   *   *
 行基(668~749年)は、当時の河内国(現在の大阪府堺市)に生まれた。15歳で出家し、飛鳥の地に赴いた。ここで、唐から帰国した道昭(どうしょう)を知った。「西遊記」の三蔵法師で有名な唐の玄奘(げんじょう)から、最新の仏教教学を学んだ慈悲深い道昭の生き方に強く影響を受けた。
 行基は青年期に修験道の祖、役小角(えんのおづぬ)のもとで葛城山で修業したが、40歳を過ぎて生駒山に修行の場を移した。この頃、平城京の造営事業に携わった労役者の逃亡、流浪が増加するようになった。
 これを目の当たりにした行基は平城京に出て、救済に立ちあがる。これらの人々を托鉢僧とし、露をしのぐ院を建てた。行基の活動は各地に伝わり、都の法会に1万人もの人々が集まるようになった。
 当時、国家が僧を定め、庶民への布教は認められておらず、行基の活動も禁止された。
 それでも行基は庶民のための寺院「四十九院」を次々に建てた。水田開発も進め、各地にため池を造り、港を整備、橋も架けた。
 身寄りのない人のために福祉事業にも取り組んだ。行基は常に、庶民の側に立った仏教指導を行った。遂には朝廷も行基の活動を認めるようになった。



 743年、聖武天皇は大仏建立の発願を決意し、広く民衆に支持されている行基を責任者に任命した。
 造仏が進展する中、749年、行基は奈良市の菅原寺(今の喜光寺)で、大勢の人々に見守られながら亡くなった。大仏開眼の日、聖武天皇(すでに譲位)は行基に感謝の想いを念じたと伝えられる。
      *   *   *
 国家によって弾圧されながら、ひたすら民衆とともに仏道を貫き、最後は民衆に見守られて亡くなった行基。
 平成10年、東大寺で行基1250年遠忌(おんき)法要が盛大に行われ、ゆかりの全国460カ寺院からも参集した。
 仏教の都・奈良を象徴する人物は行基が最もふさわしいと、今なお多くの人々に慕われている。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 鈴木浩)


平凡社『世界大百科事典』によると、行基の《父は高志才智 (こしのさいち),母は蜂田古爾比売 (はちたのこにひめ)。 高志氏は百済系渡来人の書 (文) (ふみ) 氏の分派》とあり、百済の血を引いている。道昭は《民間で井戸,船,橋などを造る社会事業にも努めた。行基は入唐していないが,師の道昭を介し唐やインドの仏教に目をそそぎ,また行基の活動における伝道と社会事業の結合も道昭から学んだ影響である》。鎌倉時代の僧・忍性(にんしょう)は、行基の影響を受け、貧者・病者の救済などの活動に生涯を捧げた。

《717 年 (養老 1) 政府が行基の伝道を「僧尼令 (そうにりょう)」違反として禁圧したのは,彼への社会的信望を忌避したためとも,政府が隋の文帝や唐の高宗による三階教 (教団は王権から独立すべきものだと主張) 弾圧から刺激されたためともいう。しかし政府は行基の土木技術や,庶民を動員する力量を利用するため,三世一身法や墾田永年私財法発布の過程で 731 年伝道禁圧をゆるめ,743 年紫香楽 (しがらき) での大仏造営詔発布のさい勧進 (募財) 役に起用し,745 年大僧正に任じた》。

行基にまつわる伝説は数多い。《「日本霊異記」には,行基が説法の場において,教えを受けに来た女の過去を見抜いたり (中,第三十), 髪に猪の油を塗っているのを遠くから指摘し退場させた (中,第二十九) というような話が収められているが,その説話には,行基の布教の姿をほうふつとさせるものがある。また,行基が大僧正になったのをねたんだ智光が地獄に落ちたという話 (中,第七) も,平安時代初期の行基信仰の一面を伝えている。それらの説話は,後の説話集に受けつがれていったが, 平安時代中期になると,行基は胞衣 (えな) にくるまったままで生まれたという「本朝法華験記」「日本往生極楽記」の伝のように,常ならぬ人として強調されるようになった》。

《幼いときから仏法に通じ,さまざまに方便を用いて人々を救うと伝えられる行基の姿には,民間の行基信仰があらわれている。中世に入って,行基への敬慕はさらにひろまり,行基の開創になるという寺,行基の手になる仏像,橋,港などの伝承は,畿内を中心に数多く見られる。そうした中で,行基は,中世の民間の仏教と,仏教が最もさかえた天平時代とをつなぐ人物として重視されるようになった》とある。聖徳太子や弘法大師(空海)のように「行基信仰」があったのだ。

鈴木さん、永らくお待たせして、失礼しました。興味深いお話、有難うございました! 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

犬養節で万葉集を朗唱するバスツアー、いよいよ6月8日(土)と15日(土)開催!(2013Topic)

2013年05月24日 | 記紀・万葉
※現在、6月15日(土)催行分のみ、受付中です!

NPO法人奈良まほろばソムリエの会と奈良交通のタイアップツアー「奈良まほろばソムリエと 歌って巡ろう!大和路・万葉の旅」の第2弾初瀬・桜井コースが、いよいよ6月8日(土)と15日(土)の両日、開催される。このツアーは、犬養節(故犬養孝氏が万葉集を詠んだ独特の節回し)で、お客さんと一緒にゆかりの万葉歌を朗唱しながら各地を巡る、というスペシャル・ツアーである。
※トップ写真は古事記をめぐるバスツアー。向かって右が雑賀耕三郎さん、左は津山進さん(2012.12.1)

奈良まほろばソムリエの会では、犬養孝著『万葉の旅(上)大和』をテキストに3ヵ月間・4回の勉強会を開催し、また犬養氏のCDを繰り返し聞いて犬養節を身につけた。


犬養万葉の第1弾明日香コース。メインガイドは露木基勝さん(向かって左)、サブは亀田幸英さん

奈良交通のHPによると《万葉集の巻頭に、泊瀬朝倉(はつせのあさくら)宮に皇居のあった雄略天皇の作といわれる求婚の歌が登場します。このコースでは、万葉びとの心情で初瀬・桜井をたどります》というツアーである。コースは、

各のりば(近鉄・JR奈良駅)=檜原神社…井寺池=昼食(三輪茶屋)=大神神社…(山の辺の道)……海石榴市(つばいち) =雄略天皇宮址(車窓)=…舒明天皇陵・鏡王女陵…=聖林寺=大和八木駅(17:30頃)=各のりば(近鉄・JR奈良駅)※山の辺の道…徒歩 約3km

メインガイドは両日とも、雑賀耕三郎さん。雑賀さんはソムリエの会が誇る「カリスマガイド」である。サブガイドは大山恵功さん(6/8)と前田昌善さん(6/15)。6/8には、私もサポーターとして同乗する。ランチは「三輪茶屋」(三輪そうめん山本)で、「白龍」の冷やしそうめんをいただく。雑賀さんは、ご自身のブログ「 奈良・桜井の歴史と社会」の記事大和路 万葉の旅は6月8日(土)と15日(土)で、このツアーのことを紹介されている。一部を抜粋すると、

今度のツアーは檜原神社(井寺池)、大神神社、海石榴市、忍阪(おっさか)と万葉集の発祥の地である。万葉集は4000首あまりの歌がおさめられているが、その第一番の歌は桜井の初瀬谷、泊瀬朝倉に宮を置いたという雄略天皇によるものである。「籠もよ み籠もち ふくしもよ みぶくしもち」である。

雄略天皇の歌は、伝承の歌とみられており、実質的な第一番は舒明天皇の「大和には 群山あれど とりよろふ 天の香具山登りたち・・・」であろう。この舒明天皇の陵が忍阪に鎮まっているのである。僕はこの陵の前で、この歌を力をこめて歌わせていただく。万葉集には大きな女性の感性と力が込められている。僕に言わせれば、「女性が輝き、力を示した万葉集」ということである。

仁徳天皇(16代,400年)の磐之媛皇后の歌も忘れてはいけない。天皇がほかの后を求めることに激しく抵抗し、深い愛情を示した歌が4首、収録されている。巻2の冒頭にこの歌は配置されており、そして「君が往き け長くなりぬ山たづね 迎えかゆかん、待ちにかまたん」が忍阪にかかわりのある歌なのである。

この大和路・万葉の旅のツアー、桜井コースは犬養孝先生の『万葉の旅』を土台にして、現地を訪れて、「万葉集の発祥」と「女性が輝き、力を示した万葉の時代」を直接感ずるツアーにしようと準備をすすめている。



ササユリ。写真は雑賀さんのブログから拝借

サプライズとして大神神社、ササ百合園が見ごろを迎えることである。こんな百合の花を見ながら、「道の辺の草深百合の花咲(えみ)に 咲(え)まししからに 妻といふべしや」(巻7-1257)を歌ってみよう。

8日まで、もう2週間しかありませんが、ご日程やりくりできませんか?お待ちしております。

雑賀さんは5月18日(土)、サブガイドの大山さんと2人で、本番さながらの「予行演習」を実施された。奈良交通とまほろばソムリエの万葉の旅で紹介されている。

出発はいずれも近鉄とJRの奈良駅である。今回は奈良からガイドする。一番初めは巻向山に入る車谷で、奈良から40分、ここまでに皆さんと交流を深める。僕は檜原神社、井寺池からお話を始める。井寺池、ここが大きなポイントであることは衆目の一致するところである。

万葉集ではないが、ここは倭武尊命(ヤマトタケルノミコト)が歌い(古事記)、川端康成が揮毫した「大和は国のまほろば たたなづく青かき 山ごもれる 大和し美(うるわ)し」の歌碑がある。倭武尊の歌であり、川端康成の揮毫であり、歌碑の形といい話題は大きく、数多い。


井寺池。写真は雑賀さんのブログから拝借

これが歌える。教えてくれた人がいた。誰? 犬養孝氏である。「作曲家の黛敏郎君(犬養孝の教え子である)と一緒に前総理の佐藤栄作さんご夫妻をここに案内したことがあった。…大和はくにのまほろば…を合唱しましょうと申したところ、われわれだけで誰もいなかったからだろうか、みなみな天真爛漫、心ゆくまでうたいあげた」犬養孝著『万葉十二ヵ月』(新潮文庫)とある。やってみると、これが意外にうまくゆく。これは盛り上がるだろう。

そんな感じで、今日(18日の土曜日)、サブで参加してくれる大山さんと二人で練習ツアーを行ってきた。大山さんはいろいろ勉強しているが、どうも犬養節が苦手だという。「どうしてもうまくいかない」というので、僕も音痴だが一緒に歌ってみた。犬養節のポイントは第2句の出足の切れ味だと僕は思う。大山さんはそこが冗長だった。

大山さんは歌を解説、紹介して3首くらいを歌唱指導して皆さんとともに歌うことになる。「紫は灰さすものぞ 海石榴市…」を朗唱する大山さん。練習の成果も出て、ここらあたりではもう自信タップリである。最後に仏教伝来の碑の前で朗詠する大山さん。今日のお客は僕一人だ。



古事記をめぐるバスツアー(2012.12.1撮影)

カリスマの指導で、大山さんも犬養節をマスターされたようである。めでたし、めでたし。私見では、「犬養節」は文化遺産である。しかし今、犬養節を知っている人は少数派となった。ましてや、朗唱できる人は少ない。犬養氏がお亡くなりになって、まだ15年しか経っていないというのに…。このツアーは、犬養氏の「万葉旅行」を再現し、犬養節という文化遺産を後世に伝えていこうという試みなのである。すでに2年分・12のコースを用意している。

いよいよ本番は6月8日(土)と15日(土)。皆さん、ぜひお早めにお申し込みをお願いします! 奈良交通のHPは、こちら。ネット予約は、こちら。電話の場合は、奈良交通 総合予約センター 営業時間 8:30~19:00(年中無休)TEL:0742-22-5110へ。お急ぎください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桃の袋かぶせ&桃の栽培と歴史を学ぶ、5月25日(土)・26日(日)開催!(2013Topic)

2013年05月23日 | 奈良にこだわる
特定非営利活動法人 Layer Box(レイヤーボックス)の月森砂名さんから、こんなメールをいただいた。月森さんは東京と奈良を往復しながら、町おこしなどの活動をされている。以前、ならどっとFMの番組にも、ゲストとして出ていただいたことがある。

2年ほど前から、東京の桃太郎の会の運営に関わったことから、はじめてその存在を知った、「桃太郎発祥の地」奈良県磯城郡田原本町。私としては逆輸入(?)的な感じで、今、さまざまな町おこしのお手伝いをしています。

さて、古事記の記述に基づき、桃太郎のモデルと言われる大吉備津日古命が誕生した黒田(庵戸宮)の「桃花会(とうかかい)」は、町おこしの一環として桃栽培を行って、十数年になります。それが今、高齢化のため継承が危惧されています。

なんとか次世代にアプローチできないかという片岡慎治会長のお話をお聴きして。まずは地元、奈良県下の子どもたちに、桃栽培を手伝ってもらう体験プログラムを提供することで、広め、伝えてゆこうではないかという取り組みを5年計画で始めることになりました。

■5月25日(土)、26日(日)に「桃の袋かぶせ」
※田原本町の歴史、町おこしについての話、語り部さんによる紙芝居があります

■7月28日(日)、29日(月)に「桃の収穫」
※農業体験を通して、生命について学び、収穫の苦労と喜びを身を持って知ってもらいます

■8月25日(日)に「古代桃でスィーツ♪」
※食品を無駄にしない、農作物を大切に頂く(食する)ことの意義を考え、チームワークの大切さを学ぶ。

直近のイベントとしては、5月25日、26日、いずれかにお子様たちにご参加いただきたく、思っております。奈良県下全域が対象ですので、ぜひとも、広くお知らせしたいと思っています。


詳しい情報が、同法人の桃、見守り隊&古代桃でスィーツ♪というサイトに出ている。5/25(土)、5/26(日)午前中の「桃の袋かぶせ&桃の栽培と歴史を学ぶ」については、

店頭の桃しか知らない子どもたちが、自らが作業を行い生育に関わる過程で、農業の苦労や喜びを知る。「桃太郎の紙芝居」では、地元の物語に触れ、文化資産を守ってゆく意義について学ぶ。(対象、奈良県下、近郊の小・中学生)

■日時:2013年5月25日(土)、5月26日(日)※いずれか一日にご参加ください
9:15~12:00【9:00集合…近鉄田原本町「黒田」駅】

■プログラム
9:00~9:10 公民館に移動
9:10~9:20 田原本町の歴史と桃花会と町おこしについて
9:20~10:10 袋にお絵かき、名前入れ
10:10~10:25 桃太郎の紙芝居(「語り部さん」)
10:25~10:40 休憩
10:40~10:55 畑に移動
10:55~11:05 古代桃の栽培と畑仕事、農作業について
11:05~11:55 桃の袋かぶせ
11:55~12:00 次回の説明(「桃の収穫」について)

■参加費:500円(なるべく釣銭のいらないようお願いいたします)

■講師:片岡 慎治 先生

■対象:小学生、中学生。1日先着お子様10名様(2日間で計20名、保護者同伴任意)
※いずれか一日のみ参加<雨天は翌週に順延>


※詳細とネットでのお申し込みは、こちら
※電話でのお申し込みは、090-7286-3644(月森さん)
平日9:00~12:00 土日祝9:00~11:00
お名前/学校名/〒 ご住所/連絡先(連絡のつく電話番号)/メールアドレス/保護者のお名前/参加人数


私は奈良県の隣の和歌山県の生まれである。和歌山県は果樹栽培の盛んな地域で、柿やミカンのほか、桃もよく栽培されている。なかでも「あら川の桃」(紀の川市桃山町)は、絶品である。

子供の頃から、畑での袋かけ(袋かぶせ)作業をよく目にした。あれは、雨が仲介する「灰星病(はいぼしびょう)」という伝染病から桃を守るために行う作業なのだが、おそらく今の子供たちは、そんなことは知らないだろう。

桃は『古事記』にも登場する。イザナキが黄泉の国から逃げ帰るとき、追っ手を振り払うために桃の実を投げつけるのである。桃は古代中国などで「聖なる果実」「邪気を払う実」であった。だから「桃源郷」という言葉がある。纏向遺跡から、2,000個以上の桃の種が発掘されたというニュースも、記憶に新しい。古代桃は今の白桃(=突然変異による)のような大きいものではなく、スモモほどのサイズで、味も酸っぱかったようである。

5月に袋かけ、7月に収穫、8月にはスイーツづくり、と盛りだくさんな内容である。予報によれば5月25日(土)も26日(日)も、お天気は良さそうだ。参加費はわずか500円。小中学生のお子さんをお持ちのお父さん、お母さん。ぜひ「桃太郎発祥の地」での「袋かけ」体験をお子さんにお薦めください!

月森さん、掲載が遅くなって失礼しました。イベントのご成功をお祈りいたします!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良きたまちweek は、5月27 日(月)から6月2日(日)まで!(2013Topic)

2013年05月22日 | 奈良にこだわる
先日、小さなホテル奈良倶楽部の谷規佐子(たに・きさこ)さんから、こんなメールをいただいた。谷さんは奈良倶楽部通信というブログを書かれている。

きたまちで行なうイベント「奈良きたまちweek2013」をご紹介して頂きたくお願いのメールを差し上げました。昨年のイベント「もっとずっときっと祭」を1回限りで終わらせないで継続していきたいと、きたまちの有志が集まって今年は「きたまちweek」というイベントを立ち上げました。

このイベントは、同時期にきたまちの各店舗が自分達の裁量で同時多発的に何かをしようというもので、きたまち内の60数軒の団体や店舗に参加していただくことになりました(通常営業の店舗も多いですが)。各店舗それぞれのイベント以外に「楽しく・おいしく・学べる」をキーワードに、講演会やワークショップ、町並み散策ツアー、フリーマーケットや屋台などさまざまなイベントも開催します。


谷さんは、ご自身のブログにきたまちweekのご案内という記事も連載されている。公式ガイドマップ「きたまち新報」は、「きたまちのさくらバーガーさんなどに置いてありますよ」とのことだったので、いただいてきた。そこには

「奈良きたまち」とは近鉄奈良駅から般若寺あたりまでの北側エリア一帯をさす呼び名。平城京外京の一部で、東大寺、京都と奈良を結ぶ奈良街道、多聞城跡、奈良奉行所跡の奈良女子大学など歴史的な見どころが多くあります。さらに、商店街に加え、町並みに馴染みつつ個性あふれるショップも増えていて、雑誌や新聞などでも注目のエリアです。

そんな「奈良きたまち」エリア一帯で行われるのが「奈良きたまちweek2013」。「楽しく・おいしく・学べる」をキーワードに、町並み散策ツアー、おいしいものいっぱいの屋台や市、講演会やワークショップなどが、各店舗や神社の境内なども利用して行われます。

「奈良きたまちweek2013」第一弾の5月27 日(月)~6月2日(日)の情報をチェックできる、この「きたまち新報」を見ながら、お好きなときに、お好きなように楽しんでみてくださいね!

「きたまち新報」はPDFでも入手できるし、より詳しい情報は、奈良きたまちweek2013のHPに出ている。イベントをざっと羅列すると、

崔福姫先生へのオマージュと「私たちのファーストポジャギ展」:5/28(火)~ 6/2(日)
シンポジウム「奈良きたまち学」:6/1(土)
飛び出せフルコト! in ホ・スセリ:5/27(月)~ 6/2(日)
奈良きたまち<迷>案内人:期間中毎日開催
きたまち横丁:6/1(土)
きたまち おやつ横丁:6/2(日)
第2回 きたまち癒しの古民家へいらっしゃい:6/1(土)6/2(日)
奈良市きたまち転害門観光案内所(仮)オープンイベント:開所式典 5/25(土)
はつみやクラフト横丁:6/1(土)6/2(日)
奈良きたまちてくてく:期間中毎日開催
きたまち奇跡のコラボナイト:6/2(日)
第26回大門玉手箱 in 初宮神社:5/25(土)
奈良きたまち まちかど博物館
お花と動物雑貨展 5/15(水)~ 6/2(日)
フェリシモしあわせの学校 小さな教室と雑貨店:5/28(火)5/29(水)
講演「写真家・入江泰吉が愛した奈良きたまち」:5/30(木)
玉野由理 きたまちドローイング展:5/31(金)~6/2(日)
のりこ&みなこらいぶ:6/1(土)
プリザーブドフラワー アクセサリー教室:6/2(日)
いちにち薬膳セミナー:6/1(土)
真空管アンプでレトロな音を楽しむ:期間中毎日
スケッチ画で見る奈良きたまち展:期間中毎日

私が密かに狙っているのは、6/2(要予約)のきたまち奇跡のコラボナイトである。何しろ《フレンチの「きたまちce magasin」、中華料理の「ビストロ中華へいぞう」、ワイン専門店「ワインの王子様」、そして「さくらバーガー」が、一夜かぎりの奇跡のコラボレーション! お問い合わせ ☎ 0742-31-3813》というすごい顔ぶれなのだ。開催場所は「さくらバーガー」(東向北商店街)だ。予約したものかどうか、ちょっと迷っているところである。

よくこれだけのメニューを揃えたものである。奈良きたまちは、東向商店街などに比べると家賃も安いので、若い人でも出店しやすいのだろうが、これから大化けしそうな胎動を感じる。谷さん、そしてきたまちの皆さん、イベントのご成功をお祈りいたします!



コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする