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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

土曜日(6/27)は 生駒駅前100円商店街(第28回)へ!(2015Topic)

2015年06月25日 | お知らせ
いよいよ6月27日(土)、今回で28回目となる「生駒駅前100円商店街」が開催される。同商店街の公式サイトによると、

6月27日(土)10時より、第28回生駒駅前100円商店街を開催します。今回もまた、たいへんお得な100円商品が店頭に並びます(詳細はチラシをご覧下さい)。やっぱり100円商店街、おいしい新鮮野菜に果物、お魚、お菓子、くつした・文具・日用品・お花まで100円でご提供。

飲食店では、冷たいビールや焼き鳥、ミニシェイクやフラッペ等、お買い得商品が盛りだくさん。ヨーヨー・スーパーボールすくい等ゲームコーナーもたくさんあります。小さいお子様も楽しんで頂ける100円玉のお祭りです。グリーンヒルいこまでは自衛隊コーナーや「この国のまほろば」と題した奈良在住の画家による原画展が開催されます。お誘い合わせのうえ、楽しい生駒駅前商店街にお越しください。
<場 所> 生駒駅前商店街
<主 催> 生駒駅前商店街連合会


私も何度かお邪魔した。「えっ!これが100円?」と驚くような日用雑貨もあれば、わらび餅やいなり寿司など、屋台感覚で楽しめるお店もある。今回は、奈良の風景を描いた絵画展も開かれるので、また楽しみが1つ増えた。

開催時間は午前10時~午後5時までだが「売切御免」なので、早めに訪れることがコツである。皆さん、土曜日はぜひ、生駒駅前100円商店街へ!

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奈良県内宿泊 50%OFF(上限5,000円)キャンペーンご利用は、お早めに!

2015年06月24日 | 奈良にこだわる
5/31、当ブログで「奈良県内にお泊まりの方に50%OFF!」と紹介した「奈良県宿泊者限定2億5千万円キャッシュバックキャンペーン」(2015年6月19日~7月31日)、順調に推移しているようだ。「かんぽの宿 奈良」(奈良市二条町)の公式ブログには、

6月1日の受付開始から大反響の『奈良県宿泊者限定キャッシュバックキャンペーン』にお申し込みいただいたお客さまのご利用が始まっています。初日の6月19日は、当宿で53名ものお客さまが、キャンペーン対象プランをご利用になりました。お1人様5,000円のキャッシュバックに「こんなにお得でいいの?」の声が多数寄せられています。

奈良県からの助成金額総額が2億5千万円になった時点で終了となりますので、お早目にお申し込みください。


また「サンホテル奈良」(奈良市三条本町)のスタッフブログには、

今回県では、地域活性化・地域住民生活等 緊急支援交付金 なるものを活用し、奈良県宿泊者限定で、ひとり1泊あたり最大5,000円のキャッシュバックを行うことにしたらしい…。(どえらい強気ですな…)で、サンホテル奈良でもこの度この太っ腹ぷらんに便乗することとなりました!!!

その名も 奈良はうまいものプラン。サンホテル奈良に泊まって、夜は奈良の有名店での夕食、朝はホテルのバイキングがついてお一人13,000円。だけど、5,000円のキャッシュバックがあるので、実質8,000円でOKというプラン。夕食にお選びいただける店は次の 5店。

1 利光(和食)17:00~22:00
老舗料亭で腕をふるったご主人が作る京風懐石料理を落ち着いた店内でゆったりといただけます。
2 吉座傳右衛門(和食)17:30~22:30
旬の食材をふんだんに使ったお料理を、奈良の隠れ家で舌鼓って。人気抜群のお店です。
3 クッチーナチュルボ(イタリアン) 18:00~20:30
近隣の農家から仕入れたオーガニック野菜を中心にしたイタリアン。お店は和の趣のある落ち着いた雰囲気です。
4 旬菜ひより(和食)17:00~23:00
専属農園で作った大和野菜をたっぷり使った創作和食で人気の奈良町にあるお店。
5 梁山泊(和食)17:00~23:00
古都奈良で40年。地元の素材を中心に、各地の旬の食材を取り入れたお料理を、奈良の民家を思わせる店内で召し上がれます。

なかなかでしょ?しか~し、このプラン、お申し込みはホテルへの直接予約(電話)に限ります。ついでに プレミアム商品券など、他の優遇措置との併用は出来ません。お申し込みの際には、宿泊希望日と希望のお店(候補2店)と時間を伝えて下さい。

なるほど、周辺の飲食店と連携した、こんな「応用」プランもあるのだ。私が7/1(水)に利用させていただく予定の「ホテル杉の湯」(川上村迫)では「豪華やまとプラン」を提供している。1泊2食の通常価格19,500円が、14,500円になるのだ。チラシ(JPG)には

料理 大和牛(やまとうし)・大和肉鶏(やまとにくどり)・天然鮎を使った会席料理
特典 ○コーヒーサービス&夕食の際のワンドリンクサービス
   ○ホタル観賞のご案内(6月19日~7月15日)
   ○丹生川上神社上社で星観賞のご案内(7月16日~7月30日)


これはまさに豪華なプランだ。この日は午後3時から、同ホテルで講演(ドーする!ドーなる?奈良県観光)をさせていただく予定だ。ちょうど「ホタル観賞のご案内」のある日なので、利用させていただきたいと思っている。

「奈良県宿泊者限定キャッシュバックキャンペーン」の対象期間は、7/31までだが、予算(2億5千万円)を使い切れば打ち止めとなってしまう。皆さん、ぜひお早い目にご利用ください!

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春日大社権宮司 岡本彰夫さん、惜しまれつつ 平成27年6月末でご勇退!

2015年06月23日 | 奈良にこだわる
今朝の奈良新聞社会面トップに「春日大社の岡本権宮司(ごんぐうじ)、今月末退職 神に仕え40年 抱き続けた志」という記事が載った。「近々退職される」という噂はお聞きしていたが、今月末だったとは! ここは記事全文を紹介せねばなるまい。
※トップ写真は「第3回観光力創造塾」(1/22)で。ウチの社内報担当Mくん、渾身の1枚

「人の役に立ちたい」古儀の復活に尽力 今後は青少年育成
春日大社(奈良市春日野町)の岡本彰夫権宮司が今月末で退職する。40年近く奉職し、明治以降に失われた古い儀式の再興などに尽力。現在、進められている「式年造替(ぞうたい)」では前半の最重要儀式「仮殿遷座祭」も無事に終わり、定年まで4年余り残して勇退を決めた。




▽古文書を調べ
岡本さんは曽爾村出身で、昭和52年に国学院大学卒業後、春日大社に奉職。「人の役に立ちたい」と思い、神様に人々の幸せを祈る神職の道を選んだ。最も印象に残る仕事として、20年に1度、社殿の修理などを行う式年造替での古儀(旧儀)の再興を挙げる。奈良時代から続く式年造替だが、明治維新の影響で一部の儀式が失われた。同大社に残る古文書などから古儀を調べ、20年前の前回と今回の式年造替で、ほぼ幕末の姿を取り戻した。

このほかにも、「春日若宮おん祭」の古儀や、室町時代以後に途絶えた御神楽などの再興にも尽力した。「『神様に少しでも粗相がないように』との思いで取り組んだ。『春日さん』を誇りに思い、協力してくれた神社職員たちのおかげ」と振り返る。


これら3枚の写真は、奈良まほろばソムリエの会の春日大社ツアーの様子。撮影は私(26.6.29)

▽大和古物の資料館
また、郷土に伝わる「大和古物」の収集家としても有名。コレクションは美術工芸品や古文書類など、細かなものを含めると数千点に及ぶ。その中には瓦の技法を生かした工芸品を残した安井出雲や、稀な細密文字を彫り込む技術を持つ岡橋三山をはじめ、埋もれた大和の名工たちの作品も多い。「正当な業績を残した人には正当な評価をしないと。本物を残すという意味では古儀再興と同じ」


現在、曽爾村の実家を改修したコレクションの資料館を構想中。奈良の近世近代の美術工芸は専門家も少なく、「このままだと千数百年の文化歴史で欠落した部分が出てくる」との危機感を持つ。ただ、常時開館は財政的にも難しいので、「年に数回、限られた人だけの『めったに見せない資料館』も面白いかも」と笑う。



▽必要とされる人生
退職後は、健全な青少年の人材育成を目指した取り組みも計画。「これからは『死ぬまで必要とされる人生』が最大の課題。神様に仕えて得た経験を生かし、人にの役に立ちたい」と、40年前の初志貫徹を誓う。

退職後は、曽爾村のご実家にお帰りになるのだろう。冬場は冷え込むので、もしかすると一時的に奈良にお戻りいただけるのかも知れないが。「曽爾村の実家を改修したコレクションの資料館」完成の折には、ぜひ拝観させていただきたい。バスツアーを組んでも良いかも知れない。

幸い権宮司の思いは、『日本人だけが知っている 神様にほめられる生き方 』(幻冬舎刊 1,000円)というご著書で知ることができる。

 日本人だけが知っている 神様にほめられる生き方
 岡本彰夫
 幻冬舎

私の心残りは、権宮司が中心になって編纂された『かみのみあと―大和の聖地』1,000円(奈良県神社庁刊)をちゃんと紹介できなかったこと。代わりに「第3回観光力創造塾」に参加されたTさんのブログを引用しておく。

岡本権宮司のお話は、奈良の観光を集客人数や経済効果といった視点で捉えるものではなく、深く深く精神性の奥深くに豊かに広がる奈良を感じていただくことが大事という観点で、「奈良は日本人が誇りを取り戻す所」「心の文化の重視」「俗化させてはだめ」「博物館美術館の活用~よい物を見る・よい物を学ぶ必要」「奈良にこそ本物指向を」といったキーワードに思わず「そうそう!」と相槌を打っておりました。

この時にお話下さったことですが 大和の神話には、古事記や日本書紀に載っていない神話があって、そのようなあまり知られていない大和の伝承を一冊に記録した「かみのみあとー大和の聖地ー」という冊子を紹介して下さいました。早速、1冊わけていただきました。



それにしても、大和という所は、何とたくさんの神話が伝承されてきたところなのでしょう! そして、権宮司もおっしゃっている「観光地奈良の中でも中南和が弱い、ここが栄えないと北和も栄えない」という”大和の国中(くんなか)”の、神様の御跡(みあと)の多いこと!大変興味深く拝読いたしました。

※『かみのみあと』は、奈良県神社庁(橿原市久米町934 Tel:0744-22-4731 平日8:30~16:30のみ開館)で販売していただけます。(一冊1000円)興味のある方はぜひどうぞ!


岡本権宮司のお話はまさに名人芸で、私の関係だけでもこれまで3回、講師にお招きした。膨大な資料をお配りただくが、いつも途中で終わってしまうので、「もう1回」「もう1回」と思っているうちに3回になったのだ。しかし退職されてもご講話をお聞きする機会はあると思うので、ぜひまたお招きしたいものだ。

岡本権宮司、長年にわたるご奉職、そしてご退職、おめでとうございます。これからは、ぜひ「大和の人づくり」に邁進していただきたく、よろしくお願いいたします!

(6/23追記)権宮司がご自身のFacebookに、このようにお書きです。
お騒がせします。2年前から心に決めておりました。
何かオモロイ事を致しますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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観光力創造塾(第4回)を7月13日(月)に開催します!(2015Topic)

2015年06月22日 | お知らせ
 訪日外国人観光ビジネス 入門講座
 村山 慶輔
 翔泳社

2015年上期のヒット商品番付・東の横綱は「インバウンド旋風」だった。奈良県は今年が「インバウンド元年」。そこで、4回目となる「観光力創造塾」は、テーマを「インバウンド推進のキーポイント」として7月13日(月)に開催する。参加は無料だが、お申し込みが必要だ。
主催者である南都銀行のニュースリリース(PDF)によると、

第4回「観光力創造塾」を 7 月 13 日(月)に開催します!
~テーマは「インバウンド推進のキーポイント」~

南都銀行(頭取 植野康夫)は、国内・海外からの宿泊観光客を奈良県内に誘致するため、年に2回「観光力創造塾」を開催しています。4回目となる今回は、テーマを「インバウンド推進のキーポイント」として開催します。

コンサルティングや研修・セミナーでインバウンド(外国人観光客誘致)ビジネスをサポートされている、株式会社やまとごころの代表取締役・村山慶輔氏のご講演と、宿泊客の8割が外国人という、ならまちの旅館松前の女将・柳井尚美氏の実体験に基づいたお話をお聞きします。

ホテル・旅館、レストラン・料理店、土産物店や、自治体の観光関連部署、観光協会・地域 おこしグループ等の観光関連団体、社寺関係者などを中心に参加を呼びかけます。

《ご参考》
第 1 回は「本気で観光、頑張りますか?」をテーマに、昨年 3 月 19 日に開催。参加者数は 113 人。第 2 回は「『食』で奈良を盛り上げよう!」をテーマに、昨年 7 月 17 日に開催。参加者数は 120 人。第 3 回は「誘客に秘策あり!」をテーマに、本年 1 月 22 日に開催。参加者数は 125 人。

詳細は以下のとおりです。
【 第4回観光力創造塾の概要】
・日 時 : 平成 27 年 7 月 13 日(月) 13:30~16:30(受付開始 13:00)
・会 場 : 奈良商工会議所 5 階大ホール(近鉄奈良駅 1 番出口より徒歩1分)
・テ ー マ : 「インバウンド推進のキーポイント」
・対 象 者 : ホテル・旅館、レストラン・料理店、土産物店、自治体の観光関連部署、
観光協会・地域おこしグループ等の観光関連団体、社寺関係者の方 など
・参 加 料 : 無 料
・定 員 : 130 名(先着順。定員に達し次第、締め切ります。)
・申込期限 : 平成 27 年 7 月 3 日(金)

・内 容
第Ⅰ部[ 講 演 ]
演 題 「外国人目線のインバウンド・マーケティング~集客のポイントを解き明かす」
講 師 株式会社やまとごころ 代表取締役 村山 慶輔 氏

第Ⅱ部[トーク・セッション]
テ ー マ 「旅館松前の流儀」
話 し 手 旅館松前 女将 柳井 尚美 氏
聞 き 手 当行 公務・地域活力創造部 鉄田 憲男

・主 催 : 当行
・協 力 : 一般財団法人 南都経済研究所
※申込方法 : 当行本支店に備付のチラシ(別添)裏面の参加申込書に必要事項をご記入いただき、
窓口にご提出いただくか、公務・地域活力創造部宛 FAX でお送りください。
定員超過によりご参加いただけない場合は、当部からお客さまに電話にて連絡します。
【本件に関するお問合せ先】公務・地域活力創造部 担当:鉄田、田守(TEL:0743-70-8830)


参加申込書は、こちら(PDF)の3枚目に掲載されている。これをプリントアウトとして必要事項を記入し、南都銀行本支店の店頭にお持ちいただくか、直接同行公務・地域活力創造部にFAXを送る(FAX番号:0743-70-8832)。

ご講演いただく株式会社やまとごころ代表取締役の村山慶輔氏は、この業界の第一人者。『訪日外国人観光ビジネス入門講座』というご著書もある。私も早速拝読したところ、インバウンドの全貌がとてもよく分かる入門書だった。

「トーク・セッション」にご登場いただく旅館松前の女将・柳井尚美(やない・なおみ)さんは、書道も狂言もこなす方で、同館の宿泊客の8割が外国人だ。私は今年のお正月に当ブログで紹介させていただいた。

「観光力創造塾」は、回を重ねるごとにご参加者が増え、今回は締め切り前に定員が埋まることが予想される(定員超過の場合は、お申し込み者に連絡が行く)。
ぜひ、お早めにお申し込みください!
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奈良県に来る外国人のうち宿泊はわずか23%! 観光地奈良の勝ち残り戦略(97)

2015年06月21日 | 観光地奈良の勝ち残り戦略
訪日外国人観光客は昨年、1341万人に達したが…

6月20日(土)の新聞各紙に、訪日外国人観光客の行動に関する調査結果が発表された。朝日新聞「関西の外国客、京都・大阪に集中 奈良には泊まらず」によると、

国交省近畿地方整備局と移動ルート検索アプリの運営会社「ナビタイムジャパン」が、昨年11月~今年4月の6カ月間を対象に調査した。ナビタイムの訪日外国人向け英語アプリを使った約2万2300人のうち、近畿6府県と三重県を訪れた約4900人のGPSデータを使い、1キロ四方に30分以上とどまっていた人を「滞在」とみなして時間ごとに分析した。

その結果、72%が京都、大阪の2府だけに滞在。大阪では日中よりも夜間の滞在者が多かった。大阪のホテルやゲストハウスなどを拠点に関西各地に向かっている様子がうかがえる。京都は日中と夜間の数が近く、宿泊しながら観光する外国人が多いようだ。

一方、奈良県は午後1時の滞在者の合計が309人なのに対し、午後11時には71人まで落ち込んでいた。奈良県観光プロモーション課の担当者は「泊まっていただかないと観光収入が伸びない。団体客より歴史・文化に興味のある富裕層の個人旅行客に来てもらう戦略を進めている」と話す。

大阪府の滞在客の67%はアジア系で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)やミナミの商業地区などを訪問していた。京都府は欧米系が45%を占め、神社仏閣などが人気だったという。また、和歌山県を訪れた欧米系の77%が高野山に向かっていた。(上田真由美)


産経新聞奈良版にも《7割 京都・大阪 奈良やっぱり「日帰り」》という記事が出ていて、そこには

奈良は東大寺など奈良公園周辺が人気。法隆寺(斑鳩町)や明日香村へ足を伸ばす外国人観光客はほとんどみられなかった。

奈良では「日帰り観光」の定番を払拭しようと、県が高級ホテル誘致事業などを進めているが、調査結果からは大阪、京都に比べ滞在者数の差が大きいことが浮き彫りになった。

県観光プロモーション課の担当者は「奈良市中心部だけでなく、県内を周遊してもらうような取り組みを進めている。富裕層のほか、歴史や文化に興味のある方にターゲットをしぼり、情報発信を強めていく」とている。県では今後、中国や台湾、フランスなどを中心にした海外プロモーションを強化するほか、奈良市から南部方面へのバスの運行、文化体験イベントなどを展開していくという。

奈良では昼間が309人なのに対し、午後11時には71人と、わずか23%の人しか泊まっていないのだ。これは残念なことである。これを「ナッツ・リターン」ならぬ「ナラ・リターン」と自嘲する人もいる。先月、中国人の若い男女6人のグループと夕方の電車で隣同士になった(近鉄奈良駅発 難波行き急行)。その1人(女性)に拙い英語で聞いてみると「奈良公園に行ってきた、楽しかった。これから大阪のホテルに帰る」「なぜ、奈良で泊まらないの?」「大阪に泊まると、京都も神戸も奈良も行きやすいから」という回答だった。若い人なので「買い物に便利」とは言っていなかったが…。

6/19(金)のNHKニュース(ならナビ)では、外国人観光客を中心に、大阪・京都に泊まれない人が多くなり、その人たちが神戸や奈良に泊まるケースが増えている、と報じていた。

昨日(6/20)、Facebook友達のMさんから私のタイムラインに、こんなコメントをいただいた。《朝日新聞の記事になりましたが、これについてネット上では「南部って何があんの?」「夜7時にはほぼ閉まる大仏商法だからシカたない」といった感じの意見ばかりです。もっとたくさんの方々に、このような素晴らしい取材をして頂きたいですね》。「素晴らしい取材」とは、昨日のブログ記事「明日香村の観光振興は、こんなにスゴい!」のことである。無責任な書き込みをしたのはどんな人か分からないが(「夜7時にほぼ閉まる」は嘘八百)、シッカリと中南部に目を向ければ、観光資源には事欠かない。

近畿と三重県を訪ねた4900人のうち、奈良を(午後1時に)訪ねたのは309人と、たったの6%。そもそも、この数字(入込客数)が少なすぎる。空港も新幹線の駅もない、という不利は否めないが、これをもう少し何とかしなければ…。

よく言われるのが「観光客が奈良市にしか来ないから、夕方になると大阪や京都に泊まりに帰ってしまう。県南部に来てもらえれば、否応なしに泊まってもらえる」という話で、これには確かに一理ある。私が提案したいのは、名古屋から近鉄特急で大和八木へ。今井町や明日香村を楽しんだあとは飛鳥か吉野山泊。翌日は吉野郡の奥まで堪能してもらおう、というプランである。高野山開創1200年の今年は、吉野から一旦大阪へ出て、難波から南海電車で高野山へ、というルートも良いかも知れない。

私は「奈良はミナミが面白い」と常々申し上げている。さらにいえばディープサウス(吉野郡の奥地)は、もっと面白い。水源地の森の川上村、源泉かけ流しの十津川村、高野山のお隣で雲海の広がる野迫川村などなど。県は、奈良県内宿泊者に上限5,000円のキャッシュバックを始めた。奈良交通バスも半額キャッシュバックのキャンペーンを実施中だ。

宿泊費の5,000円引きにバスが半額と、こんなおトクなサービスを利用しない手はない。私はこのサービスを利用して、川上村の「ホテル杉の湯」に泊まる予定である。皆さん、ぜひ奈良県にお泊まりください!

(6/21追記)ネットで情報を検索していると、こんな話がヒットしました。
私は、20年以上東京都心部に住んでいるのですが、学生時代に勉強のため世論調査のアルバイトで、奈良県の橿原神宮辺りから明日香村(当時)一帯を2日間自転車で巡ったことがあります。(精度の高い世論調査をする場合、調査員は全国的に信頼されそうな大学の学生を使って、わざわざ東京から来た○○大学の学生アルバイト、という同情を利用して調査拒否を少なくするので、わざと遠い東京から派遣するのです)

岡寺あたりから明日香村に行く途中の山の曲線に「ああ、大和らしい」と感動し、今でも心に焼き付いています。人々が温かく、調査拒否されて苦労している私に区長さんの奧さんが一緒に回ってくれるなどしてくれて、おかげさまで、調査成功率100%ということで表彰されました。奈良の村部の人達の温かさのおかげで、電車から夕日を眺めつつ心地よい疲労の中でビールを飲んだことを覚えています。奈良の山間部はいいところだなぁ、と思いました。
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