tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

私のおススメ!大和の古墳(講演)/クラブツーリズム奈良で1月22日(日)開催!

2017年01月17日 | お知らせ
近鉄奈良駅ビル5階の「クラブツーリズム奈良旅行センター」で毎月開催している「ヤマトロジー講座」(奈良に関するあれこれを語る講座)、1月22日(日)には、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」理事の道崎美幸さんが「私のおススメ!大和の古墳」を語る。
※トップ画像は日本大百科全書(ニッポニカ)のサイトから拝借

彼女は古墳が大好きで、私は古墳マダム(古墳ガール改め)と呼んでいる。いつも各地の古墳を訪ね歩いているのだ。この講座では古墳の見方・訪ね方から、とっておきの古墳の話まで、ヨソでは聞けない県下の古墳の話が満載である。同社のチラシには


道崎講師のガイド風景。天理市立黒塚古墳展示館で、2016.2.17撮影

「奈良は好きだけど、古墳のことがよく分からなくて…」という方が多いようです。古墳巡りがご趣味という講師が、これまで訪ねた数々の古墳の中から、印象に残った古墳、歴史の鍵を握る古墳、ぜひ訪ねていただきたい古墳をズバリ紹介します!

参加費は温か~いコーヒーつきで@1,200円、要申し込み。お申し込みは、こちらから。今後の予定も紹介しておく。3月10日(金)には特別講座もある。

■2月25日(土)13:00~14:30「卑弥呼の大和~邪馬台国畿内説を語る~」雑賀耕三郎(1,200円)
今や邪馬台国は九州ではなく畿内、それも「纒向周辺」(桜井市)という学説が定説となりつつあります。魏志倭人伝を参照しつつ、謎に包まれた卑弥呼の生涯と邪馬台国の姿を、豊富な図や写真を使いながら分かりやすく解説します。
お申し込みは、こちら

■3月10日(金)15:00~16:30「修二会講座」安井永(1,500円)
目からウロコ!!これを知って見にいくと深まる!お水取り(東大寺二月堂修二会)ってこんな行事!概略・由来・行事解説・見学のアドバイス等をわかりやすく解説します!!
お申し込みは、こちら

■3月25日(土)13:00~14:30「世阿弥の生涯」大山恵功(よしのり)(1,200円)
世阿弥は大和猿楽四座(よざ)の結崎(ゆうざき)座(現在の観世流)の観阿弥(かんあみ)の長男として生まれ、将軍足利義満の庇護を受け、能楽を芸能として大成させました。世阿弥は奈良に深いゆかりがあり、そのゆかりの地や数奇に満ちた生涯を分かりやすく解説します。
お申し込みは、こちら


この寒い季節、暖房のきいた部屋で温かいコーヒーをいただきながら、奈良まほろばソムリエ講師の話に耳をお傾けください!
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本を読む人だけが手にするもの(藤原和博著)に、超ナットク!

2017年01月16日 | ブック・レビュー
 本を読む人だけが手にするもの
 藤原和博
 日本実業出版社

私は若い頃から読書好きだった。今も週1冊(=月5冊、年間60冊)程度は完読する。辞書的に使う本は別途、月に5冊ほど買うので、部屋の中は本だらけである。そんな私にも、藤原和博(ふじはら・かずひろ)著『本を読む人だけが手にするもの』日本実業出版社は、目からウロコの本だった。蛍光ペンを引きながら2度ほど読んだ。

藤原氏は元リクルート社・フェローで教育改革実践家。今は奈良市立一条高校の校長先生だ。詳しくはトップに貼ったAmazonの「著者について」をご覧いただきたい。本の要約サイトflier(フライヤー)に、本書のコンパクトな要約が出ていたので、まずは全文を引用しておく。

「本を読む意味は何か」。この質問に自分なりの言葉で答えられる人はどれだけいるだろうか。ただ効率よく情報収集するための読書術に偏った本とは違って、読書の本質をあぶり出し、本との向き合い方を考えさせてくれるのが本書である。

著者は、リクルートでの経験を活かして、東京都の中学校で初の民間校長を務めた藤原和博氏である。「よのなか科」という、現実社会を教室で学ぶ斬新な授業を生み出し、数々のベストセラーを執筆してきた。彼は「今後は本を読む習慣がある人とそうでない人に二分される階層社会になる」と述べている。

本書には、読書がもたらすメリットや、読書が著者の人生にどのように役立ったのかという経験談が詳しく書かれている。具体的には、次のような興味深い見出しが並んでいる。「『他人の脳のかけら』を自分の脳につなげる」「人生を変える本との出合い方」「読書で人生の鳥瞰図を獲得する」などだ。

また、成熟社会においてますます重要性が高まる「情報編集力」を、読書によってどう磨き上げていけばいいのかが、具体的に述べられているのも本書の読みどころである。さらには、著者の本の選び方、校長時代の図書室再生秘話などから、読書好きな子どもを育てるための教育的観点を通して多くの示唆も得られるだろう。自分の読書体験を振り返り、より豊かな人生を送るための読書論の入門書にうってつけの1冊として、本書をお勧めしたい。 (松尾 美里)


そんな良書なので、もう少し詳しく紹介しよう。以下、Amazonの「内容紹介」からの抜粋を「青色」で、本書の中で私が「これは!」と思った部分(本書からの抜粋)を「茶色」で書き分けてみる。なお私の追加コメントは「黒色」だ。少しややこしいが、ぜひ最後までお読みいただきたい。

累計100万部突破!! 仕事と人生に効く「よのなか科」特別授業 ―― 読書の効能

あなたは「なんで、本を読んだほうがいいのか?」という質問に答えられますか?親や先生は「本を読みなさい」と言いますが、その素朴な疑問にきちんと答えられる人は少ないのではないでしょうか。本書は、「人生における読書の効能」について、リクルート社で初のフェローや東京都の義務教育で初の民間校長を務め、「よのなか科」という現実社会と教育をリンクさせた大人気の授業やベストセラーで知られる藤原和博氏がひも解いていきます。

序章 成熟社会では本を読まない人は生き残れない
現在は、「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される階層社会になりつつあると警告。


「それぞれ1人1人」の幸福をつかむための軸となる教養は、自分で獲得しなければならない。そのためには、読書が欠かせないというところに行き着くのだ。

宗教が機能している社会では、宗教が物語をつくり、幸福とは何かを教える。でも、日本のように宗教が機能不全の国家では、自分で自分の宗教、あるいは、その代替物としての幸福論を持たなければならない。

あらためて思うのは、読書を通じて知識のインプットを蓄積していかないと、自分の意見というものが出てこないという事実だ。

私も、ネットだけの情報では底の浅い思考しかできないという意見に賛成だ。深く論理的な思考をするうえで、本は絶対に欠かせないものだと思う。


第1章 本を読むと、何が得か?
「読書と収入の密接な関係」「読書によって身につく、人生で大切な2つの力」など、ズバリ、読書のメリットを答えていきます。

人間にとって最も強烈なインパクトを与えるのは、「個人的でリアルな体験」。

本は、著者を通して「個人的でリアルな体験」を味わうことができる手段なのである。

現代は映像時代であり、テレビでもデジカメでもスマホでも、解像度の高さが機能の中心となっている。鑑賞に値する写真や動画の画質、あるいは映画を楽しむ際の3Dのクォリティなどは、当然、解像度が高い方がいいに決まっている。しかし、人間の脳の働きの側から見ると、話は変わってくる。解像度が高いものを見れば見るほど人間のイマジネーションのレベルが下がってしまう。


これは私(tetsuda)にも覚えがある。ずいぶん前(1980年頃)、「ラジオからテレビの時代になって、若者の気配り・思いやりの心が失われてきた」と言われていたのだ。そこからどんどん解像度が上がっているから、イマジネーションのレベルは下がり続けているのだ。



こんな図が第1章に登場する。「人生の50年間で触れ合うべき4つの分野」いうタイトルがついている。上半分が「個人的な体験」、下半分は「組織的な体験」。右半分は「リアルな体験」、左半分は「メディアを通じた体験」。本書には《人間にとって最も強烈なインパクトを与えるのは「個人的でリアルな体験」》(右上)であるが、《本は、著者を通して「個人的でリアルな体験」を味わうことができる手段なのである》。

第2章 読書とは「他人の脳のかけら」を自分の脳につなげること
「1冊の本にはどれほどの価値があるのか」「本を読むことは、2つの『みかた』を増やすこと」「脳をつなげて未来を予測する」など、本を読むことの本質に迫っていきます。


作品は作家の「脳のかけら」である。その脳のかけらを、読者は本を読むことで自分の脳につなげることができるのだ。「脳のかけら」という表現に違和感があれば、「アプリ」と言い換えてもいいし、ワンセットの「回路」であると呼んでもいい。

結果的に、本を読む人と読まない人の間には、大きな差が生まれ、しかもその差は指数関数的に広がつてくる。


よく「読書は著者との会話」だと言われが、藤原氏は「著者の脳のかけらを自分の脳につなげること」だと書く。これは言い得て妙だし、より具体的なイメージが湧く。100人の著書を読むことで、私たちは100人の著者の「脳のかけら」を自分の頭に取り込むことができるのだ。

第3章 読書は私の人生にこんな風に役立った
「人生を変える本との出合い方」「自分の意見を述べるための読書」「読書で人生の鳥瞰図を獲得する」など、人生と読書との関連性がリアルに綴られています。


「純文学を読まないと、人間として成長しないよ」

「俺はさあ、本を読んでいない人と付き合う気がしないんだよ」

話についていくには、とにかく本を読むしかなかった。

裾野を構築するために、25歳~55歳までの30年の間に、組織のなかで働いている主軸とは別に、左に2つ、右に2つぐらい、別々のコミュニティに自分の足場をつくっておいたほうがいい。

会社や役所のなかで単線的に生きるのではなく、いくつものコミュニティに参加して複線的に生きる視点。人生に、こうした鳥瞰図的な視点を持てないと、組織のなかでちょっとしたことで追い詰められ、視野狭窄に陥ってしまうリスクから逃れられない。

第3章コラム
学校では教えてくれないけれど、日本人は初対面のときに油断しすぎているのだ。初対面でのマイナスイメージを、2回目、3回目で払拭(ふっしょく)しようと思っても不可能に近い。初対面のときに相手の心をつかまないと、その次はないと思ったほうがいい。

いまは、多くの人がフェイスブックやツイッターを使って、つながりがあるかどうかを確かめる。しかし、つながるための優秀な道具(SNS)が充実すればするほど、人間が人間につながろうとする意欲やスキルをどんどん削いでいってしまう。


第4章 正解のない時代を切り拓く読書
21世紀の成熟社会に不可欠な「情報編集力」とそれを構成する5つのリテラシー「コミュニケーションする力」「ロジックする力」「シュミレーションする力」「ロールプレイングする力」「プレゼンテーションする力」を、いかに読書で磨いていくか解説されていきます。


通常、仕事の現場では、7割以上のビジネスパーソンや公務員が情報処理側の仕事をしている。

この習慣が染みついてしまうと、アイデアを出したり、柔軟なマネジメントをしたり、自分の人生の次の一手を考えたり、子育てをしたりといったクリエイティブになることが要求される局面でも、ついつい正解至上主義のモードのまま取り組んでしまい、うまくいかないことが多い。

これからは、情報処理力と情報編集力の切り替えという意味が大事になるだろう。

第5章 本嫌いの人でも読書習慣が身につく方法
読書嫌いの子も少なくなかった中学校の校長時代の経験なども踏まえ、いかに読書を習慣化させるかを現実的な側面からポイントを押さえていきます。


本に対する鑑定眼を磨く方法はあるのだろうか。3000冊以上も読んできていえるのは、どのようなジャンルでもいいから、数にあたることが大切だと思う。結論。なんのことはない。数が勝負なのだ。

最後にお伝えしたいのは、ただ単に本を読んで、インプットすることだけをやっていても、読書の習慣は身につかないかもしれない、ということだ。アウトプットの前提のないインプットでは、途中でだれるし、何より飽きる。なんとなく文字を目で追うだけになってしまい、読んだつもり、ということになりがちだ。


付録――「ビジネスパーソンに読んでほしい14冊」「学校では教わらない現代史を学ぶ10冊」「小中学生から高校生の子を持つ親に読んでほしい15冊」「子どもといっしょに読みたい11冊」という著者のおすすめ本も紹介します。

巻末付録の“藤原和博の「これだけは読んでほしい」と思う本・50冊”を読んで、愕然とした。私が読んだ本はたった2冊しか出ていない(半藤一利著『昭和史』とデービッド・アトキンソン著『新・観光立国論』)。こないだ私が読みおえたばかりの講談社学術文庫『懐風藻』も、石野博信著『今、古代大和は』も、前登志夫著『森の時間』も、載っていないし、そもそもこのようなジャンルの本は掲載されていない。私が愛読している白洲正子や司馬遼太郎の本は、全く出ていない。

つまり私はたくさん本を読んでいるが(藤原氏の年間120~200冊には及びもつかないが)、ほとんどが「専門書」「実用書」なのだ。講演の準備とか、史跡ガイドなどの必要に迫られて資料として読んでいるので、氏の言う「人生を切り拓くための読書」ではなかったのである。これに気づかされただけでも、本書を読んでおいて良かったと思う。

本書を読めば、若い人はこれからの人生の指針を得ることができるだろうし、中高年も、読めばいろんな「気づき」があることだろう。ぜひご一読をお薦めします!
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茅原のトンド(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第1回)

2017年01月13日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、本年(2017年)1月12日から毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」という連載ものを書かせていただくこととなりました。毎日新聞奈良版といえば、西山厚さんや寮美千子さんが月1回、力の入ったエッセイを連載されていることで知られています。

私たちはそれらにはとても及ばぬものの、約330人の会員の組織力を活かし、意外と知られていない観光スポットや行事・伝統芸能などを紹介してまいります。当ブログにも転載いたしますので、ぜひご覧いただき、足をお運びいただければ、と。

さて初回は、私が書きました。一昨年に訪れた「茅原のトンド」です。毎年1月14日に営まれます。訪れたときは写真もたくさん撮りましたが、その後のパソコンの不調によりデータが消えてしまい、急遽、同行した当会の豊田副理事長(昼)と亀田事務局長(夜)から拝借して間に合わせました。では、記事をお読みください。



「ディスカバー!奈良」は毎週木曜日、奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)の最上級の合格者らでつくるNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」のメンバーが、県内の意外と知られていない見どころや行事を紹介します。

初回は「茅原(ちはら)のトンド」。トンドとは、正月飾りなどをたき上げる火祭りのことです。御所市茅原の吉祥草寺(きっしょうそうじ)境内で、毎年1月14日に行われます。お寺の正月行事と農村行事が結びついたお祭りです。

当日、地元の茅原地区と玉手地区の人々が集まり、オスとメスの2基の大たいまつが立てられます。午後8時頃には本堂で読経の後、玉手地区の世襲の世話役が灯明の火でその年の恵方から点火します。

参拝者は翌日のあずき粥(かゆ)の火ダネとして火のついた縄を持ち帰り、燃え残りの萱(かや)は苗代をつくるときの神祭り(水口祭り)に使われます。

(メモ)吉祥草寺へはJR和歌山線玉手駅から徒歩約6分です。この時期、夜は冷え込みますので、防寒には十分注意してお参りください。【奈良まほろばソムリエの会 専務理事 鉄田憲男】


たまたま今年は1/14が土曜日になりますので、お参りしやすいと思いますし、たくさんの方がお見えになると思います。雪の予報も出ていますので、足もとにはご注意の上、お訪ねください。また駐車場は狭いので、ぜひJRをご利用ください。

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奈良まほろばソムリエ検定2017(第11回)の解答(tetsuda案)

2017年01月12日 | 奈良検定
「第11回 奈良まほろばソムリエ検定」は、1月8日(日)に実施され、1,182人(前回は1,371人)が受験した。奈良新聞(1/9付)「歴史、文化の知識量る 奈良まほとばソムリエ検定 奈良と東京で1182人挑戦」によると、
※写真は金峯山寺蓮華会の1日の様子(2015.7.7撮影 時間順)。今年の2級に「着ぐるみで登場する動物はどれか」という問題が出た



奈良の歴史、文化に精通した奈良ファンを育成し、認定する「第11回奈良まほろばソムリエ検定」(奈良商工会議所主催)が8日、奈良市帝塚山7丁目の帝塚山大学東生駒キャンパスと、東京都文京区のお茶の水女子大学で行われた。

16歳から87歳までの1182人が受験。択一式の奈良通2級に652人、同1級に361人、択一式に小論文形式の問題を加え、より深い知識と奈良の魅力を発信する力が問われるソムリエに169人が、それぞれ挑戦した。初回から前回までの受験者数は延べ約1万7500人で、このうち最高位のソムリエの合格者は444人となっている。



同会議所の森本悦司事務局長は「訪日外国人を含む観光客の増加もあり、受け入れ側の充実が必要となっている。今後はすそ野を広げて受験者数を増やし、東京五輪などに向けさらに充実を図りたい」と話した。


今回の問題を入手したので、今日は特別に(基本的にブログ更新は月水金なので)当ブログで「解答私案」を以下に書いておく。ソムリエの記述式は、問題文だけ紹介する。



奈良通2級
エアイイイ アイイウイ
ウエイイウ アエイウイ
ウアイアウ イアアウイ
ウアエアウ ウアウエウ
アアエウイ イウアイイ
アウウイイ イウイウア
エイエアウ アイエウイ
イアエエウ イアアアエ
ウエウエエ エアアエイ
エエアイイ エエイエア



奈良通1級
イイウウエ ウウイエエ
イイウエウ ウエウイア
エアアアエ ウエイウエ
アアウエエ ウエウアア
イウイイウ イアイアア
アウイイウ アウアウウ
イアイアエ イエイアエ
エアイイエ エウアイイ
イアエウエ ウウアエウ
エアウエア ウエエエウ






奈良まほろばソムリエ
イイエウア アエアエイ
ウアエウア イアアアイ
ウイアイウ
(ソムリエ記述式)
次の中からテーマを2つ選び、それぞれについての解説文を別紙の解答欄に200字以内で書きなさい。
(1)藤原京の設計について
(2)長谷寺本尊の十一面観音像について
(3)佐紀盾列古墳群について
(4)奈良の近代建築について
(5)ゆり祭りについて

次の中から1つ選び、その場所を含む1日の見学コースを想定したのち、同伴者を楽しませ、奈良の文化遺産や自然遺産に興味をもたせるには、どのように案内すればよいかを考え、自分なりの見学計画を400字以内で書きなさい。
(1)大安寺(奈良市)
(2)大和神社(天理市)
(3)吉野水分神社(吉野町)
(4)高松塚古墳(明日香村)
(5)竜田川(生駒市・平群町)


受験された方は、ぜひ自己採点していただきたい。そういえば、奈良通1級を受験された旭堂南青さんは、どうだったのだろうか?
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さかえ食堂(天理市田井庄町)/おいしい大衆食堂(1)

2017年01月11日 | グルメガイド
2017年、当ブログの新企画はシリーズ「美味しい大衆食堂」である。昨秋、当ブログご愛読者の酒仙堂さんと「昔ながらの大衆食堂が次々と姿を消していて、とても残念だ」という話をしていた。ウチの近所には「紀玄(のりげん)」、橿原市のロードサイドには「北山食堂」といういずれも名店があってよく利用しているが、確かに絶対数が減っている。ただでさえ奈良県の飲食店数は全国で42位なのに(居酒屋の登録数は全国ワースト)。



そこで今年のお正月(1/3)、Facebookで《近年、レトロな大衆食堂が次々と姿を消しています(後継者難、消費者の嗜好の変化などで)。今年は、奈良県やその周辺府県の大衆食堂の名物料理を、食べ歩いて紹介しようと思っています。美味しいお店をご存知の方、ぜひ教えてください!》と書いたところ、またたく間に皆さんお薦めのお店情報が集まった。

岡本彰夫教授(元春日大社権宮司)からは「それは良い事を思いつかれました」という励ましのお言葉もいただいた。今年はこれらの店を食べ歩いて、ブログとFacebookで紹介することにしたい。情報は今も引き続き募集しているので、ぜひコメント欄にお寄せいただきたい。



さて満を持してのトップバッターは、「さかえ食堂」(天理市田井庄町582)だ。料理人さんがカンテレの「よ~いドン!」で「となりの人間国宝さん」に認定されたというお店である。ご紹介者は、吉野で地域おこしに取り組む山本訓弘(くにひろ)さん。お訪ねしたのは氷雨そぼ降る1月8日(日)。天理駅からは西へ徒歩5分。「雨がしとしと日曜日…」と口ずさみながら、とぼとぼと歩いた。寒いし雨だし、コンディションは最悪に近い。


カツ丼スペシャルのラーメンは、普通の醤油ラーメン。カツ丼とソースカツ丼は、どちらかを選ぶのだろう

静まりかえった昼下がりの天理駅西側で、ここだけぽつんと灯りがともっていた。中に入ると、おお、たくさんの若者たちが…。天理大学の体育会系や、勝手知ったる女子グループが舌鼓を打っていたのだ。これは元気な「シーサイドバウンド」の世界! これは期待できそうだ。



私が注文したのは、カツ丼(税込み600円)とスタミナラーメン(同430円)。山本さんのお薦めはスタミナラーメンだったが、丼物の味も確かめておきたかったのだ。なお店先に「カツ丼スペシャル」(カツ丼とラーメンのセット)930円とあったが、こちらは醤油ラーメンなので、お間違えなく。



ずいぶん奥行きの深い店で、注文は奥に向かって叫ぶしかない。奥では中高年の男性と女性が、忙しく立ち働いている。水は自分で入れる。待つこと数分、まずはカツ丼が出てきた。カツをひっくり返すと、おお、この厚さ!私は「そもそもカツ丼は、豚カツがドン!と入っているからカツ丼なのだ」と言ってきた。このカツ丼は、まさにそれに値する。カツの厚さは2cmはありそうだ。卵の半熟具合も、味付けもいい。



まもなくスタミナラーメンが到着。「彩華ラーメン」(株式会社彩華ラーメン)や「天スタ(天理スタミナラーメン)」(有限会社なかい)などと違い、ごくあっさりとしたスタミナラーメンだ。もしかすると、天理では古くからこのような「スタミナラーメン」の原型があり、そこにヒントを得て企業化したのが彩華や天スタなのなも知れない。これはまた機会を見つけて詳しく調べてみたい。



麺は昔ながらの細麺、スープはあっさり醤油味。わずかなニンニクや唐辛子がいい具合に味を添える。ああ美味しかった。これはトップバッターにふさわしいお店だった。なお詳しい情報は、私が信頼している「奈良に住んでみました」に「安い!多い!美味!昭和的食堂『さかえ食堂』」として出ているので、ご参考に。



5段階で評価させていただくと、このお店は満点の☆☆☆☆☆ ! さて、これから第2弾、第3弾を取材しなければ…。皆さん、ぜひ「さかえ食堂」をお訪ねください!また、良いお店(昭和レトロ店)の情報もご提供ください!
※食べログは、こちら
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