tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

とろける美味しさ!「寿司 まる京」の海鮮丼(奈良もちいどのセンター街「夢CUBE」)

2019年12月16日 | グルメガイド
「夢CUBE」は、奈良もちいどのセンター街にある商業インキュベーター施設(チャレンジショップ)である。先日はこちらの「瑞穂(みずほ)」を紹介したが、今日は「寿司 まる京」を紹介する。


夢CUBEのエントランス付近(奈良もちいどのセンター街)

奈良のうまいもの情報を網羅した「奈良グルメ図鑑」には《恋の窪で持ち帰り寿司店をされていた店主が夢キューブでチャレンジ》《コストパフォーマンスは高い。カウンター3席とテーブル一つと小さな店だが、サービスも心地よく、気持ちいい時間が過ごせる》とある。


まる京の入り口

ここで私はもっぱらランチタイムに、ちらし寿司(海鮮丼)をいただいている。ちらしのラインナップは3種類で「海鮮ちらし」(税別1,200円)「サーモン親子ちらし」(同)「花ちらし」(税別1,000円)。


海鮮ちらし(トップ写真とも)


サーモン親子ちらし

まずは「海鮮ちらし」(12/3訪問)。写真のようにイクラ、帆立、エビなど、豪華な鮮魚がてんこ盛り!次は「サーモン親子ちらし」(12/10訪問)。イクラとサーモンで「親子」なのだが、帆立もデンと載っていて、とろけるように美味しい。


サーモン親子ちらし


花ちらし

そして「花ちらし」(12/15訪問)。おお、少し具材が小さいだけで、海鮮ちらしより200円も安いとは、これはコストパフォーマンスが高い!お店は狭いが、欧米人のお客さんが握り寿司をつまんでいたり、シニア女性たちが「今日は久しぶりに贅沢しようか!」と言って「上にぎり」(税別2,000円)をつついていたり。皆さんそれぞれ、優雅なランチタイムを楽しんでおられる。


花ちらし

今回、私が立て続けに料理を紹介したのには理由がある。このお店、2019年12月末日をもって卒業(撤退)されるのだ!期間限定のチャレンジショップの宿命とはいえ、これは誠に残念無念。新年からどうされるかは未定とのことだが、別の場所でオープンされる暁には、ぜひ追っかけて行きたいものだ。


上にぎり(税別2,000円)12/17追加


にぎり(税別1,300円)12/21追加

皆さん、ぜひ年内に一度はお訪ねください!
※食べログは、こちら
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静かにたたずむ業平寺/毎日新聞「やまと百寺参り」第34回

2019年12月15日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の刊行を記念して、毎日新聞奈良版に毎週木曜日、「やまと百寺参り」を連載している。12月5日(木)に掲載されたのは「山里を思わせる花の寺/不退寺」、執筆されたのは同会理事で奈良市在住の石田一雄さんだ。石田さんは奈良市のことには、とてもお詳しい。おそらくこのお寺には何度もお参りしていることだろう。

不退寺の別名は「業平寺(なりひらでら)」。《正式には不退転法輪寺。平城(へいぜい)天皇が仮住まいした「萱(かや)の御所」が阿保(あぼ)親王と子の在原業平(ありわらのなりひら)に伝えられ、業平が仁明(にんみょう)天皇の勅命により自作の観世音像を祀ったことに始まるという》(『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』)。では記事全文を紹介する。

近鉄新大宮駅から北へ歩き、一条通を越えると一直線に200㍍ほどの細い参道があります。JR関西線の踏切を渡っていくと、南大門のまわりは木々に囲まれた森のようです。門から見える本堂の奥は山のように見えます。平城山(ならやま)丘陵のうちの佐保山の西端で、さらに西にJR線と国道24号が通っていますが、その喧騒(けんそう)はあまり届きません。町中にありながら山に抱かれた山里を思わせます。

鎌倉時代の本堂には、在原業平(ありわらのなりひら)自作と伝わりリボンをつけたように見える本尊・聖観音立像、5体そろった奈良では珍しい五大明王像が安置され、常時参拝できます。

この寺の庭は独特の風情を持っています。林のような木々に囲まれた庭の中で、四季それぞれの花が咲き誇ります。10月から5月まで200種以上の椿が続々と咲きます。11月下旬から12月初めは、多宝塔のまわりの紅葉が池に映えて美しいです。3月から4月は500本のレンギョウ、5月にはキショウブ、6月から11月まではスイレンが咲きます。四季に絶えるときのない花々を愛(め)でに訪れてみてください。(奈良まほろばソムリエの会理事 石田一雄)

(宗派)真言律宗
(住所)奈良市法蓮町517
(電話)0742-22-5278
(交通)近鉄新大宮駅から北へ徒歩約15分
(拝観)9~17時、平常展500円。特別展600円、業平忌(5月28日)700円
(駐車場)有(無料)


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「風雅と酔い泣きの歌人・大伴旅人」(「サクサクわかる!万葉講座」最終回)12月21日(土)開催!(2019Topic)

2019年12月14日 | お知らせ
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が主催する「サクサクわかる!万葉講座」は、今月いよいよ最終回(第5回)を迎える。最終回では「令和」の元号で一躍有名になった大伴旅人を取り上げる。日時は12月21日(土)13:30~15:00、当会の池川愼一さんが「風雅と酔い泣きの歌人・大伴旅人」を話される。
※写真は池川さん。9月15日(日)の「奈良の歩き方講座」(ナラニクル)での講演風景

池川さんはブログ「奈良歴史漫歩」を書いておられ、その中に「風雅と酔い泣きの歌人・大伴旅人」という記事があるので、これで予習・復習ができる。

開催場所は、近鉄新大宮駅前の「南都商事本社4階・新大宮セミナールーム」(南都銀行大宮支店と同じビルの4階)だ。要申し込み(Eメールのみ「info@stomo.jp」)で参加費は無料だ。チラシによると、



大伴旅人の歌は、大宰府の長官として赴任した晩年の3年間に詠まれたものがほとんどで、憂愁と苦悩に満ちています。理由としては妻の死があげられますが、それ以上に彼を打ちのめしたのは、藤原氏による謀略「長屋王の変」でした。歌はその衝撃に堪える旅人の人物像を伝えています。

定  員 1回60名(申し込みの先着順)
申込方法 Eメール 必要事項(講演日・演題・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢)
     を明記いただき、「info@stomo.jp」までお送りください。


米谷潔さんの「万葉学ことはじめ」で始まり、「大伴旅人」で終わるこの講座、ぜひ最終回にも足をお運びください!

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瑞穂(みずほ)のかき揚げ天うどん(奈良もちいどのセンター街「夢CUBE」)

2019年12月13日 | グルメガイド
奈良もちいどのセンター街理事長でNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」理事の松森重博さんの奈良の情報ブログ「鹿鳴人のつぶやき」は、いつも楽しく拝読している。12月5日の記事は久々のグルメ情報で、奈良もちいどのセンター街「夢CUBE」内の「揚げ芋アイスとかきあげ丼のお店 瑞穂(みずほ)」を取り上げておられた。引用すると、



先日、もちいどの夢CUBEの瑞穂で久しぶりに昼ご飯を食べました。近頃人気で入れないことが多いのですが、うまく入ることが出来ました。エビのかき揚げうどんのライス付きを食べました。ご飯もおいしいのでついご飯も頼んだのですが、かなりのボリュームでご飯は半分残してしまいました。





かき揚げがおいしいですし、うどんもおいしいのです。冷たいうどんと温かいうどんがあります。今いろいろ企画を作っている最中ということでした。もちいどの夢CUBE、瑞穂の検索→かき揚げ 瑞穂


ご飯のトッピングは写真のトビウオの卵のほか、昆布もある

瑞穂は未訪問だった。夢CUBEの一番奥なので、そこにたどり着くまでに他の店に入ってしまうのだ。松森さんは「ご飯は半分残してしまいました」ということだったので「よし、では完食に挑戦しよう!」と、12/6(金)のランチタイムに訪ねた。私が注文したのは、松森さんと同じメニューの「桜海老と三つ葉のかき揚げ天うどん(温)ランチ」(税込1,780円)。



おおっ、大ぶりのかき揚げが2枚もついてくる。うどんと別になっているので、かき揚げに塩をつけて、ご飯のおかずにしてもいい。しかし、さすがにすごいボリュームだ。かき揚げというと、東京の蕎麦屋さんというイメージがあるが、関西にもこんな美味しいかき揚げを提供するお店があるのだ。うどんは細麺で、これが魚介ダシのきいたツユによく合う。



食べ残しそうになるのを少しムリして、何とか完食。その時、壁の「お食事されたお客様限定
食後のふた口アイス 税込み180円」という貼り紙を見てしまった。「栗の渋皮煮の入った美味しいアイスクリームです」とか。外は寒いがうどんで体があったまってきた。考えて見ればこのお店は「揚げ芋アイス」をウリにしている。ここはアイスで体を冷ますのもいいか、と考え思わず注文、出てきたのが写真のアイスである。



うーん、渋皮煮のほろ苦さがよく利いていて、これは大人の味である。これで180円とは安い!ランチは完食、デザートも追加して、税込み1,960円とは大満足の食事だった。



「夢CUBE」には飲食店のほか、楽しいお店が盛りだくさんだ。皆さん、ぜひ「夢CUBE」に足をお運びください!

※12/22追記
瑞穂さんで「牛肉玉(たま)うどんのごはんセット」(税込1,960円)をいただきました(12/20)ので、写真を貼っておきます。国産牛肩ロースは80g、玉ネギは淡路島産で、この甘味がツユに溶けてとても美味しかったです!





※12/24追記
瑞穂さんで「しいたけうどんのごはんセット」(税込1,030円)をいただきました(12/23)。あっさりしたつゆにしいたけ味が染みて、それが細打ちのうどんによくマッチして、とても美味しいうどんでした。小皿にも手を抜いていません!





※2020.1.7追記
仕事始めの1/6、瑞穂さんで「わかめうどんのごはんセット」(税込1,030円)をいただきました。新鮮な国産ワカメがたっぷり!トッピングの梅干しも、いい仕事をしています。お正月に酷使した胃にもやさしくヘルシーな逸品で、これはクセになりそうです!



コメント (2)
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講座「額田王の生涯を万葉歌から読み解く」(クラブツーリズム奈良)12月19日(木)開催!(2019 Topic)

2019年12月12日 | お知らせ
本年(2019年)10月から毎月第3木曜日、クラブツーリズム奈良分室(近鉄奈良駅ビル5階)で「ゼロから学ぶ!万葉講座」(全5回)を開催しています。講師はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」メンバーで、料金は1回1,200円(香り高いコーヒーつき)。
※トップ写真は、山の辺の道・額田王の歌碑前で(12/7撮影)

今月(12/19)の講師は、額田王(ぬかたのおおきみ)にとてもお詳しい橋本篤実さん。お申し込みは同室のサイトまたはお電話(0742-90-1000)で。内容をチラシなどから拾うと、

ゼロから学ぶ!万葉講座(全5回)

元号「令和」のもとになった『万葉集』をゼロから学びましょう。時代や人物について深く学べる全5回シリーズです(最少催行人員=5名様)。


12月19日(木)橋本篤実さん
演題 「額田王と万葉集~額田王の生涯を万葉歌から読み解く~」
概要 多くの名歌を残し万葉集を代表する女流歌人・額田王は、謎に包まれた人物です。額田王および彼女とゆかりのある歌人の歌を読むことで、彼女の生涯をたどります。


来年1月以降も、充実のラインナップだ。


こちらも同じ場所で、逆方向を仰ぎ見た。正面の山は三輪山

1月16日(木)岡田充弘(あつひろ)さん
演題 「万葉歌にみる日本の国づくり~この国のかたちはどうやって作られたか~」
概要 万葉集には行幸、遷都、宮廷行事など公的な晴れの場で詠まれた歌が1500首以上あります。奈良の地で、古代の日本が作られていく様子やこれに携わった人々の思いを追体験しましょう。

2月20日(木)友松洋之子(よしこ)さん
演題 「吉野の万葉歌~万葉集を片手に水の吉野を歩く~」
概要 今、吉野といえば桜ですが、万葉集の吉野は、吉野川流域の「水の吉野」でした。30回以上吉野を訪れた持統天皇をはじめ、多くの万葉びとが吉野を訪れ、歌を残しました。美しい吉野の山河の画像を見ながら、当時に思いを馳せます。


「令和」の時代になって、『万葉集』ブームは続いています。ぜひこの機会に『万葉集』の基礎知識を身につけてください!

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