鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

次世代患者案内システムで診察予約

2023年12月19日 08時25分25秒 | 仕方


昨日はカード入れに病院の診察券が見当たらなくて慌てた。
病院では、受付機に診察券を入れると携帯電話型タブレットがでてきて、画面の指示に従って動くシステムになっている。
予約票を示して臨時に受付を済ませ、タブレットも受け取り、駐車場の割引も駐車券にハンコを押してもらってできることになった。
診察券のバーコードを読ませるのは、最初の受付機、採血順番受付機、支払い機、駐車場ゲート料金支払い機と4回もある。
私はスーパーではセルフレジを選ぶし、ガソリンスタンドはセルフしか使わないのに、今回の病院ではすべて受け付けを通すことになった。
自宅での私の動線に落ちていないか指示はだしてあるけれど連絡がなくて、採血結果待ち2時間待機中にもパス入れと財布を丹念に探した。
失くなっているのが診察券だけらしいのが不審で、よく考えてみると、プラスチックの診察券がかさばるのでパス入れから出したような・・。
それなら『お薬手帳』に挟んだはずと推理してぱらぱらやってもでてこなくて、でも結局、手提げ袋の底の隅に在ったというお粗末。
診察券再発行手続きにいくらか掛かるのだろうなぁ、などとも考えていただけに、やれやれだった。
そこで、そろそろやろうと考えていた『次世代患者案内システム』アプリをスマホに入れることにした。
私も次世代患者にならなければならない。
これで、予約日に病院内へ入るだけで受付完了となるので受付機に並ぶ必要もなく、タブレットは自分のスマホが代用する。
会計もクレジットカード情報を入力すれば並ばなくても良さそうだったけれど、『公費の自己負担限度額のある方』は利用不可。
結局、最初の受付機に並ぶ以外は診察券が要るようだ。
新年1月の予約は甲状腺の耳鼻咽喉科で、泌尿器科は1年後の年末だ。
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銀杏拾い

2023年12月10日 10時12分33秒 | 仕方




冬季積雪期間は生家にいても農作業はできないので、昔の農家が都会に出稼ぎに行ったように私もこちらを離れる。
雪囲いはできたし、そうだ銀杏拾いをしようと、土壇場になってようやく、その気になった。
銀杏は裏表がないのか、ことしも鈴生り豊作で、したがって粒が小さい。
一生懸命に拾おうという気がなく、拾ってくれる人達も少量で満足するので、公孫樹の下は銀杏だらけ。
鈴生りの小さい状態で少し叩き落として間引き、熟したら脚立に上がって、落ちる前の大きめの粒を収穫したら、中が翡翠色の良い実が採れる。
それは分かっているけれど、そこまでやる気もなかなか起きず、気持ちが入らなければケガをする危険もあるのでやらない。
とりあえず大きめの粒を拾うようにして、葉っぱを一緒に掴んでしまわないようにも気をつけてやり、腰が痛くなりそうになってすぐに止めた。
粒がこぼれ落ちない程度に隙間のあるプラケースに入れ、裏の農業用水路に降りて、長靴で踏むつぶして果肉をほぐし落とす。
長靴が裂けているのに気づかずにいて、いきなり冷たい水が左足を濡らし、それを我慢しつつ踏み続け、きれいにした。
踏みすぎて割れたのや奇形を取り除いたら、わずかこんな量。
来春の雪解け時に現れる、拾い残しというよりは、ほとんどが放置状態の落果は、果肉がしぼんでいても中身可食部分はだいじょうぶなのだ。
しぼんだ果肉が殻にこびりついて、他所様に差し上げる形に洗い上げることはできないが、自家用に食べるなら問題ない。
てなことで、食べたら美味しいんだけどなぁと思いつつ、持ち帰るのはこの程度で良しとする。
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形見と言うか遺品と言うか

2023年11月27日 10時02分44秒 | 仕方




四半世紀前に亡くなった母の洋服ダンスを整理していたら、こんなものが見つかった。
誰かのフランス土産ということなのだろうと思われるエルメスの石鹸と香水。
使おうとした形跡もないので、中を確かめることも嗅ぐこともせず、どうしたものかと考えて、ケアハウスに住む要介護1と認定された姉に託すことにした。
どういう種類の糸なのか、紡績工場の機械にセットされてあるべきと思われる代物が隠してあるような格好で見つかった。
何本かで縒らなければ糸や紐としては利用できそうもない弱さで、簡単に千切れる。
こんなものはどうしたら良いのか途方にくれるというほどでもないけれど、捨てるに忍びなく、利用も不可能となれば、しばらくは飾っておくしかない。
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積雪に備えて雪囲い

2023年11月18日 10時35分55秒 | 仕方






ビワ(枇杷)の幼木に初めて花が咲いた。
このビワはヒヨドリ(鵯)が食い散らかして落とした実から発芽して成長した木で、植木鉢に移し換えておいたのを宇治から持ってきて生家に植えたもの。
冬に花を咲かせるビワは、こちら雪国では育っても実をつけられないのではないかと思ったが、近所の同級生宅ではよく生ると聞いている。
医者いらずと言うのだったか、身体に良いということばかりではなく、私はあの微妙な甘さ加減の独特の味が好きなのだ。
というわけで来年に期待するわけだけれど、花を傷つけないように、雪の重みでもげたり折れたりしないようにと雪囲いに気をつかう。
植えた当初から打ち込んである杭に細丸太をくくりつけ、根元に近い部分で枝をまとめてしばり、花の部分は稲わらがかぶるように縛った。
こちらのホームセンターで買って植えた柿の木2本も雪囲いの緊縛をやり終えた。
あとははしごを立て掛けてあるサクラの木だけなのだが、高い部分で引き絞り、中程で縛ったのを再度強く引き絞らなくてならない。
縄を使い切ってしまったので、買いにいかなくてはならないのだが、ぐずぐずしているうちに重たい初雪が降ったら、たちまち枝折れするに違いない。
そうなったら、それはそれで仕方ないと、自分で植えたのではない木の雪囲いは扱いが違い気乗りもしない。
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最後の叔母さんの血脈授与式と四十九日と納骨

2023年11月05日 07時43分00秒 | 仕方


昭和3年生まれなので95歳まで生きて、私の親戚では最長記録更新中だった人。
長男の父は明治生まれで末の彼女とは20も違うのだから、改めて昔の人はすごいと感心しないではいられない。
今後は彼女を超えるのが目標となる。
晩年は故郷よりかなり遠方に暮らしていたので、亡くなってから二ヶ月経っているけれど墓はこちらに在り、総ての都合でこのような次第。
さて、持っていく香典はどうするのかで少し悩んだ。
四十九日以降は霊が仏になるというので、御仏前とすべきらしいが、今回はどうしたら良いか迷った末に御香奠を選んだ。
では金額は、と考えて同級生達に話をしてみた。
私は一枚でも多い位に考えていたのだが、一枚は絶対必要と言う人と、恥をかくから三枚は必要という人がいて困る。
それなら中をとって二枚にしようかと、顔の広い第三の同級生に聞いてみたら、セレモニー・ホールに勤めている知り合いに問い合わせてくれた。
土地柄と最近の風潮と我が家と故人との関係などを考慮しても三枚は多過ぎで、逆に失礼にあたるという心強い返答。
危ない危ない、恥をかくという言葉に乗せられるところだった。
それでは失礼にならぬようにと、壱という字を書いた。
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喜寿の同級会をやるための打ち合わせミニ同級会

2023年10月27日 09時02分33秒 | 仕方






何やかやと集まりたがる年頃になったようで、喜寿の同級会をやるための打ち合わせミニ同級会が一番近場の温泉にて。
出席予定だったけれど寸前にお姑さんが具合悪くなって前回は欠席となった人とか、今回はどうしても用があってダメという人などもいたけれど9人が集まった。
前回は生ハムをごろんと設置台ごと持ってきた人がいて、スライス実演などを披露してくれたので、今回は私が自作日本蜜蜂の蜂蜜小瓶を全員にプレゼント。
そればかりか、神奈川県からいつもやってくる同級会大好き人間が、『獺祭』を持ってきて振る舞ってくれた。
私は底に2センチほど残った獺祭を瓶ごともらってきた。
マイクロバスの送迎は十日町駅なので、帰りは久々に飯山線に乗って帰ってきた。
1日10本しかない下り越後川口行きの最終列車は20時49分、最寄り駅に降りて月を眺め、ふらふらと1km半を歩いて無事帰宅となった。
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持ち寄り販売所

2023年10月21日 08時49分49秒 | 仕方




余剰生産物を物々交換するばかりではなく、ついに販売をすることにした。
物々交換は意識的なものではなく、農産物が良く出来たから日頃お世話になっているお礼にと人に差し上げると、またお返しが返ってくる。
それでもまだ余るとなれば、ちょっとお金になりはしないかという流れになって、始めはほとんど押し付けでやりはじめた。
売りは幻の希少蜂蜜、ニホンミツバチ(日本蜜蜂)の百花蜜で、それにサツマイモ、ジャガイモなどをパッケージにする。
そうしてゆとりのある友人知人へは値段を決めて【絶賛押し売り中】としてパッケージを送りつける。
それでも余るからして、農協傘下の持ち寄り販売所に申し込んで、置いてもらうことにした。
バッグシーラー機を購入し、商品ぽくオシャレもして陳列させてもらって数日、金額設定が高すぎたかまだ売れたという連絡はない。
売れたら自動的にメールで入ることになっていて、1個でも売れないことには、ここに紹介することもためらわれる。

2枚目の画像は、その販売所で買ってきたもので、リンゴは1個100円と安く、小さいル・レクチェは1個50円。
ル・レクチェは山形のラ・フランスに似て非なる洋梨で新潟の名産品だが、これは貧弱で堅い投げ売り品。
噛みごたえがあり、私にすればものすごくおいしくて、デザートに1個かぶりつくのが最高。
今日か明日、販売所に顔をだし、まだ有るなら大量に買い占めてきたい、20個でも1000円だ。
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認知症予防遊戯

2023年10月08日 09時39分39秒 | 仕方


日照り水不足の暑い夏が終わったと思えば、もう要らないのにと嘆く雨降り日が多くて気温も急降下だから、もしかしてもうすぐ初雪か、とさえ思う。
仕方なく、のびのびになっている実家の片付けなんかをしていたら、カードを挟んだ洗濯ばさみが見つかった。
何だこれは、と、カードを外しているときに、遊びに使われていたのだろうと考えた。
母がデイサービスに通っていた頃の認知症予防遊戯だったのではないかと思われる。
30年ほど前だから、まだ認知症という言葉はない頃で、ボケ予防の遊びとして老健施設で行われていたのだろう。
洗濯バサミには番号が振ってあるので、色も番号も合わせなくてはならない小学1年レベルの高度な遊び。
全部正解の状態だったから、褒美としてもらえるということで頑張ったのかもしれない。
私用に保存することもちらっと考えたけれど、カードは全部外して捨て、洗濯ばさみは単なる小道具に戻した。
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樵(きこり)と土工

2023年10月05日 08時11分08秒 | 仕方












勢いがついたので又しても樵をやり、石工をやってもらった友人には今度は土工をやってもらった。
私はコナラ(小楢)の直径30センチと15センチの大小2本を、田に日陰を作る弊害除去と来春の椎茸菌を植え付けるために切り倒した。
今年はどんぐりが不作なのでクマが人里に出没すると言われているけれど、倒したコナラにはたくさんどんぐりが生っていた。
一昨日に切り倒したカシワ(柏)にはどんぐりが少ししか生っていなかったから、どんぐりの種類と場所に因るのかも。
樹でも竹でも切り倒すのは簡単だが、その後の枝払いと切り刻みと処分と運搬が大変だ。
一昨日に切り刻んだ丸太や太枝は、ビオトープを作る縁の骨組みにして、友人には周りから土を掘り上げてもらい土手を作ってもらうことにした。
土木工事の監督をしてきた友人は、『こんな仕事が毎日なら土工は来ない・・』とつぶやいた。
一昨日から腰が痛いと湿布を貼っているのに、ときどき一服しつつ、こつこつとやってくれた。
二人共仕事でも遊びでもないところで、なんとなくやり遂げてしまうのは何故。
体があまり言うことをきかなくなっても、体を使う原始的な作業が好きなのね。
明日帰ると言っていたのに、先程、急に今日帰ると言い出してそそくさと出発してしまった。
思いついたらまっしぐら、持って帰ってもらおうと思っていたいくつかも渡し忘れ、彼は彼で歯磨きセットなどを忘れていった。
面白おかしく話す失敗談は数知れずだが、上手くいっていることはあまり話さないわけで、あの性格のプラスマイナスはどれほどか。
変えようがないキャラクターだけれど、とにかくとりあえず気をつけて奥さんのもとに帰ってください。
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俄樵(にわかきこり)と俄石工

2023年10月04日 08時26分08秒 | 仕方










千葉からいつもの友人が数日の泊りがけ予定でやってきたので、当然のように力仕事をこなしてもらう。
どうしても二人でやらなければできない時だけ互いに助け合うかたちで、それぞれが別のことを自分のペースでやる。
外仕事をやるには絶好な穏やか秋日和になった昨日は、俄樵と俄石工になって、予定通りの仕事をこなした。
私は、勝手に生えて不格好に伸びている直径30cmの柏の樹をチェーンソーで切り倒し、ビオトープの土手に使えるよう切り刻んだ。
彼には敷地内の段差を見栄え良く整える石組みをやってもらった。
最後の画像は、家でたくさん採れた無花果(いちじく)をジャムにしたからと、彼がお土産に持ってきてくれたもの。
私の周りや同級生にも渡すための数量なので、私はオシャレなシナモン&ザラメを選んだ。
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蝮(マムシ)酒を造る  その4

2023年09月12日 07時25分07秒 | 仕方






蝮の腹に何も入っていない状態になるまで2週間絶食させるのだが、その後も雌と思われる大きい方からは黄色い排泄物か吐瀉物があった。
もういいだろうということになって決行の日を迎えたのが昨日の20日目。
雄と思われる小さい方はいつだって元気に動き回り、大きい方も動きは鈍いものの舌をちょろちょろ出していた。
透明な一升瓶が良いだろうということで、それを調達するために、わざわざ『隠し蔵』という麦焼酎25°、1,998円を2本買った。
なかなか透明な一升瓶がないから、これしか方法はなくて、中身は4リットル徳用サイズ焼酎の空ペットボトルをもらってあったのに入れた。
47°の蝮漬け専用焼酎は大きい方にだけ使い、小さい方には35°で良いのではないかと『蝮のお師匠さん』が言うので、35°ホワイトリカーを別に買った。
蝮はタダでも、いざ蝮酒を造るとなると、なかなかにカネがかかるのであった。
先ずは20日間少しの水を入れて閉じ込めていたペットボトルの口と一升瓶の口を合わせてガムテープで厳重に固定した。
その後、師匠の指示により、ペットボトルの方を黒マルチでくるんで暗くすると、小さい方はすんなり一升瓶に移ってきた。
大きい方も同様にやったのに、こちらは一升瓶に移ってこないので、しばらく他のことをやって時間つぶしをした後でも、駄目だった。
ペットボトルに入れるのも、太い腹を絞るようにしてようやく師匠が入れたのだから、空腹で痩せても一升瓶の口は通りにくいのかも知れない。
ペットボトルから取り出すのも難儀したようで、師匠は私が他のことをやっている間に、ペットボトルの上部をカッターナイフで切り、蝮の首を掴んで持ってきた。
一升瓶に入れるのも、ペットボトルに入れる時と同様に腹をしごいて押し込んで、とにかくこんな大きな蝮は珍しいということだった。
さて、その後は一升瓶に漏斗(じょうご)を乗せて、蝮が飛び上がっても外れて首をだしたりしないように持ち続ける。
そうして、まず体が沈む程度のそれぞれの焼酎を入れて栓をして酔い潰れるのを待つのだ。
一気に入れると蝮が暴れて形良い姿にならずにカッコ悪いというのである。
底でトグロを巻くのが理想的だというのだが、小さい方は体を浮かせた姿勢になり、大きい方はほぼ思惑通りになった。
酔っ払って死ぬというのだけれど、強い焼酎だから窒息のような絶命なのだろうか、1枚目と2枚目はまだ生きている状態。
小さい方は1分も掛からなかったような気がするけれど、大きい方は10分ほどを要した。
後は残りの焼酎を満たしたが、大きい方は体が大きい分、47°が少し余った。
この余りは千葉からやってくる友人に蝮酒用47°がどんなものか呑んでもらうことにする。
透明一升瓶を求めて買った25°焼酎3.6リットルも渋柿のさわし漬けをするにしても多すぎるので、これも彼用になる。
さてこれで2年後に蝮を取り出せば完成となるというのだが、待ち遠しいというより、2年間ときどき眺めたり、ヒトに見せたりするのが楽しみだ。
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蝮(マムシ)酒を造る  その3

2023年09月07日 09時53分54秒 | 仕方






(その1)を上げたのが8/23だったので、その前日に始まった蝮酒作り工程は、2週間が過ぎた。
小さい方の雄はまだまだ元気が良いけれど、糞と思われる黄色の排泄物もしなくなり、毎朝交換する水もきれいなままだ。
大きい方の雌はとみると、一昨日から脱皮が始まって、糞もしていて水がひどく汚れていた。
狭いペットボトル内に囚われの身だから、皮を脱ぐのもすんなりいかないようで、昨日はルーズソックス状態だった。
今朝はすっかり脱ぎきっていたので、ペットボトルの蓋をすぐに閉められるような気構えで、ずらした隙間から針金を差し込み、皮を釣り上げた。
計ってみたら60cm余りあり、腹に子がいるのではなくて単に大きい雌だったのだと思われる。
この大きさは珍しいそうで、この雌が雄と居たのは、交尾直前か直後だったのかもしれない。
腹の中はどうなっているか気になるところではあるが、脱糞も脱皮も済んで、見た目こころなしかすっきりしたような雰囲気なので、蝮酒を作ろうと構えているこちらとすれば、機は熟したといったところ。
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蝮(マムシ)酒を造る  その2

2023年08月24日 09時00分09秒 | 仕方


蝮2匹を入れていたのは肥料の空袋で、なぜか鞭のような細い枝が束ねられて袋に突っ込んであり、口をそれごと紐で縛ってあった。
窒息死させない配慮の他にも意味がありそうなので、忘れないうちに聞きだしたい。
蝮が要るかと聞きに来た時に、一升瓶が必要だと言っていたので、家の中を捜しまくったけれど無くて、2Lのペットボトルを持っていった。
蝮を入れる時に、背の高い容器でやらないと蝮が跳び出すこともあるので、一升瓶が最適なのだと言う。
買っていった蝮漬け用焼酎は一升瓶だが、中身を移して流用したくても茶色い瓶は蝮のだす汚れを観察できない。
仕方ないのでペットボトルでいくかということになり、友人は私に近づくなと時々注意をしながら実行する。
小さい方が雄で、この時期の蝮は気が立っているから気をつけないといけないということだった。
袋からダンボール箱に投げ入れた蝮ペアを覗くと、猛烈な素早さで動き、ばたばたという音を立てて威嚇するのは雄。
雌は大きい身体をぐにゃぐにゃ折りたたんで様子見の状態を静かに保っている。
あおり運転などで問題を起こすのは、たいてい助手席に恋人を乗せていて格好つけたがる男が多いようだけれど、あれと同じか少し違うか。
バーベキュー用の火ばさみで雄を掴んで地面に置くと同時に首元近くを履いた長靴で踏みつけ、素手で頭を口が開かぬように掴んだ。
慣れているようではあるが、用心深く緊張した面持ちでやる友人が格好良くおごそかに見えた。
蝮を掴むときは素手でなければいけないとここでも講釈を垂れて、それは電動工具を扱う時と同じだ。
さて、雌の方はと言えば、入れようとしたペットボトルの口が小さくて、と言うより腹が大きくて入らない。
いくら腹をしごくようにして入れようとしても駄目で、あまりふさわしくないけれど仕方なく、別のペットボトルに無理やり入れる。
何かを喰って消化されていない状態ではなく、子持ちなのだろうと言う。
これが本当につがいで妊娠中であるなら、ことが済めばそれで良しという雄ではなく、雌を守るのか、それともしつこいだけなのか。
子持ちシシャモの子は卵だけれど、蝮は卵胎生で子は蛇で生まれてくるのだから子持ちという言い方はふさわしい。
1匹の雌が8匹まで産むのを見たことがあると友人は言う。
彼は私を『ニホンミツバチのお師匠さん』と他人に紹介したりするので、今後の私は彼を『蝮のお師匠さん』と呼びたい。
昨日の朝の雄雌の様子は、吐瀉物か排泄物かで水が濁っているのが見てとれる(特に雌の方)。
今朝は濁っていないけれど、なにか白い紐状のものが水中にあった。
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蝮(マムシ)酒を造る  その1

2023年08月23日 08時27分08秒 | 仕方






朝飯前のひと仕事が済んで、朝食の用意でもするかと腰を上げようとしているときに、友人がいつもより早くやってきた。
ゲテモノ好きと聞いたような気がするのだけれど蝮を捕まえたのを欲しいか、と言う。
普通の人なら、LINEなんぞでやり取りするところを、携帯電話を持たないので、わざわざやってきて聞くのだ。
せっかくだから貰って蝮酒でもつくろうか、と見せてもらおうとしたら、持ってきてはいないとのこと。
こんな機会はそうそう無いと思われるので、3週間から1ヶ月後に必要となるという度数の高い焼酎を、決意を込めてすぐに買い求め、蝮を観にいった。
しかるべき袋に入れたのを、暑いので死なないようにと涼しいところへぶら下げてあった。
朝、奥さんが玄関ドアを開けたらコンクリートたたきに大小の蝮ペアが居たのだそうで、呼ばれた彼はこともなく雄雌2匹とも捕まえたとのこと。
山の方の集落に蝮獲り名人がいて、実地訓練を伴なう教えをしっかり受けたことがあるなどと言いつつ、蝮酒の第一第二段階をやってくれた。
私がインターネットで調べたものとはかなり違っていて、ペットボトルや瓶に入れるときは尻尾から入れて、持った首根っこを最後に投げ入れるようにするのだった。
自重(じじゅう)で底まで落ちた蛇が上から出ないよう蓋をするのだが、その前に手の平で塞いでいたのは、狭まった口から牙をむいて手を噛むことはできないということなのだろうか、聞かないでしまったけれど。
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道具かオモチャか

2023年07月26日 08時55分08秒 | 仕方




ついつい手を差し伸べたくなるほど頼りない生き方をしているつもりはないけれど、これを使えとガソリンエンジンポンプを友人が持ってきた。
田んぼに埋めてビオトープにしようと貰ったものの大きすぎて断念したままになっているFRP製水槽を生かして、水を欲しがる作物に水遣りをしろと言う。
ポンプはしばらく使っていなかったようで、使い方すら思い出しながらの説明となった。
ガソリン給油をして出入り2本のホースを繋ぎ、何回もスターターの紐を引っ張り、チョークはどれだスロットルはこれかと二人で遊ぶ。
呼び水を入れるということを思い出したらしくてジョウロで給水し、何とかエンジンはかかり、放水もできるようになった。
そこまでできたら、オモチャから道具になるわけだけれど、裏の畑に水遣りする程度ならバケツとジョウロで何往復かのほうが現実的だ。
エンジンの位置を水槽の縁より高くしておかないとサイフォンで水がぽとぽと漏れるし、コックを付けるほどの費用をかけるのも何だかなぁ。
結局、道具として使いこなすことはせず、ときどきオモチャとして遊ぶだけになりそうだが、こういうものを持っているというだけで満足感があるのが男の子の性か。
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