
横道にそれたついでに横道話をもうひとつ。
山のすそにある墓地から森に向かって、けもの道のような細い道があった。
深い森というほどではなく、藪にもなっていない。
くぐったりよけたりする必要もなさそうなので、何となく進んでみた。
しばらく行ったら鹿のしゃれこうべがあった。
以前、ほかの場所で、川に下りる小道の藪に鹿の白骨死体を見つけたことがある。
皮が残っていて、肋骨が見える状態だったが、その時は頭部があったかも確認しなかった。
今回は頭骸骨だけ。
誰かが頭を捨てたのが白骨化したか。
鳶がどこかから持ってきて落としたか。
下あごは左右に分かれてしまうのだな・・。
オスであることは間違いないけれど、頭蓋骨の大きさで年齢がわかるものだろうか?
角は毎年生え変わるはずだから、死んだ(殺された)時期によって違うはず。
とにかく、あんまり立派な角でないのが残念。
持ち帰ってどうする・・でも、苦心して頭蓋骨を粉砕し、角だけをぶら下げてきた。