

4、5日前の暖かい日に、地上を歩いていた。
何かの葉っぱを食い尽くしてしまい仕方なしに降りたのか。
それとも、蛹になるための土の地面をさがしていたのか。
目玉模様というよりボタンみたいだ。
あったかいオーバーを身につけている。
お尻のアンテナを前後に振り振りしながら歩く。
見惚れるほどに触りたかったけれど、芋虫のブヨブヨ感は苦手なので、指に乗せてみようと、行く手に指を置いたら動きを止めた。
手をどけたら、また歩き出したということは、どこにあるかわからない目で確認して、何かを感じたのだろう。
害意の有る無しまでは、お互いに察知できていない。