1時間早起きして、高速代を節約した。
出費が押さえられた分を働きとみなしたら、時給2000円余りになる。
日の出前に、大中干拓地にさしかかった。
この干拓地には、50年前入植したという知人がいる。
その人の故郷は丹波だが、ダムの底に沈んだそうだ。
先日、天ヶ瀬ダムが出来て51年と書いた。
ダムの欄干に完成前の地域の様子がパネル展示されていて、ダム湖の底に沈んだ集落が紹介されていた。
宇治に移り住んで23年になるけれど、生家は天ヶ瀬ダムの底に沈んでしまったという人には出会っていない。
時期から見たら、大中干拓地に入植した家族が居たかもしれないと思った次第。
手前の耕された田んぼは、稲刈り後にすぐ何かが植えられる二毛作なのだろう。
その向こうの黄緑は稲刈り後のひこばえ。
里山の段々畑なんかを耕していた人が、こんなにも広くて平らな地べたをあてがわれたら、切り替えが大変だっただろう。