二日前の記事に書いたサルノコシカケに似た茸が気になって、確かめに行ってきた。
生えていた赤松は葉が赤茶けていて、枯れたばかりの状態と確認できた。
キノコに穴がないかと下から覗いても分かりにくかったので、2番めの大きさのものを剥がし取って観たら、穴が開いていた。
名前の由来の穴があることと、枯松に生えることから多孔菌科一口茸に違いない。
黒松と赤松が枯れたら必ず生える茸だというから珍しいものではなく、これをあてにしている昆虫もいるそうだ。
形も色も栗饅頭によく似ているとあるけれど、私の見つけたのは白っぽくて栗らしくはない。
ヒラタキノコゴミムシダマシ、カブトゴミムシダマシ、オオヒロズコガなどの昆虫が空洞に棲息するらしいのだが、ハサミで切り分けてもみても確認できなかった。
昆虫の餌となりそうな粉が入っていたのは胞子だろうか。
卵らしきものは見つけられなかったけれど瓶の中にでも入れておいたら、何かが発生するかも知れない。
啓蟄の後に甲虫(コウチュウ)の類も飛び始めてから、残しておいた大きいヒトクチタケを割って観察しようと思う。