水を引っ張ってきたものの日照り続きで溜池が干上がりそうになり一時取り水を中止していた。
先日復活させ水量を絞り安定的供給となったのだが、もしもの時のためにプラケースを沈めた。
これでどういう状況下になっても水棲生物は生き延びることができるだろう。
そこまでしてようやく石臼と池に5匹ずつのメダカを入れてみたのが4日前。
浮いている草刈り時に入ってしまった葉くずなどを網で掬い取り、毎日メダカの数を数えた。
石臼のメダカは縁の低いところから水が落ちていても、落ちた水が作る水流の上方へと泳ぎ、下の池に落ちることがない。
池の5匹は3匹と2匹に分かれたり、1匹だけ離れてみたり、それでも驚くことがあれば5匹が寄り集まる。
急に池に近づいたりすると、尾を曲げてフリーズしてメダカの目高たる目で様子を探る。
完全フリーズではなく、小刻みに体全体を揺らして、あらゆることに対処する姿勢を示す。
その震えが、たぶん仲間に知らせるという危機意識はないだろうけれど、意思伝達としての状況伝播となるに違いない。
今朝見たら、石臼のメダカがいなくなっていたので、池のメダカを数えたら8匹まで数えられた。
ということは、水流に逆らう動きしかしないメダカが、少なくとも3匹自ら身を躍らせて下の池にダイブしたということになる。
何があったのだろうかと色んなケースを考えながら、池の近くの畑で畝作りをし、時々池周りの芝生で休んだ。
その結果、休んでいるときにじっとしていたら、キセキレイ(黄鶺鴒)がやってきて石臼に止まり、下の池を覗き込む動きをした。
ここを住処としたトノサマガエル(殿様蛙)がメダカを追いかけたことがあるので、池の縁から石臼に跳び移った可能性はある。
上空をダイサギ(大鷺)が飛び、私を認めて降りないという雰囲気だった。
つまり、石臼のメダカは襲われたに違いなく、2匹は捕えられ、そのパニックの中で3匹は下にダイブした。ということになりそうで、パニックの伝播と逃避行動が上手くいって、3匹は助かったのではないか、と結論づけた。
下の画像の石臼の横にはトノサマガエルが浮いている。
記事訂正;蹲だと思ってきたのですが、石工屋さんのH.P.を見たら、石臼に違いないと確信できたので、蹲(つくばい)を石臼に訂正しました。
>メダカは飛び跳ねることで、水位の下がった田んぼから、生息地を探す。... への返信
そんな里山の原風景の映像がありましたね。
私も観たような気がします。
メダカが身をくねらせて空中にジャンプすることだってあるんですよね。
さっき数えたら7匹まで確認できました。
本日はその池も二つのビオトープも水位が下がっています。
水の入る量は同じなのですが、減っているのは、地下で何かが怒っている証拠です。
不気味です。
メダカが感じとったということも考えられます。
ちばりよー!めだか!