珍しい花ではないし、いつも見るとはなしに見ていて、でも正しい名を知らないままだった花。
スマホで撮って調べようと近づき、よくよく観れば、『な〜んだ、トリアシじゃないか』。
味はどうこう形容するほどの印象のない山菜で、山地に入ればどこにでもある程度の草だ。
30センチほどに伸びたのを地上数センチから折り取って味噌汁の具にしたりする。
枝分かれが3本で、指の長いタイプの鳥(鶏など)の足に似ているので鳥足。
調べてみると、トリアシショウマ(鳥足升麻)と分かったが、升麻とは何ぞや。
『しょうま(升麻);サラシナショウマの根茎を乾燥させた生薬。解毒剤に用いる。』とでてきた。
更に、『ウタカグサ(升麻);トリアシショウマの古名』などとある。
何とか升麻という名の草はいくつか在るようだけれど、咲き方が少しずつ違い、うちの裏手にあったのは、花の画像からもトリアシショウマで間違いない。
自分の知った姿しか知らず、成長して変化することを想像もしないモノってあるものだな、などと思う
。
過日の同級会で数人は半世紀以上振りに会ったのだったけれど、信じられないほどの変貌を遂げていた。
キャラクターも全く別人に変わっている人もいて、どうしてもいまだに昔と結びつかない。
クラスのグループラインなんぞに入ってみても、ふわふわとした違和感は増すばかりだけれど面白い。
今晩のホテルでの前夜祭の前に、凧会場のテントやブルーシートの準備をしにこれから、熱中症に注意をしながら、行ってまいります。
取り返そうという了見だけは起こさないようにしてください。