透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

176 モダンアート

2011-08-05 | A 火の見櫓っておもしろい


176 東筑摩郡麻績村にて



 麻績村役場前にある消防団の詰所の屋根に据えられた真っ赤なオブジェ、よく見るとそこに半鐘が吊り下げられています。

火の見櫓の「櫓」というのは立体的な構造だと理解しています。構造的には櫓ではなくても、半鐘を叩いて火災の発生を知らせる機能のものをすべて火の見「櫓」とするなら、これも火の見櫓、ということになるでしょう。 構造的には櫓でなくても機能上、櫓というわけです。

鉄筋コンクリート製の櫓?、トンボのような赤い屋根、長方形の見張り台、これらは評価の対象にはなりません。


 


175 筑北村坂井の火の見櫓

2011-08-05 | A 火の見櫓っておもしろい


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1 櫓のプロポーション ★★★
2 屋根・見張り台の美しさ ★★★★
3 脚の美しさ ★★★


■ 今回は少し厳しい評価をしました。長野道麻績(おみ)ICからほど近い筑北村坂井(旧坂井村)の火の見櫓です。3角形の櫓に6角形の屋根と見張り台、よくあるパターンの火の見櫓です。

櫓がちょっと貧弱という印象を受けます。少し傾いているのも気になります。ということで櫓のプロポーションは★3つとしました。

屋根も見張り台も特に指摘するほどのマイナス要因はありませんが、両者の間が空きすぎていると思います。柱が長すぎてちょっと間延びしている、という印象です。で、★4つ。避雷針に付けられた飾りは丈夫そうです。


次は脚部です。2箇所にブレースが入っていますが、やはり3箇所ともアーチ状にして欲しかった、と思います。ということで★3つとしました。

 

櫓の中間に簡易な踊り場があって、半鐘が吊るしてあります。半鐘はやはり見張り台に欲しいところですが、撤去されていないことをプラスに評価しなくてはなりません。木槌が吊るしてあるのもうれしいです。