447 東筑摩郡麻績(おみ)村
■ 我ながらよく気が付いたと思う。JR篠ノ井線の近くを通る国道403号線を筑北村坂北(旧坂北村)から麻績村に向かって車で走っていて、この火の見櫓に気が付いた。国道に添う段丘の上にあるし、雑木に遮られていて、落葉しているこの季節でなければ気がつかないだろう。国道から集落内の狭い生活道路を上っていってこの火の見櫓の近くまで行くことができた。
平面形が3角の櫓に3角の屋根、円い見張り台はよくある組み合わせだ。反りのついた屋根のてっぺんには矢羽付きの避雷針が付いている。うれしいことに屋根下に半鐘が吊り下げられていて、木槌もある。
脚部の構成もよくあるタイプだ。火災信号表示板も付いている。だが、現役かどうかは分からない。周りの雑木が生長していて視界が利かない。建設した時とは状況が変わっているのだろう・・・。