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■ 山あいを縫う木曽路は日出塩で終わる。過日木曽町で所用を済ませ、塩尻方面に向かって日出塩を走る車の窓外にこの火の見櫓を見つけた。で、今日(15日)観察してきた。
JR中央西線の日出塩駅前に立っている火の見櫓。梯子段の段数と間隔から高さを概算する方法により、見張り台までの高さが約10メートルだと分かる。総高13メートル程度、大きい部類に入る火の見櫓。
屋根の頂部には避雷針と飾りが、軒には蕨手が付いている。見張り台やその直下もきちんとしたつくり。櫓にスピーカーが付けてあるのは残念だが仕方ない。
脚部。櫓の3本の柱はなめらかなカーブを描いて末広がりになっている。トラスはきちんと脚の根元まで伸びているし、脚の付け根はアーチ状になっている。柱とアーチ材を結ぶ部材は三角形を構成している。
これで脚部のチェックポイントは全て○。ということで評価は少し甘いかもしれないが★★★★★。
なかなか美しい火の見櫓。減点するとすれば屋根。扁平していることと見張り台に対して少し小さいことだ。
火の見櫓 みんなちがって みんないい