■ 1912年(明治45年)、万世橋駅開業時に造られた階段が70年ぶりに公開された。名付けて1912階段。丁寧に造られたことが分かる。東京駅のレンガ積みの壁で話題になった覆輪目地がここのタイル貼りの壁面にも施されている。ここに70年前の優れた建築技術が保存されている。建築は優れた記憶装置なのだ。
ここ、「マーチエキュート神田万世橋」のフロアマップをみると、1階のサウスコリドーにはS1からS10、ノースコリドーにはN1からN12という記号がふられ、この階段の上にあるN3331というカフェバーにはU1という記号がふられている。これはいつかいかなくては。ちなみに先日食事をしたフクモリはN9。