透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

京都の茅葺き屋根の民家

2013-12-01 | A あれこれ



 京都は嵐山で見かけた茅葺き屋根(撮影日131115)。掲げてある看板からして畳屋さんだろう。

京都方面の茅葺き屋根は寄棟造り(というのは正確ではないが)で小さな妻面上部に△の破風があるのが特徴。木製の破風には通気のための開口(スリット)が開けられていることが多い。それが家紋や水という文字にデザインされていたりする。この写真ではその部分がはっきり分からない。

火の見櫓にうつつをぬかすうち、茅葺きの民家への興味が薄らいでしまったのかも知れない・・・。学生のころだったら、この茅葺き屋根に狂喜乱舞して、いやこれは大げさだが、何枚も写真を撮っただろう。もちろん破風の部分も望遠で撮っただろう(写真下)。

JR嵯峨嵐山駅で電車を降りて渡月橋に向かう途中で出合った。街並みにポツンと残る民家。持ち主の強い意志の表れだろうか。茅葺き屋根の維持管理は大変だろうに・・・。


 
高知県梼原町にて 撮影日 19800330