501 塩尻市広丘野村の火の見櫓。 国道19号の九里巾の信号の近くに立っている。
■ 3角形の櫓、立体的には3角錘台。3面のうち1面は丸鋼の横架材のみで梯子を兼ねている。ブレースは丸鋼だが、ターンバックルはない。横架材が3段ある。うち下の2段はフラットバー、上の1段は丸鋼という簡素なつくり。
鋼板のみで下地の無い屋根は変形している。簡素な見張り台、手すりは丸鋼でつくられていて、手すり子はない。
柱のアングル材(等辺山形鋼)に横架材のフラットバー(平鋼)とブレースの丸鋼を溶接接合している。
この辺りは住宅も増えて火の見櫓が建てられたころとは、すっかり様変わりしたことだろう・・・。