■ 「サードプレイス」ということばを今日(26日)の朝刊で知った。第一の場が「家庭」、第二の場が「職場」、そして第三の場、サードプレイス。今から20年以上も前にレイ・オルデンバーグというアメリカの都市社会学者によって提唱された概念ということだが、今まで知らなかった。「第三の男」なら知っているけれど・・・。それは第一の場、第二の場のどちらでもない居心地のよいくつろぎの場だという。
家と職場、第一の場と第二の場を往復するだけという日常にあって、時々立ち寄るカフェが私にとって第三の場、サードプレイスということになる。そこでカフェのオーナーや顔見知りの常連客と趣味のことなどを語り合う。
サードプレイスということば、概念を知ることでカフェの意義、生活における位置づけがはっきりした。カフェというリアルなサードプレイスは、家庭や職場という小さな閉じた社会から抜け出して過ごす息抜きの場、ということになる。
仕事帰りに立ち寄る図書館、居酒屋、スポーツクラブなど、サードプレイスは人それぞれ。サードプレイスを持たない人も多いらしいが、車のハンドルに「あそび」が必要なように、生活にも「あそび」が必要、ということなのだろう・・・。