透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

自分に無理を強いることなく自然体で暮らす

2014-08-05 | A あれこれ

 長野県は男女とも平均寿命が全国1位になったそうだ。男性が80.88歳、女性が87.18歳。2010年の国勢調査をもとに厚生労働省がまとめた結果、分かったのだとか。

でも、これはあくまでも平均値であって、私がこの年齢まで生きることができるなどということでは決してない。だが、なんとなくそのように思ってしまう・・・。

なぜ長野県民は長生きなのか。このことについてはいろんな理由が挙がっている。

① 野菜の摂取量が多い。家の周りに畑があって(この畑のことを私の鄙里では「せんぜば」と言う。せんぜ畑を省略した呼び方かもしれない。「せんぜ」という地域もあるようだ。ただ、この表記が発音そのままかどうか・・・。)、いろんな野菜をつくっていて食事の度に採って、新鮮野菜を食べている家庭が多い。

② 高齢者の就労率が高い。働くから元気なのか、元気だから働くのか・・・。

③ 公民館活動が盛ん。公民館の数は長野県が全国一。 ②と③は共に生きがいのある暮らしに通じる。

④ 健康に関心がある。かつては塩分摂取量が多かった長野県だが、全県的な減塩運動の取り組みが功を奏し、平均寿命が延びた。このような運動に熱心に取り組む真面目な県民性。

⑤ 豊かな自然環境。理由は分からないがこれも長生きに繋がるのだとか・・・。

さて、私の場合。

① 野菜の摂取量が多いかどうか、毎食野菜を摂るように心掛けてはいる。市販の野菜ジュースも飲む。

② できるだけ仕事は続けたい。

③ 公民館活動に積極的になろうとは思わない。 ただ、「きょうよう」と「きょういく」は心掛けたい。「頭の体操」の多湖 輝氏が唱えたこのことば、きょうようは「教養」ではなく、「今日、用」があること。きょういくは「教育」ではなく、「今日、行く」ところがあること。要するに日々やることがあって、忙しく暮らすこと。知人、友人とのつながりを保持し続けること。

④ 健康に無関心ではない。平日できるだけ飲酒しないようにしているし(飲酒は睡眠の質を落とす)、早寝早起きを実践している。平日は10時に寝て、5時起き。私の塩分摂取量がどの位かは不明。

⑤ 鄙里は緑がいっぱい。これは本人の努力とは全く無関係だが・・・。恵まれた環境に暮らしている。

長生きするためにストイックな生活を自分に強いる必要もないだろう。それで寿命を5年伸ばしたとしても、人生の質(人生の質とは何か、その考え方、捉え方は人それぞれだろうが)を落としては意味がない。ただし健康な状態を保つこと(このことは人生の質に大いにい関係する)を心掛けることは必要。だとすれば、やはり少し自分に無理を強いることも必要かな。と、まあ、思いはまとまらないわけで・・・。

自分に無理を強いることなく自然体で暮らすということかな・・・。