撮影日150504 狛犬の棲息地の大妻神社全景
石造の鳥居越しに拝殿を望む よく見ると拝殿の両側に狛犬が写っている。狛犬が守護する御祭神は大妻太郎兼澄(おおつまたろうかねすみ)と建御名方命(たけみなかたのみこと)。
明治29年(1896年)生まれの狛犬。台座に棟梁松澤勘次郎とあった。
向かって右側、阿形の獅子。後肢部分の大きな渦巻きが印象的。 頭の宝珠は明らかに石種が異なる。確認すると単に載せてあるだけだった。「獅子鼻」が目立つ顔。
頭部をぐっと前に出している。獲物を狙っているかのような姿・形。鬣(たてがみ)や尻尾の線刻がなかなか美しい。
向かって左側の吽形の狛犬。宝珠は頭と一体。
阿形の獅子と同じように頭をぐっと前に出している。
まだ狛犬の観察を始めたばかりだが、明治生まれともなると狛犬の姿・形が個性的で味わい深いという印象だ。