透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

善光寺 大香炉の獅子

2015-05-17 | C 狛犬




大香炉の上に蹲踞の姿勢でいる獅子 撮影日150517

 狛犬(獅子・狛犬)といえば神社の守護獣というイメージだが、もともとは仏教と密接な関係にあり、日本には仏教と共に伝わってきたという。

先ごろ読んだ『狛犬誕生 神獣のルーツをたどる』塩見一仁/澪標 でこのことに関する記述を引用してみる。
**仏典に登場した「獅子座」は、こうして仏像誕生と同時にブッダの坐す台座として造形され、やがてシルクロードを通じて、ライオンの生息しない東方や南方の地へも、仏教とともに伝わることになっていった。**(68頁)

**(前略)マトゥラーやガンダーラにおいてブッダの坐す台座に造形された獅子が、シルクロードを通じて敦煌に伝わり、台座から離れて独立した守護獣となったことである。**(82頁)

善光寺のこの獅子も仏教と獅子が密接な関係にあることを示す証左であろう。



 


回向柱巡り

2015-05-17 | A あれこれ

 善光寺周辺の回向柱のある寺院を巡ってきました。新聞記事に紹介されていた11の寺院の内、10の寺院を巡ってきました。

善光寺より北にある往生寺だけはあきらめました。以下、JR長野駅から善光寺に向かって順番に写真を載せます。

この記事を閲覧していただいた方に御利益があるかもしれません。


1 西光寺


2 往生院


3 西方寺


4 玄証院


5 徳行坊


6 世尊院


7 福生院


8 薬王院


9 大勧進


10 善光寺

今日は晴天で善光寺では多くの参拝者が回向柱まで長蛇の列をつくっていました。


 


週末のサードプレイス・カフェ バロ

2015-05-17 | A あれこれ

■ 週末、金曜日のバロは4月10日以来。このところ金曜日は何かと用事があって出かけることができなかった。久しぶりに顔なじみのMさん、Fさんと3人でカウンターに並んで座り、カウンターの中のカクさんとYさんと5人で雑談。

店内に松本城の解説本(松本市内の小学6年生のサブテキスト)が置いてあったので、パラパラと頁をめくっていると、松本城の構造を説明したイラストが目に入った。

天守は16本の太い柱(確か直径40センチメートル)で支えられているのだそうだ。この部分は石垣でかくれているから全く見ることができない。ネット検索してみると、柱は鉄筋コンクリート造で、昭和の大修理の際に設けられたようだ。知らなかった。松本城はオール木造だと思っていたが、天守を支える鉄筋コンクリート造の柱が使われているなんて・・・。

そしてお城つながりということで、Mさんが「そういえば泉鏡花に『天守物語』という戯曲があります」と教えてくれた。彼女は鏡花の作品を何作か読んでいるそうだ。泉鏡花は教科書にも載っている作家だから名前は知ってはいるが作品は全く読んだことがない。何か読んでみよう。

バロに集まる人たちは物知りだ。自分がよく知らない領域というか、分野のことについて知識を得ることは有意義だと思うし、楽しい。