透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

池田町 宇佐八幡宮の狛犬

2015-08-05 | C 狛犬



 北安曇郡池田町会染にある宇佐八幡宮。その鎮守の杜を南側から望む。



えんじ色の鳥居、神楽殿、その後方に拝殿を望む。



神楽殿



拝殿の手前に狛犬がいる。

この神社の御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)と建御名方命(たけみなかたのみこと)。長野県には建御名方命を御祭神とする神社が少なくない。

建御名方命の父親は因幡の白兎の神話にでてくる大国主命。大国主命は肉食系の神様で、出かける先々で美女に惚れて、なんと181人、いや神様だから181柱も子どもがいたという。

さて、狛犬観察。



右側の阿形の狛犬(獅子) ユーモラスな表情、くるくるたてがみ、ツルリンチョな体。



この後ろ姿に、アルコールなブログだったらコメントしたいことがあるが、禁酒中につき、控える。




吽形の狛犬。こんなマンガチックな表情をしていて聖域を守護することができるのか、ちょっと心配になる・・・。



ストレートなたてがみ。


 

前肢の間をくり抜かないで残している。狛犬研究家・のぶさんは穂高神社若宮社の狛犬を手本にしたのではないか、と指摘している。



台座に萬延元申年八月吉辰と彫ってある。萬延元年(1860年)は庚申の年。この年の3月18日に安政から改元された。早々と改元するのには、庚申の年が早く終わって欲しいという願いが込められているのだとか。