透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

566 長野市信州新町の火の見櫓

2015-08-23 | A 火の見櫓っておもしろい


566 長野市信州新町日原西 撮影日150822

 国道19号、長野市大岡の信号「川口」を左折。県道394号を走りだしてまもなくこの火の見櫓と出会った。簡素だが柱3本の櫓構造。

並び立つ防災無線柱と桜の木(だと思う)が邪魔をして写真が上手く撮れない。もう少し左に移動すると半鐘はきちんと写るが、前後の柱が重なってしまって、櫓だということが分かりにくくなってしまう。

後方の住宅の方から写せば順光で好ましいが、土地が下がっているので櫓をかなり見上げることになる。それに路駐の車からあまり離れることはできない・・・。

火の見櫓の撮影にはいつも苦労する。

この後、山中を通る県道で大町に抜けた。途中、集落は無く、火の見櫓も無かった。やはりコースの下調べをして出かけなくてはダメなのかも。


 


564 565 大町市八坂の火の見櫓

2015-08-23 | A 火の見櫓っておもしろい


564 撮影日150822

 国道19号を長野に向かって走っていて、「大町市」の標識を目にすると一瞬 あれ? って思う。旧八坂村が大町市と合併したので、上の写真に写っている犀川まで大町市の範囲が広がった(などということは県外の方にはどうでもいい話でしょうが・・・)。

国道から見下ろす場所に立っている火の見櫓。狛犬にうつつを抜かしてはいるが、ヤグラセンサーは常に感度良好。
国道から脇道に入ってこの火の見櫓の近くまで行った。




火の見櫓全景。3角形の櫓に6角形の屋根と見張り台(平面形)。外付け梯子。3段のブレースのうち、上段だけフラットバー(平鋼)を用い、中下段は輪っか(もとい、リング式ターンバックル)付きの丸鋼を用いている。これは東信・北信に多いタイプ。リングがやけに大きい。見張り台の床面の高さを階段の段数とその間隔から6.5mくらいと推測した。



小さい屋根を櫓の上にちょこんと笠のように乗せている。半鐘には別の円笠を乗せている。雨がかからないようにという配慮に心が和む。  手すりは角型鋼か? よく見ると柱に控えをとって固定していることがわかる。



この写真でもリングが大きいことが分かる。脚部を斜材で補強してあるが、やはりここはアーチ状の部材を用いて欲しいところ。

メンテナンスしているのだろう、錆がほとんど出ていないのは実に好ましい。

国道19号を走行中、次に目にしたのがこの火の見櫓。


565  撮影日150822



 柱頂部を水平部材で繋ぎ、その上に束をたてて屋根を載せるという方法は上の火の見櫓(596)と同じ。屋根は櫓の中心を外し、少し半鐘の方へずらしている。半鐘が屋根の下に入るように、という配慮。

半鐘とともに木槌も吊るしてあるが、脚元の様子を見るとこの火の見櫓は使われてはいないようだ。




 


563 安曇野市明科中条の火の見櫓

2015-08-23 | A 火の見櫓っておもしろい


563 撮影日150822

 この火の見櫓の後ろの建物は国道19号に面している。国道を走っていると一瞬この火の見櫓が目に入るが、いままで観察する機会がなかった。昨日ようやく観察することができた。

ブレースが2段しか入っていない背の低い火の見櫓。3角形の櫓に6角形の屋根と見張り台という、よくある組合せ。

屋根のてっぺんにやや長めの避雷針があり、その付け根に飾りが施されている。蕨手は無い。表面がつるりんちょな半鐘が吊り下げてある。半鐘あっての火の見櫓。たとえ叩かなくなっていても存置して欲しい。見張り台の手すりは丸鋼で簡素につくってあり、飾りは無い。





脚元。正面のみアーチ状の部材を用いて、消防団員の出入りを可能にしている。他の2面にはブレースを設置している。やはり櫓を支える脚部としてのデザインでないとしっくりこない。