上伊那郡辰野町小野 撮影日160718
◎ 辰野町と言えば蛍としだれ栗。マンホール蓋には光る蛍としだれ栗が採用されている。下の大きな花は町の花の福寿草。
上伊那郡辰野町小野 撮影日160718
◎ 辰野町と言えば蛍としだれ栗。マンホール蓋には光る蛍としだれ栗が採用されている。下の大きな花は町の花の福寿草。
塩尻市洗馬小曽部(せばこそぶ)撮影日160717
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下小曽部にて 撮影日160703
◎ 蓋には小曽部 農集排という文字がある。小曽部(こそぶ)は地区名、農集排は農業集落排水の略。小曽部川の上流にある白滝が円くデザインされている。その外側の5角形は塩尻市の花・キキョウ。
上のマンホール蓋の近くに空気弁を収めたボックスの長方形の蓋があった。
周囲をT、⊥を交互に並べた細い帯で縁取り、その内側を幅広の青い帯で囲み、その中にひし形の格子を配し、塩尻市章と「空気弁」の文字を収めている。
塩尻市宗賀桔梗ヶ原公民館前 撮影日160718
◎ 塩尻市のマンホール蓋は中心に塩尻市章を配している。円い市章だからうまく収まっている。地紋はJIS規格模様。
市章はホを4つ円くデザインしているが塩尻を「しほ」じりと読んでいたことに由来するデザインとのこと。
同地で目にした止水栓の蓋 市章を配している。
丸の内オアゾにて 撮影日160711
■ これを「地面の蓋」で取り上げるか、「建築に棲む生き物たち」で取り上げるか迷いましたが、後者にしました。蓋という確信がありませんので。
丸の内オアゾの丸善店内の落ち着いた雰囲気が好きで、東京するたびに立ち寄ります。4階のカフェでコーヒーを飲みながら、買ったばかりの本を少しだけ読むという至福の時を過ごすのです。
マンホール蓋に注目するようになって初めてオアゾの床面の蓋(?)の存在に気がつきました。目から入る視覚的情報は脳に伝わりますが、不思議なことに(別に不思議なことでもないのかな)意識していないと脳はその情報を認識しないようですね。その場合は記憶には残らない、残ったとしてもあいまいな記憶、ということになるのでしょう。この蓋(?)がまさにその通りで、いくつも並んでいるのに今まで意識したことがなく、従って記憶にも残っていませんでした。同じ光景を目にしても記憶に残るものは人それぞれということも頷くことができます。意識しているもの、関心のあるものは人それぞれですから。
で、これは何でしょう・・・。蓋(?)としたのは蓋なのかどうかもわからないからです。単なる床面の装飾的なモノでもなさそうです。オアゾの外にも内部のホールにもいくつもあります。マンホール蓋のダミーを並べて床のデザインに活かした? 本当のところは分かりません。
表面の模様(地紋とすべきでしょうか)は複数ありましたが、そのデザインのひとつがこのトンボたちです。トンボをシンプルな形に捉え、グラフィカルにデザインしています。
トンボの向きはバラバラです。この様を見ていてふと若かりし頃のことが浮かびました。みんなそれぞれ違う将来を見据えていたんだなあ・・・。