透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

小布施の蓋は北斎の天井絵

2017-05-16 | B 地面の蓋っておもしろい


小布施町小布施 撮影日170512

◎ 小布施と言えば葛飾北斎。高井鴻山と親交のあった北斎は晩年になってこの町を訪れ、生涯で4回滞在したとされ、作品を残している。北斎の作品が全国的にも有名な北信濃の観光地の基礎となった。

町のマンホール蓋のデサインには北斎が描いた上町祭屋台の天井絵「男浪図」が採用されている。この絵は1845年、北斎最晩年の86歳の作とされている。

町名などの文字を入れていないのは、この作品を大切に思う町の人たちの気持ちの表われであろう。蓋の上下はこの写真の通りだと思うが絵の向きは左が下のようだ。