透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ドラマ「みをつくし料理帖」私の楽しみは・・・

2017-05-15 | A あれこれ

 NHKの土曜時代ドラマ「みをつくし料理帖」が始まった。高田郁さんの原作が好かったから、ドラマが楽しみだ。

主人公の料理人・澪を演ずるのは黒木華さん。彼女は原作を読んだときに浮かんだイメージに近い。息子を頼って大坂から江戸に出てきたものの、息子は見つからず、澪と一緒に長屋住まいをする芳は安田成美さん。彼女はイメージより若い。

澪に板場を任せるつる家の店主・種市は小日向文世さんが演ずる。澪に優しく接する店主に相応しい雰囲気の俳優だ。それから澪と同じ長屋で暮らしていて、店を手伝うことになるおりょうは、誰だっけ・・・。そう、麻生祐未さんという私が知らない女優。おりょう役には美人過ぎるけれど、次回以降どんな演技をするのか注目したい。

これを恋愛ドラマとしてみるなら、医者の源斉と澪が心惹かれる小松原が気になるところ。このふたりを演じている若手俳優のことは知らないが、小松原は抱いていたイメージから遠い。野生を強く感じてしまう。

全10巻の長編を8回の、そうたった8回のドラマにどう仕立て上げるのか気になるところ。私が原作で最も好きな場面が出てくるのだろうか・・・。

さて、ドラマで江戸のまちが俯瞰的に映し出されたが、その中に火の見櫓が立っていた。切妻屋根の家並みの中に方形(4角錐)屋根がすくっと立っているとよく目立つ。やはり火の見櫓は昔も今もランドマークだ。また、つる家のすぐ近くに枠火の見(屋根の上に設えた火の見梯子)がある。 ドラマでは「はてな飯」を試食してもらうためにそのおにぎりを店の前で配るシーンに枠火の見が映った。もちろん半鐘を吊り下げてある。次回も映るかも知れない。

ヤグラーな私の楽しみ。