■ 毎朝聴くNHKのラジオ深夜便、今朝(19日)4時過ぎからの「明日へのことば」のコーナーに女流講談師の神田 紅さんがゲスト出演していた。
女優を経て講談師になるまでのエピソード、師匠の神田山陽の教え、近況などを、神田さんはさすが語りのプロ、テンポよく語っていた。
神田さんは師匠の「万芸一芸を生ず」という言葉を座右の銘にしているという。「一芸万芸に通ず」という言葉は耳にしたことがあるが、万芸一芸を生ずという言葉を聞くのは初めてだった。いろんな芸が一つの芸に収斂していく、というか活きるということだろか。
二兎を追う者は一兎をも得ず、多芸は無芸、ではないのだ。万芸一芸を生ずという言葉は、僕のような発散型人間にはありがたい。
特定の分野の専門家でなくとも生きる道は開けている。専門分化した各領域を繋ぐ役割を果たすことができるような人材も今の世の中、必要とされている・・・、箍(たが)が無ければ桶にはならない。これは好い。我ながら好い言葉を思いついたものだ。いやこんなことを書くつもりではなかった。
今朝の神田 紅さんの話しは僕のような発散型人間にはありがたい、ちょっと元気になる内容だった。そう、このことを書いておきたかっただけ。