■ これ何だか分かりますか?
昔は家の中に囲炉裏があって、自在鉤(じざいかぎ)が吊り下げてありました。そう、上の写真はすべて鉄でできた自在鉤です。
先日、知り合いのOさんの事務所にお邪魔した際、この自在鉤を見せていただきました。Oさんのおじいさんがつくられたものだそうです。スゴイです。鉄でこんな造形ができるなんて。Oさんのおじいさんの腕、技術もスゴイですが、鉄もスゴイです。
鉄は昔から、それこそ数千年の昔から人びとの暮らしを支えてきました。でも・・・、私は鉄のことをよく知らない、いや何も知らない。火の見櫓もマンホール蓋も鉄の造形だというのに。
で、書店で手にしたのが『人はどのように鉄を作ってきたか 4000年の歴史と製鉄の原理』永田和宏/講談社ブルーバックス です。書名の通り、鉄の歴史、製鉄について詳しくそして分かりやすく書かれた本です。
書店で書棚から私に声をかけてくれた、そんな感じでこの本と出合いました。