透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

解体撤去される火の見櫓

2023-11-22 | A 火の見櫓っておもしろい


撮影日:2021.03.07


撮影日:2021.03.07

 今年(2023年)5月27日付 市民タイムスに松本市で火の見櫓の撤去が進められていること、本年度中に10基前後の解体が予定されていることなどを報じる記事が掲載された。その後、松本市役所の消防防災課を訪ねて、解体撤去が予定されている火の見櫓が約60基あるということを聞いた。


撮影日:2023.11.21 火の見櫓の下部解体中

偶々18日に所用で松本市笹賀のこの火の見櫓の近くを車で通った時、仮囲いされていることに気がついた。昨日(21日)改めて行ってみると、既に火の見櫓の上部が解体されていた。この火の見櫓も解体撤去予定のリストに入っているのだろう。


撮影日:2023.11.22 火の見下の倉庫解体中

今日(22日)の午前中も行ってみた。解体が進み、火の見櫓はほぼ撤去され、火の見下の倉庫の撤去作業中だった。倉庫の外壁から火の見櫓の脚が出ている。そう、解体された火の見は貫通やぐらだった。

倉庫はコンクリートブロック積みの壁の上にALC版を敷き、折板で屋根を葺くという構造。設置されていた銘板により、火の見櫓は1955年(昭和30年)4月に建設されたことが分かっている。あと2年で古希だった・・・。

解体工事は今日中に終了するようだ。


 


火の見が消えた

2023-11-22 | A 火の見櫓っておもしろい

 
撮影日:2020.09.05(左)            2023.11.21(右)   

 また1基、火の見櫓が消えた・・・。

数日前、この近くの県道を走行していて、火の見櫓が風景から消えていることに気がついた。昨日21日、改めて様子を見に行ってきた。道路山水的風景に火の見櫓が立つ様は魅力的で何回かスケッチしている。

火の見櫓が消えてしまうと、風景の魅力が半減してしまうことがこうして写真を並べてみるとよく分かる。ランドマークを失って凡庸になってしまった風景・・・。