透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

下諏訪町のマンホール蓋

2024-02-28 | B 地面の蓋っておもしろい




下諏訪町の諏訪大社下社秋宮から程近いところに立っている火の見櫓(別稿)をバックにマンホール蓋を撮った。

古いタイプのマンホール蓋。下諏訪町の木、サクラの花を蓋一面に配している(過去ログ)。軽とあるがこれは軽荷重用。


歩は歩行用で車道に設置されることはない。


 


下諏訪町の火の見櫓 屋根は木造

2024-02-28 | A 火の見櫓っておもしろい


1493 諏訪郡下諏訪町 火の見櫓3柱1構面梯子型 2024.02.28

 この火の見櫓は諏訪大社下社秋宮から程近い(200mくらい離れた)所に立っている。


①と反対方向から全形を見る。






屋根を見て、下り棟を珍しい納め方にしていることに気がついた。厚めの鋼板で屋根をつくる場合にはこのようなことはしない。


なんと屋根は木造だった。3本のアングル(等辺山形鋼)の柱の頂部を同材で水平に繋ぎ、その上に木造の軒桁を載せている。そこへ梁を1本渡して、中央に真束を立てて扇垂木(扇状に架けた垂木)の上端を受けている。野地板を張っているので、屋根葺き材は薄い鋼板(厚さ0.35か)でよい。これで下り棟の納め方に合点がいった。木造の屋根は京都の伏見で見て以来だ(過去ログ)。


梯子桟の下2段は撤去されているが、端部だけ残している。なぜ? 小さい子どもは上れないように、大人の消防団員は上れるように、という工夫。

興奮して何枚も写真を撮ったのはずいぶん久しぶり。


 


下諏訪町の火の見櫓

2024-02-28 | A 火の見櫓っておもしろい

 下諏訪町で鉄腕アトムをデザインしたマンホール蓋を設置するということを知ったのはいつ頃だっただろう・・・。ここ数日、テレビも新聞もこのニュースを報じていて、21日に諏訪大社下社の春宮と秋宮の近くに設置されたことを知った。春宮と秋宮の近くにはまだ見ていない火の見櫓が立っていることも分かり(*1)、今日(28日)、ふた活とヤグ活をしてきた。

本稿からその成果を載せていく。



1492 諏訪郡下諏訪町 2024.02.28 火の見梯子控え柱付き

初見の火の見櫓は昨年(2023年)の11月19日に茅野市玉川で見て以来。諏訪大社下社春宮から徒歩で5分くらいのところに立っている。近くに万治の石仏がある。


この火の見櫓のタイプ分けは悩ましい。火の見梯子控え柱付きとするか火の見櫓3柱1構面梯子とするか判断に迷う。横架材で手前の梯子と後ろの柱を繋いでいることとブレースを設置していることから後者、火の見櫓3柱1構面梯子とする。いや、第一印象から火の見梯子控え柱付き、か。


半鐘の上の切妻屋根に注目。束に天秤状に水平部材を付け、その先端を繋いで屋根の先の方を支えている。


*1 某タヌキさんの「火の見櫓をさがして」で知った。某(それがし)さんはご自身のブログに長野県内の火の見櫓を市町村毎に網羅的に掲載しておられる。