■ 12日は都内のホテルに宿泊した。翌朝、山手線西日暮里駅近くの諏訪(諏方)神社へ。久しぶりに狛犬を観察した。
江戸後期、1809年(文化6年)生まれの狛犬。古い狛犬は総じて彫りがすばらしい。 目や口に色を付けることで顔の印象が変わってしまっている。無彩色の方が好み、狛犬には彩色しない方が良いと個人的には思う。向かって右側が獅子、左側が狛犬だが、その狛犬の大きな角が折れてしまっているのは残念。
拝殿
拝殿前の青銅製の狛犬
この狛犬の来歴が台座に彫ってあるようだが、見落とした。やはり落ち着いてきちんと観察しなければいけない。この狛犬を紹介しているサイトを参照させていただいた。
文化6年(1809年) 石彫狛犬 れ組頭中にて奉納
大正12年(1923年)9月 関東大震災破損修理
昭和20年(1945年)5月 戦災破損修理
昭和43年(1968年)5月 青銅狛犬再建
神社の案内板の説明に**日暮里・谷中の総鎮守として広く信仰を集めた**とあるが、地元の人たちがこの神社を大切に思っていることが、この狛犬の来歴からもうかがえる。